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高島市たかしまし

1920年には17の町村だった区域が、7回の合併・編入を経て、今の高島市になりました。

17町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の高島市

琵琶湖の西岸から比良・野坂の山々へ広がる湖西の市です。安曇川の流域や湖畔には田園が広がり、朽木の山里と京都・北陸を結ぶ鯖街道が地域の歴史を伝えます。海津大崎の桜、メタセコイア並木、針江の生水の暮らし、畑の棚田など、水と緑の風景が多彩です。中江藤樹や高島商人の足跡も残り、万木かぶらや鮒ずし、高島扇骨など土地の産物と手仕事を育んできました。

今の高島市の区域の人口は、2020年の国勢調査で46,377人です。今の区域で数えた1980年の50,926人とくらべると8.9%減り、人口は2000年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は36.1%です。

46,377人人口(2020年)
−8.9%1980年からの増減
693.05km²面積(国土地理院)
67人/km²人口密度
36.1%65歳以上の割合
55,4511980199020052020
15歳未満 10.8%15〜64歳 53.1%65歳以上 36.1%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:米や伝統野菜の農業、織物・扇骨などの地場産業と、湖畔・山里の自然や歴史を生かす観光があります。

特産品・名産

  • 万木かぶら地域に伝わる赤いかぶら
  • 鮒ずし琵琶湖の魚を生かす発酵食
  • 高島扇骨扇子を支える伝統の竹細工

見どころ・祭り

  • 海津大崎湖岸に桜が連なる景勝地
  • メタセコイア並木マキノの道に続く並木の風景
  • 針江生水の郷湧水を使う暮らしを伝える集落
  • 畑の棚田山里に受け継がれる棚田の風景

木サクラ花カキツバタ鳥ヒバリ高島市の木・花・鳥

高島市のなりたち

高島市(たかしまし)は、滋賀県高島地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、17の町村がありました。水尾村・大溝町・広瀬村・安曇村・青柳村・本庄村・三谷村・川上村・剣熊村・西庄村・百瀬村・海津村・饗庭村・新儀村・今津町・朽木村・高島村です。これらの町村が、7回の合併や編入を経て、今の高島市になりました。

今の名前「高島市」は、1920年にあった高島村の名前を受け継いでいます。ほかの16の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の高島村が約30km²だったのに対し、今の高島市は約687km²と、およそ22.7倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は高島郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、高島郡は2005年(平成17年)1月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧安曇村の区域には安曇川駅(湖西線)があります。

171920年の町村の数
7回合併・編入の回数
693km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「高島市」という名前

市名は、合併した五町一村が属していた高島郡の名を受け継いでいます。高島の呼称は古く、万葉集や和名抄にも現れ、和名抄には「太加之萬」と記されます。市の概要は、郡の名が奈良時代ころから使われていたと紹介しています。2005年の合併では、この地域全体を表す歴史ある名前を新市に用い、湖西の山里と湖畔の町々を一つにまとめました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日、高島郡に海津村・剣熊村・西庄村・百瀬村・川上村・今津村・三谷村・朽木村・広瀬村・安曇村・青柳村・本庄村・高島村・大溝村・水尾村・新儀村・饗庭村が発足しました。後に鵜川が高島町へ移る滋賀郡小松村も同日に発足しました。大溝村は1902年11月1日、今津村は1906年12月26日、安曇村は1940年2月11日にそれぞれ町となりました。

1943年4月29日、大溝町・高島村・水尾村が合併して高島町が生まれました。1954年11月3日、安曇町・広瀬村・青柳村・本庄村が合併して安曇川町となりました。1955年1月1日には、海津村・剣熊村・西庄村・百瀬村からマキノ町、今津町・川上村・三谷村から新たな今津町、新儀村・饗庭村から新旭町がそれぞれ発足しました。1956年9月30日、滋賀郡志賀町の鵜川を高島町へ編入しました。

京都と北陸を結ぶ西近江路や若狭街道、琵琶湖の港を通じて人や物が行き交い、湖畔の町や宿場、山村が育ってきました。2005年(平成17年)1月1日、マキノ町・今津町・朽木村・安曇川町・高島町・新旭町が新設合併し、高島市が発足しました。湖西の五町一村がまとまり、中江藤樹ゆかりの地や高島商人の歴史、湖と山の暮らしを受け継いでいます。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年高島郡海津村・剣熊村・西庄村・百瀬村・川上村・今津村・三谷村・朽木村・広瀬村・安曇村・青柳村・本庄村・高島村・大溝村・水尾村・新儀村・饗庭村と、後の鵜川区域を含む滋賀郡小松村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  2. 1902年11月1日明治35年高島郡大溝村が町制を施行し、大溝町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  3. 1906年12月26日明治39年高島郡今津村が町制を施行し、今津町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  4. 1940年2月11日昭和15年高島郡安曇村が町制を施行し、安曇町が成立した。種類:町制施行 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  5. 1943年4月29日昭和18年高島郡大溝町・高島村・水尾村が新設合併し、高島町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  6. 1954年11月3日昭和29年高島郡安曇町・広瀬村・青柳村・本庄村が新設合併し、安曇川町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  7. 1955年1月1日昭和30年高島郡海津村・剣熊村・西庄村・百瀬村が新設合併し、マキノ町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  8. 1955年1月1日昭和30年高島郡今津町・川上村・三谷村が新設合併し、新たな今津町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  9. 1955年1月1日昭和30年高島郡新儀村・饗庭村が新設合併し、新旭町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  10. 1955年10月1日昭和30年滋賀郡和邇村・木戸村・小松村が新設合併し、志賀町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  11. 1956年9月30日昭和31年滋賀郡志賀町の鵜川を高島郡高島町へ編入した。種類:一部編入 出典:www.pref.shiga.lg.jp
  12. 2005年1月1日平成17年高島郡マキノ町・今津町・朽木村・安曇川町・高島町・新旭町が新設合併し、高島市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.shiga.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

高島村→高島町→高島市1889〜今
今津町1906〜2005
三谷村1889〜1955
川上村1889〜1955
朽木村1889〜2005
マキノ町1955〜2005同じ名前の駅:マキノ駅
剣熊村1889〜1955
西庄村1889〜1955
百瀬村1889〜1955
海津村1889〜1955
安曇川町1954〜2005同じ名前の駅:安曇川駅
広瀬村1889〜1954
安曇村→安曇町1889〜1954
青柳村1889〜1954
本庄村1889〜1954
新旭町1955〜2005同じ名前の駅:新旭駅
饗庭村1889〜1955
新儀村1889〜1955
水尾村1889〜1943
大溝町1902〜1943

参考にした資料