今の長浜市
琵琶湖の北東岸から伊吹山系の山々へ広がる湖北の市です。秀吉が築いた城下町の商家や黒壁の町並み、竹生島の信仰、小谷城跡と戦国の歴史が各地に残っています。姉川・高時川が流れる平野には田園が広がり、北部の山里には観音堂や伝統の暮らしが受け継がれています。浜ちりめんやビロード、もぐさなどの地場産業と機械・化学などの製造業が並び、歴史や湖辺を訪ねる観光もまちを支えています。
今の長浜市の区域の人口は、2020年の国勢調査で113,636人です。今の区域で数えた1980年の119,988人とくらべると5.3%減り、人口は2005年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は29.3%です。
主な産業:浜ちりめん・ビロード・もぐさの地場産業に、機械・化学などの製造業と観光が加わります。
特産品・名産
- 浜ちりめん長浜で織り継がれる絹織物
- ビロード織物産地の技術を伝える布地
- もぐさ市北東部で受け継がれる薬草加工品
見どころ・祭り
- 黒壁スクエア商家の町並みとガラス工芸の拠点
- 竹生島琵琶湖に浮かぶ信仰の島
- 小谷城跡浅井氏の山城があった史跡
- 豊公園長浜城跡に広がる琵琶湖畔の公園
木ケヤキ花ウメ長浜市の木・花
長浜市のなりたち
長浜市(ながはまし)は、滋賀県湖北地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、31の町村がありました。神照村・北郷里村・南郷里村・六荘村・西黒田村・神田村・田根村・下草野村・湯田村・七尾村・杉野村・高時村・伊香具村・北富永村・古保利村・南富永村・片岡村・丹生村・小谷村・速水村・七郷村・塩津村・永原村・上草野村・竹生村・大郷村・朝日村・余呉村・木之本町・虎姫村・長浜町です。これらの町村が、14回の合併や編入を経て、今の長浜市になりました。
今の名前「長浜市」は、1920年にあった長浜町の名前を受け継いでいます。ほかの30の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。
1920年の時点で、この区域の町村は伊香郡・坂田郡・東浅井郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、伊香郡は2010年(平成22年)1月1日に廃止されました、坂田郡は2005年(平成17年)10月1日に廃止されました。
消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧永原村の区域には永原駅(湖西線)があります。旧余呉村の区域には余呉駅(北陸本線)があります。旧虎姫村の区域には虎姫駅(北陸本線)があります。
「長浜市」という名前
長浜の名は、羽柴秀吉が天正年間に今浜を改めたことに始まります。秀吉はこの地に城を築き、商人を集めて楽市を開き、城下町を整えました。琵琶湖の港と北国街道に支えられた町の名は、近代の長浜町、長浜市へと受け継がれています。2006年の浅井町・びわ町との合併でも長浜市の名を引き継ぎ、2010年には湖北の六町を編入しました。
まちの成り立ち
1889年(明治22年)4月1日、坂田郡に長浜町・西黒田村・六荘村・南郷里村・北郷里村・神照村と、後の神田村区域を含む法性寺村が発足しました。東浅井郡には上草野・下草野・七尾・湯田・田根・竹生・南福・虎姫・小谷・速水・朝日の各村、伊香郡には北富永・南富永・古保利・七郷・杉野・高時・木之本・伊香具・余呉・丹生・片岡の各村、西浅井郡には塩津村・永原村が置かれました。1890年に南福村は大郷村へ改称しました。1897年3月に法性寺村の加田・加田今が神田村として分立し、4月に西浅井郡は伊香郡へ統合されました。木之本村は1918年、虎姫村は1940年に町となりました。
1943年4月、長浜町と西黒田・六荘・南郷里・北郷里・神照・神田の六村が合併し長浜市が発足しました。6月に木之本町へ編入された伊香具村は1948年に再び分立しました。1954年には下草野・七尾・湯田・田根から浅井町、北富永・南富永・古保利から高月町、木之本町・杉野・高時・伊香具から木之本町、余呉・丹生・片岡から余呉村が成立しました。
1955年には小谷・速水から湖北町、塩津・永原から西浅井村が生まれ、七郷村は高月町へ編入されました。1956年には木之本町の高野が高月町へ、上草野村が浅井町へ移り、竹生・大郷からびわ村、湖北町・朝日村から湖北町が成立しました。びわ村・余呉村・西浅井村は1971年に町となりました。2006年2月13日、長浜市・浅井町・びわ町が新設合併しました。2010年1月1日、虎姫・湖北・高月・木之本・余呉・西浅井の六町を編入し、現在の市域となりました。
年表
- 1889年4月1日明治22年坂田郡の長浜町・西黒田村・六荘村・南郷里村・北郷里村・神照村・法性寺村(後の神田村区域を含む)、東浅井郡の上草野村・下草野村・七尾村・湯田村・田根村・竹生村・南福村・虎姫村・小谷村・速水村・朝日村、伊香郡の北富永村・南富永村・古保利村・七郷村・杉野村・高時村・木之本村・伊香具村・余呉村・丹生村・片岡村、西浅井郡の塩津村・永原村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1890年3月15日明治23年東浅井郡南福村を大郷村に改称した。種類:改称 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1897年3月1日明治30年坂田郡法性寺村の加田・加田今から神田村が分立した。種類:分割 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1897年4月1日明治30年西浅井郡を伊香郡に統合し、塩津村・永原村の所属郡を伊香郡に変更した。種類:郡の変更 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1918年4月1日大正7年伊香郡木之本村が町制を施行し、木之本町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1940年12月10日昭和15年東浅井郡虎姫村が町制を施行し、虎姫町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1943年4月1日昭和18年坂田郡長浜町・西黒田村・六荘村・南郷里村・北郷里村・神照村・神田村が新設合併し、長浜市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1943年6月1日昭和18年伊香郡伊香具村を木之本町へ編入した。種類:編入 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1948年5月10日昭和23年伊香郡木之本町から伊香具村が分立した。種類:分割 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1954年10月1日昭和29年東浅井郡下草野村・七尾村・湯田村・田根村が新設合併し、浅井町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1954年12月1日昭和29年伊香郡北富永村・南富永村・古保利村が新設合併し、高月町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1954年12月1日昭和29年伊香郡木之本町・杉野村・高時村・伊香具村が新設合併し、新たな木之本町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1954年12月15日昭和29年伊香郡余呉村・丹生村・片岡村が新設合併し、新たな余呉村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1955年1月1日昭和30年東浅井郡小谷村・速水村が新設合併し、湖北町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1955年3月31日昭和30年伊香郡七郷村を高月町へ編入した。種類:編入 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1955年4月1日昭和30年伊香郡塩津村・永原村が新設合併し、西浅井村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1956年4月1日昭和31年伊香郡木之本町の大字高野を高月町へ編入した。種類:一部編入 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1956年5月3日昭和31年東浅井郡上草野村を浅井町へ編入した。種類:編入 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1956年9月25日昭和31年東浅井郡竹生村・大郷村が新設合併し、びわ村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1956年9月30日昭和31年東浅井郡湖北町・朝日村が新設合併し、新たな湖北町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1971年4月1日昭和46年東浅井郡びわ村が町制を施行し、びわ町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1971年4月1日昭和46年伊香郡余呉村が町制を施行し、余呉町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 1971年4月1日昭和46年伊香郡西浅井村が町制を施行し、西浅井町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 2006年2月13日平成18年長浜市と東浅井郡浅井町・びわ町が新設合併し、新たな長浜市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
- 2010年1月1日平成22年東浅井郡虎姫町・湖北町、伊香郡高月町・木之本町・余呉町・西浅井町を長浜市へ編入した。種類:編入 出典:www.pref.shiga.lg.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。