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多賀町たがちょう

1920年には5の町村だった区域が、2回の合併・編入を経て、今の多賀町になりました。

5町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の多賀町

滋賀県の東部、鈴鹿山脈の山々から湖東平野へ広がる町です。芹川と犬上川が山間の集落を流れ、東側で岐阜県と三重県に接しています。平野部の多賀大社を中心に門前町が育ち、絵馬通りには参拝者を迎える店が並びます。山地には河内の風穴などの石灰岩地形があり、農地ではそばや多賀にんじんが栽培されています。平野部には企業の生産拠点となる工業団地もあります。

今の多賀町の区域の人口は、2020年の国勢調査で7,274人です。今の区域で数えた1980年の9,284人とくらべると21.7%減り、人口は1985年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は35.2%です。

7,274人人口(2020年)
−21.7%1980年からの増減
135.77km²面積(国土地理院)
54人/km²人口密度
35.2%65歳以上の割合
9,3531980199020052020
15歳未満 13.9%15〜64歳 50.9%65歳以上 35.2%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:工業団地に企業の生産拠点が集まり、農林業と多賀大社を中心とする観光も営まれています。

特産品・名産

  • 多賀そば町内で栽培されるそば
  • 多賀にんじん町に伝わる伝統野菜
  • 糸切り餅多賀大社の門前で親しまれる銘菓

見どころ・祭り

  • 多賀大社伊邪那岐大神と伊邪那美大神をまつる
  • 河内の風穴石灰岩の山に開く県指定天然記念物
  • 胡宮神社社務所庭園青龍山を背景にした国指定名勝
  • 大瀧神社犬上川沿いの滝の宮と呼ばれる神社

木スギ花ササユリ鳥ウグイス多賀町の木・花・鳥

多賀町のなりたち

多賀町(たがちょう)は、滋賀県湖東地域の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、5の町村がありました。芹谷村・久徳村・脇ケ畑村・大滝村・多賀村です。これらの町村が、2回の合併や編入を経て、今の多賀町になりました。

今の名前「多賀町」は、1920年にあった多賀村の名前を受け継いでいます。ほかの4の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の多賀村が約11km²だったのに対し、今の多賀町は約134km²と、およそ12.6倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は犬上郡に属していました。

51920年の町村の数
2回合併・編入の回数
136km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「多賀町」という名前

「多賀」は、古事記にも記された古い地名です。平安時代には「田鹿」「多何」などの表記もあり、「タカ」と呼ばれていたと考えられています。「多賀」の表記と「タガ」の読みが広まったのは鎌倉時代とされます。近代には多賀村がこの名を受け継ぎ、1941年に久徳村・芹谷村との合併で多賀町となりました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日の町村制施行で、今の町域には犬上郡多賀村・久徳村・芹谷村・脇ヶ畑村・大滝村の五つの村が発足しました。多賀村は、多賀・四手・敏満寺・八重練・大岡・土田・猿木の村々がまとまった自治体です。多賀大社の門前を中心とする平野部と、芹川・犬上川の上流に広がる山間部が、それぞれの村の暮らしを育んでいました。

1941年(昭和16年)11月3日、多賀村・久徳村・芹谷村が新設合併し、多賀町が発足しました。多賀大社の門前から芹川沿いの地域までが、一つの町にまとまりました。

昭和の大合併では、1955年(昭和30年)4月1日、旧多賀町と大滝村・脇ヶ畑村が新設合併しました。新しい多賀町は、犬上川沿いの山村や鈴鹿山脈の集落を含む、現在の町域となりました。町章の下部にある三つの支点には、この三町村が新しい町を支え合う意味が込められています。

町には、古い信仰の場である多賀大社や、山に囲まれた田畑と集落が受け継がれています。芹川・犬上川の流域では農林業が営まれ、平野部には工業団地も整備されました。門前の絵馬通りには古い家々を生かした店が並び、参拝と地域の暮らしが続いています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、犬上郡に多賀村・久徳村・芹谷村・脇ヶ畑村・大滝村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  2. 1941年11月3日昭和16年犬上郡多賀村・久徳村・芹谷村が合併し、多賀町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  3. 1955年4月1日昭和30年犬上郡多賀町・大滝村・脇ヶ畑村が合併し、新しい多賀町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

多賀村→多賀町1889〜今
脇ケ畑村1889〜1955
大滝村1889〜1955
芹谷村1889〜1941
久徳村1889〜1941

参考にした資料