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小千谷市おぢやし

1920年には12の町村だった区域が、8回の合併・編入を経て、今の小千谷市になりました。

12町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の小千谷市

新潟県のほぼ中央、中越地方にある市です。信濃川が市内を南から北へ流れ、河岸段丘がよく発達しています。東は東山丘陵、西は西山丘陵に続き、平地は川沿いに広がります。宿場町として栄えた歴史があり、麻織物の小千谷縮で知られます。東山の山あいでは棚田と池を使った米づくりと錦鯉の養殖が行われ、雪の多い土地の暮らしが続いています。

今の小千谷市の区域の人口は、2020年の国勢調査で34,096人です。今の区域で数えた1980年の44,963人とくらべると24.2%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は35.7%です。

34,096人人口(2020年)
−24.2%1980年からの増減
155.19km²面積(国土地理院)
220人/km²人口密度
35.7%65歳以上の割合
44,9631980199020052020
15歳未満 11.3%15〜64歳 53.0%65歳以上 35.7%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:錦鯉の養殖、米づくり、小千谷縮・小千谷紬などの織物業が営まれています。

特産品・名産

  • 小千谷縮麻の織物。経済産業大臣指定の伝統的工芸品
  • 小千谷紬絹の織物。経済産業大臣指定の伝統的工芸品
  • 錦鯉市の魚。小千谷と山古志が発祥の地とされる

見どころ・祭り

  • 片貝まつり浅原神社の秋の例大祭で四尺玉の花火が上がる
  • 小千谷市錦鯉の里錦鯉を見られる市の施設
  • 東山地区の棚田と棚池稲作と養鯉の仕組みが日本農業遺産に

花スイセン小千谷市の花

小千谷市のなりたち

小千谷市(おぢやし)は、新潟県中越地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、12の町村がありました。稗生村・山辺村・吉谷村・千田村・城川村・川井村・六日市村・東山村・真人村・岩沢村・片貝村・小千谷町です。これらの町村が、8回の合併や編入を経て、今の小千谷市になりました。

今の名前「小千谷市」は、1920年にあった小千谷町の名前を受け継いでいます。ほかの11の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

1920年の時点で、この区域の町村は三島郡・中魚沼郡・北魚沼郡・古志郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、北魚沼郡は2010年(平成22年)3月31日に廃止されました、古志郡は2005年(平成17年)4月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧片貝村の区域には片貝駅(魚沼線)があります。

121920年の町村の数
8回合併・編入の回数
155km²今の面積
1956年いちばん新しい合併

「小千谷市」という名前

「小千谷」の名は、昔の魚沼郡にあった4つの郷の一つ、「千屋郷」に由来するとされます。語源には二つの説があります。千屋郷の中にあった小千谷という土地の名による説と、沢が落ち合う所や低い湿地を表す「落ち」が「おぢ」に変わったとする説です。1954年(昭和29年)に小千谷町が市制を施行し、小千谷市となりました。

まちの成り立ち

小千谷は信濃川の河岸段丘の上に開けた町です。三国街道や善光寺街道が通る宿場町として栄え、江戸時代からは麻織物の小千谷縮の産地として知られました。

1889年(明治22年)の町村制で北魚沼郡小千谷町が生まれました。1929年(昭和4年)に薭生村の上川地区を、1942年に山辺村、1943年に吉谷村を編入しています。1954年(昭和29年)3月10日には城川村と千田村を編入し、同じ日に市制を施行して小千谷市となりました。

市になってからも、1954年に川井村、古志郡東山村の大部分と六日市村の一部を、1955年に中魚沼郡の岩沢村と真人村を編入しました。1956年(昭和31年)3月には三島郡片貝町を編入し、今の市域がほぼできあがりました。こうして市域には、北魚沼郡・三島郡・古志郡・中魚沼郡の4つの郡の土地が含まれています。

片貝地区では毎年9月に浅原神社の祭礼で花火が打ち上げられ、四尺玉で知られます。東山地区の棚田と錦鯉の池は、長岡市山古志地域とともに日本農業遺産に認定されています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、北魚沼郡に小千谷町・城川村・桜町村・吉谷村・山辺村・千田村・三仏生村・鴻野谷村・薭生村・上川村・川井村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、三島郡に片貝村・高梨村が、古志郡に六日市村・山谷沢村・東山村が、中魚沼郡に岩沢村・真人村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1901年11月1日明治34年北魚沼郡で、薭生村と上川村が合併して薭生村が、城川村・桜町村と鴻野谷村の一部で城川村が、千田村・三仏生村と鴻野谷村の残りで千田村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  4. 1901年11月1日明治34年三島郡の片貝村と高梨村が合併して片貝村が、古志郡の六日市村と山谷沢村が合併して六日市村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  5. 1929年3月1日昭和4年北魚沼郡薭生村が分割され、上川地区(相川・武道窪・荒谷・牛ヶ島)が小千谷町に、大字薭生が川口村に編入された。種類:分割 出典:Wikipedia
  6. 1942年4月1日昭和17年北魚沼郡山辺村が小千谷町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.niigata.lg.jp
  7. 1943年4月1日昭和18年北魚沼郡吉谷村が小千谷町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.niigata.lg.jp
  8. 1947年11月3日昭和22年三島郡片貝村が町制を施行して片貝町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.niigata.lg.jp
  9. 1954年3月10日昭和29年北魚沼郡の城川村と千田村が小千谷町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.niigata.lg.jp
  10. 1954年3月10日昭和29年北魚沼郡小千谷町が市制を施行して小千谷市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.niigata.lg.jp
  11. 1954年5月1日昭和29年北魚沼郡川井村が小千谷市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.niigata.lg.jp
  12. 1954年11月1日昭和29年古志郡東山村の大部分(南荷頃・小栗山・塩谷の一部)と六日市村の一部(横渡・浦柄)が小千谷市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  13. 1955年1月1日昭和30年中魚沼郡の岩沢村と真人村が小千谷市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  14. 1956年3月31日昭和31年三島郡片貝町が小千谷市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.niigata.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

小千谷町→小千谷市1889〜今
片貝村→片貝町1889〜1956同じ名前の駅:片貝駅
千田村1889〜1954
真人村1889〜1955
岩沢村1889〜1955
六日市村1889〜1954
東山村1889〜1954
川井村1889〜1954
城川村1889〜1954
吉谷村1889〜1943
山辺村1889〜1942
稗生村1889〜1929

参考にした資料