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御殿場市ごてんばし

1920年には6の町村だった区域が、2回の合併・編入を経て、今の御殿場市になりました。

6町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の御殿場市

静岡県の東部、富士山と箱根に挟まれた高原にあるまちです。標高が高く、気候は冷涼で雨が多めです。南部は黄瀬川、北部は鮎沢川の流域で、御殿場駅付近が二つの川の分水界にあたります。市域は集落地、山地、演習地がそれぞれ約3分の1ずつです。富士登山や箱根へ向かう拠点として栄え、別荘地や観光施設が多く集まります。

今の御殿場市の区域の人口は、2020年の国勢調査で86,614人です。今の区域で数えた1980年の69,261人とくらべると25.1%ふえ、人口は2010年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は25.8%です。

86,614人人口(2020年)
+25.1%1980年からの増減
194.9km²面積(国土地理院)
444人/km²人口密度
25.8%65歳以上の割合
89,0301980199020052020
15歳未満 13.2%15〜64歳 61.1%65歳以上 25.8%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:稲作などの農業、駒門工業団地などの工業、観光業が盛んです。

特産品・名産

  • ごてんばこしひかり富士山の伏流水を使って作るコシヒカリ
  • 水かけ菜冬の水田で育て、漬物にする野菜
  • 金華豚中国から導入した豚。ハムなどに加工

見どころ・祭り

  • 秩父宮記念公園秩父宮夫妻の元別邸を整備した公園
  • 深沢城跡戦国期の城跡で、静岡県の史跡
  • 吾妻神社家康ゆかりの御殿の跡とされ、地名の由来の地
  • 御殿場プレミアム・アウトレット日本最大級のアウトレットモール
  • 富士山御殿場口砂走りの下山道で知られる富士登山口

木けやき花ふじざくら鳥くろつぐみ御殿場市の木・花・鳥

御殿場市のなりたち

御殿場市(ごてんばし)は、静岡県東部地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、6の町村がありました。玉穂村・原里村・印野村・富士岡村・高根村・御殿場町です。これらの町村が、2回の合併や編入を経て、今の御殿場市になりました。

今の名前「御殿場市」は、1920年にあった御殿場町の名前を受け継いでいます。ほかの5の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の御殿場町が約28km²だったのに対し、今の御殿場市は約193km²と、およそ7.0倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は駿東郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧富士岡村の区域には富士岡駅(御殿場線)があります。

61920年の町村の数
2回合併・編入の回数
195km²今の面積
1956年いちばん新しい合併

「御殿場市」という名前

「御殿場」の名は、徳川家康にゆかりの御殿が置かれたことから生まれたとされます。1616年(元和2年)に亡くなった家康の遺体を久能山から日光へ移すとき、仮の御殿を建てて安置したという話が伝わり、御殿の場所は今の吾妻神社のあたりとされます。御殿を建てるために集められた人々が住みつき、御殿新村(御殿場村)ができたといわれます。1889年(明治22年)の町村制では、他の村への配慮から古い地名の「御厨町」が町名に選ばれましたが、すでに御殿場駅があったことなどから、1914年(大正3年)に御殿場町と改めました。

まちの成り立ち

平安時代の後期、この一帯には伊勢神宮の荘園「大沼鮎沢御厨」が置かれ、それから御殿場や小山のあたりは「御厨」と呼ばれるようになりました。戦国時代には今川・北条・武田の三氏が争う境目となり、深沢城をめぐる戦いが知られます。江戸時代は小田原藩の領地でしたが、1707年(宝永4年)の宝永噴火で大きな被害を受け、一時は幕府の直轄地になりました。

1889年(明治22年)2月に東海道線(今の御殿場線)が通って御殿場駅ができ、4月1日の町村制で、駿東郡に御厨町・玉穂村・原里村・印野村・富士岡村・高根村が生まれました。御厨町は1914年(大正3年)8月1日に御殿場町と改称しています。富士登山の入り口や避暑地としてにぎわい、1912年(明治45年)には陸軍の演習場も開かれました。

1955年(昭和30年)2月11日、御殿場町・玉穂村・原里村・印野村・富士岡村の5町村が合併して、御殿場市が生まれました。1956年(昭和31年)1月1日には高根村を編入し、1957年(昭和32年)9月1日には小山町の古沢地区も加わって、今の市の形になりました。合併のとき、富士山のすそ野の共有地は地元で管理を続けるため、御殿場・原里・玉穂・印野などに財産区が置かれています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、駿東郡に御厨町・玉穂村・原里村・印野村・富士岡村・高根村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1914年8月1日大正3年駿東郡御厨町が御殿場町に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  3. 1955年2月11日昭和30年駿東郡の御殿場町・玉穂村・原里村・印野村・富士岡村が合併し、御殿場市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  4. 1956年1月1日昭和31年駿東郡高根村が御殿場市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  5. 1957年9月1日昭和32年駿東郡小山町大字古沢(旧北郷村)の区域が御殿場市に編入された。種類:一部編入 出典:www.fuji-oyama.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

御殿場町→御殿場市1914〜今
高根村1889〜1956
玉穂村1889〜1955
原里村1889〜1955
印野村1889〜1955
富士岡村1889〜1955同じ名前の駅:富士岡駅

参考にした資料