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米原市まいばらし

1920年には12の町村だった区域が、8回の合併・編入を経て、今の米原市になりました。

12町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の米原市

滋賀県の北東部、伊吹山の麓から琵琶湖の東岸にかけて広がる市です。東海道新幹線と在来線が交わる米原駅が交通の玄関口となり、中山道の醒井宿・柏原宿には街道の面影が残っています。地蔵川の清流や伊吹山の自然、山里の田園が身近にあり、伊吹そばや伊吹大根、近江真綿など土地に根づいた産物を育んできました。交通の結節点と、湧水・山・湖の暮らしが重なるまちです。

今の米原市の区域の人口は、2020年の国勢調査で37,225人です。今の区域で数えた1980年の39,335人とくらべると5.4%減り、人口は2000年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は30.1%です。

37,225人人口(2020年)
−5.4%1980年からの増減
250.39km²面積(国土地理院)
149人/km²人口密度
30.1%65歳以上の割合
41,2511980199020052020
15歳未満 12.9%15〜64歳 57.0%65歳以上 30.1%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:伊吹そば・伊吹大根などの農業、近江真綿の加工、伊吹山や街道の歴史を生かす観光があります。

特産品・名産

  • 伊吹そば伊吹在来種のそばを用いる郷土の味
  • 伊吹大根伊吹地域で育まれた伝統野菜
  • 近江真綿繭を引き伸ばして作る伝統の素材

見どころ・祭り

  • 伊吹山山麓の文化と自然を育む名峰
  • 醒井宿・地蔵川湧水と清流が流れる中山道の宿場
  • 青岸寺庭園と寺の歴史にふれる
  • 柏原宿街道の暮らしと商いを伝える宿場

米原市のなりたち

米原市(まいばらし)は、滋賀県湖北地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、12の町村がありました。法性寺村・日撫村・息長村・大原村・東黒田村・柏原村・東草野村・春照村・醒井村・息郷村・伊吹村・入江村です。これらの町村が、8回の合併や編入を経て、今の米原市になりました。

今の名前「米原市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの12の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の入江村が約10km²だったのに対し、今の米原市は約248km²と、およそ23.8倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は坂田郡・東浅井郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、坂田郡は2005年(平成17年)10月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧柏原村の区域には柏原駅(東海道本線)があります。

121920年の町村の数
8回合併・編入の回数
250km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「米原市」という名前

市名は、合併時の公募で多くの意見が寄せられた「米原」を採用したものです。新幹線の停車駅として全国的に知られていたことが、選定の理由となりました。旧米原町は「まいはら」と読みましたが、新市は駅名で親しまれた「まいばら」を選びました。山東町・伊吹町・米原町の合併で2005年に発足し、同じ年に近江町も加わりました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日、坂田郡に柏原村・大原村・東黒田村・春照村・伊吹村・醒井村・南箕浦村・入江村・息長村・法性寺村、東浅井郡に東草野村が発足しました。南箕浦村は1890年3月15日に息郷村へ改称しました。1894年12月1日、息長村の顔戸・高溝・船崎が分かれて日撫村が成立しました。1897年3月1日には法性寺村の加田・加田今から神田村が分立し、後に長浜市へ合流しました。

1923年11月15日、入江村が町となって米原町へ改称しました。1942年4月1日、法性寺村と日撫村が合併して坂田村となりました。1955年4月1日には息長村と坂田村が合併して近江町が発足し、7月10日には柏原村・大原村・東黒田村が合併して山東町となりました。

1956年9月1日、春照村・伊吹村・東草野村が合併し、坂田郡伊吹村が発足しました。同日、米原町・醒井村・息郷村も新設合併しました。伊吹村は1971年2月1日に伊吹町となりました。2005年(平成17年)2月14日、米原町・山東町・伊吹町が新設合併して米原市が生まれ、10月1日に近江町を編入しました。中山道の宿場、伊吹山麓の農村、湖辺の集落と鉄道の結節点が一つの市にまとまりました。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年坂田郡柏原村・大原村・東黒田村・春照村・伊吹村・醒井村・南箕浦村・入江村・息長村・法性寺村と、東浅井郡東草野村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  2. 1890年3月15日明治23年坂田郡南箕浦村を息郷村に改称した。種類:改称 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  3. 1894年12月1日明治27年坂田郡息長村の顔戸・高溝・船崎から日撫村が分立した。種類:分割 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  4. 1897年3月1日明治30年坂田郡法性寺村の加田・加田今から神田村が分立した。種類:分割 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  5. 1923年11月15日大正12年坂田郡入江村が町制を施行し、米原町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  6. 1942年4月1日昭和17年坂田郡法性寺村・日撫村が新設合併し、坂田村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  7. 1943年4月1日昭和18年法性寺村から分立した坂田郡神田村が、同郡長浜町・西黒田村・六荘村・南郷里村・北郷里村・神照村と新設合併し、長浜市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  8. 1955年4月1日昭和30年坂田郡息長村・坂田村が新設合併し、近江町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  9. 1955年7月10日昭和30年坂田郡柏原村・大原村・東黒田村が新設合併し、山東町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  10. 1956年9月1日昭和31年坂田郡春照村・伊吹村と東浅井郡東草野村が新設合併し、坂田郡伊吹村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  11. 1956年9月1日昭和31年坂田郡米原町・醒井村・息郷村が新設合併し、新たな米原町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  12. 1971年2月1日昭和46年坂田郡伊吹村が町制を施行し、伊吹町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  13. 2005年2月14日平成17年坂田郡米原町・山東町・伊吹町が新設合併し、米原市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  14. 2005年10月1日平成17年坂田郡近江町を米原市へ編入した。種類:編入 出典:www.pref.shiga.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

入江村→米原町→米原市1889〜今
近江町1955〜2005
息長村1889〜1955
坂田村1942〜1955同じ名前の駅:坂田駅
法性寺村1889〜1942
日撫村1896〜1942
伊吹村→伊吹町1889〜2005
東草野村1889〜1956
春照村1889〜1956
山東町1955〜2005
大原村1889〜1955
東黒田村1889〜1955
柏原村1889〜1955同じ名前の駅:柏原駅
醒井村1889〜1956
息郷村1891〜1956

参考にした資料