今の静岡市
静岡県の中部にあり、駿河湾から静岡平野・清水平野を経て、赤石山脈(南アルプス)の県境まで南北に長く広がる政令指定都市です。葵区・駿河区・清水区の3区があり、市域のおよそ8割は森林です。徳川家康ゆかりの駿府城の城下町と、清水港の港町という二つの中心をもちます。県の中部の商業とビジネスの中心で、茶やワサビの産地としても知られます。
今の静岡市の区域の人口は、2020年の国勢調査で693,389人です。今の区域で数えた1980年の727,260人とくらべると4.7%減り、人口は1990年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は30.7%です。
主な産業:商業・サービス業のほか、清水港の物流、プラモデルなどの製造業、茶の栽培が盛んです。
特産品・名産
- 静岡茶市内の山あいで作られる茶
- 石垣イチゴ久能の海沿いの石垣で育てるイチゴ
- ワサビ安倍奥の有東木がワサビ栽培の発祥地とされる
- プラモデル模型メーカーが集まる模型のまち
- マグロ清水港で水揚げされ、缶詰にも加工される
見どころ・祭り
- 三保の松原世界遺産・富士山の構成資産。清水区
- 駿府城徳川家康が築き、晩年を過ごした城の跡
- 久能山東照宮国宝に指定されている
- 日本平有度山の上の景勝地。夜景でも知られる
- 登呂遺跡弥生時代の集落と水田の遺跡
木ハナミズキ花タチアオイ鳥カワセミ静岡市の木・花・鳥
静岡市のなりたち
静岡市(しずおかし)は、静岡県中部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、37の町村がありました。江尻町・辻町・入江町・三保村・不二見村・豊田村・安東村・大里村・賎機村・千代田村・麻機村・久能村・長田村・大谷村・西奈村・飯田村・高部村・有度村・美和村・中藁科村・服織村・南藁科村・両河内村・小島村・庵原村・興津町・袖師村・井川村・梅ケ島村・玉川村・大河内村・大川村・清沢村・清水町・蒲原町・由比町・静岡市です。これらの町村が、16回の合併や編入を経て、今の静岡市になりました。
今の名前「静岡市」は、1920年にあった静岡市の名前を受け継いでいます。ほかの36の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。
1920年の時点で、この区域の町村は安倍郡・庵原郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、庵原郡は2008年(平成20年)11月1日に廃止されました。
「静岡市」という名前
江戸時代までこの地は「府中」と呼ばれ、徳川家康が晩年を過ごした駿府城の城下町でした。1869年(明治2年)、「府中」が明治政府への「不忠」に通じるとして、名前を改めることになりました。はじめは駿府城の北にある賤機山にちなんで「賤ヶ丘」とする案が出ましたが、「賤」の字の意味がよくないとされ、駿府学問所の向山黄村の案で「静岡」と決まったと伝えられています。
まちの成り立ち
1889年(明治22年)4月1日、静岡の城下町が市制を施行して静岡市となりました。周りの安倍郡・有渡郡・庵原郡には多くの村が生まれ、港町の清水には清水町と入江町が置かれました。
静岡市は、昭和のはじめから周りの村を次々に編入します。1928年(昭和3年)の豊田村に始まり、1929年に大里村・安東村、1932年に賤機村、1934年に大谷・久能・長田・千代田・麻機の5村、1948年に西奈村、1955年に美和・服織・中藁科・南藁科の4村が加わりました。1969年(昭和44年)には安倍川上流の大河内・梅ヶ島・玉川・井川・清沢・大川の6村を編入し、南アルプスまで広がる市になりました。
清水では、1924年(大正13年)1月に入江町が江尻町と辻町を編入し、2月11日に清水町・入江町・不二見村・三保村が合併して清水市が生まれました。清水市は1954年に飯田村と高部村、1955年に有度村、1961年(昭和36年)に袖師町・興津町・小島村・両河内村・庵原村を編入しています。
2003年(平成15年)4月1日、静岡市と清水市が合併して新しい静岡市が生まれ、2005年(平成17年)4月1日に政令指定都市となって葵区・駿河区・清水区が置かれました。その後、2006年に蒲原町、2008年(平成20年)に由比町を編入し、今の市域になっています。
年表
- 1889年4月1日明治22年市制の施行により、有渡郡・安倍郡にまたがる静岡の城下町と有渡郡南安東村の一部で静岡市が発足した。種類:市制施行 出典:Wikipedia
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、安倍郡に千代田村・安東村・麻機村・南賤機村・北賤機村・大河内村・梅ヶ島村・玉川村・井川村・美和村・服織村・中藁科村・南藁科村・清沢村・大川村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、有渡郡に清水町・入江町・有度村・不二見村・三保村・大谷村・久能村・豊田村・大里村・長田村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、庵原郡に蒲原町・由比町・興津町・江尻町・小島村・両河内村・庵原村・袖師村・飯田村・高部村・西奈村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1893年4月9日明治26年庵原郡江尻町の一部(辻)が分かれて辻村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
- 1896年4月1日明治29年郡制の施行に向けて有渡郡が安倍郡に合わされ、清水町・入江町・有度村・不二見村・三保村・大谷村・久能村・豊田村・大里村・長田村は安倍郡に所属を変えた。種類:郡の変更 出典:Wikipedia
- 1909年7月1日明治42年安倍郡南賤機村が分割され、安西などが静岡市に編入され、残りは北賤機村に編入された。北賤機村は賤機村に改称した。種類:分割 出典:Wikipedia
- 1918年8月1日大正7年庵原郡辻村が町制を施行して辻町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1924年1月31日大正13年庵原郡の江尻町と辻町が安倍郡入江町に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1924年2月11日大正13年安倍郡の清水町・入江町・不二見村・三保村が合併し、清水市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 1928年10月1日昭和3年安倍郡豊田村が静岡市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1929年3月1日昭和4年安倍郡の大里村と安東村が静岡市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1932年4月1日昭和7年安倍郡賤機村が静岡市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1934年10月1日昭和9年安倍郡の大谷村・久能村・長田村・千代田村・麻機村が静岡市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1948年4月8日昭和23年庵原郡袖師村が町制を施行して袖師町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
- 1948年4月10日昭和23年庵原郡西奈村が静岡市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1954年2月11日昭和29年庵原郡飯田村が清水市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1954年4月1日昭和29年庵原郡高部村が清水市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1955年4月1日昭和30年安倍郡有度村が清水市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1955年6月1日昭和30年安倍郡の美和村・服織村・中藁科村・南藁科村が静岡市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1961年6月29日昭和36年庵原郡の袖師町・興津町・小島村・両河内村・庵原村が清水市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 1969年1月1日昭和44年安倍郡の大河内村・梅ヶ島村・玉川村・井川村・清沢村・大川村が静岡市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 2003年4月1日平成15年静岡市と清水市が合併し、改めて静岡市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
- 2005年4月1日平成17年静岡市が政令指定都市に移行し、葵区・駿河区・清水区を設けた。種類:その他 出典:Wikipedia
- 2006年3月31日平成18年庵原郡蒲原町が静岡市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
- 2008年11月1日平成20年庵原郡由比町が静岡市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。