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上北山村かみきたやまむら

上北山村は、1920年からほぼ同じ区域のまま続いている村です。

1町村から

今の上北山村

奈良県南東部、大台ヶ原と大峯の山々に囲まれた村です。西原・小橡・河合・白川の集落が谷沿いに広がり、山林と川が暮らしに近い地域です。大台ヶ原の森林や渓谷、和佐又山の登山道などがあり、自然を訪れる人々を迎えています。北山の宮ゆかりの瀧川寺など、山の歴史を伝える寺社も残ります。林業とともに、栃餅やこんにゃく、アマゴなどの産品を生かした仕事が続いています。

今の上北山村の区域の人口は、2020年の国勢調査で444人です。今の区域で数えた1980年の1,155人とくらべると61.6%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は51.8%です。

444人人口(2020年)
−61.6%1980年からの増減
274.22km²面積(国土地理院)
2人/km²人口密度
51.8%65歳以上の割合
1,1551980199020052020
15歳未満 3.4%15〜64歳 44.8%65歳以上 51.8%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:林業、登山や温泉などの観光、栃餅・こんにゃくなどの特産品づくりが行われています。

特産品・名産

  • 栃餅トチの実を使う伝統の餅
  • こんにゃく村の特産品加工センターで製造
  • ジビエ加工品鹿肉や猪肉を生かす加工品

見どころ・祭り

  • 大台ヶ原森林と渓谷が広がる山地
  • 和佐又山登山や自然散策の拠点となる山
  • 瀧川寺北山の宮の歴史を伝える寺

木けやき花山ゆり鳥ほととぎす上北山村の木・花・鳥

上北山村のなりたち

上北山村(かみきたやまむら)は、奈良県南東部地域の村です。1920年(大正9年)の時点ですでに上北山村として今とほぼ同じ区域があり、それから一度も合併をしていない、県内でもめずらしい村です。

1920年の時点で、この区域の町村は吉野郡に属していました。

11920年の町村の数
0回合併・編入の回数
274km²今の面積

「上北山村」という名前

上北山村は、古い北山郷の上組を受け継ぐ名前です。北山郷は、紀伊国牟婁郡の北部にある山里として呼ばれてきました。1889年の町村制で、上組は上北山村、下組は下北山村となりました。上北山村は西原・小橡・河合・白川の四村をまとめた村です。北山という広い地域の名に、上組を示す「上」を添えた名前が現在も続き、四つの旧村の名も集落の名前として残っています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日の町村制で、吉野郡上北山村が発足しました。西原・小橡・河合・白川の四村をまとめた村で、古い北山郷の上組にあたります。下組は下北山村となり、山あいに広がる北山の村々が二つの行政区域としてまとまりました。

上北山には、平氏の落人が里を開いたとする伝承があります。南北朝の合一後には、南朝の系譜を引く北山の宮が小橡の瀧川寺に神器を持って潜んだと伝わります。村にはその墓や祭祀が残り、山里の歴史を伝えています。江戸時代には将軍家の御用材を出す地域となり、山の木材を扱う仕事が暮らしを支えました。

明治には東熊野街道が改修され、山間の交通が整えられました。1936年には村の山地が吉野熊野国立公園の区域となり、大台ヶ原や大峯の自然を訪れる人々を迎えてきました。1966年には国道169号の新伯母峯トンネルが開通しています。

2004年には大峯奥駈道などが世界遺産に登録されました。2016年には上北山村全域が大台ヶ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパークの区域となりました。林業の歩みと山の信仰を受け継ぎながら、登山や温泉、山里の特産品を生かした暮らしが続いています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制により、西原村・小橡村・河合村・白川村の区域に吉野郡上北山村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1936年上北山村の山地が吉野熊野国立公園の区域に指定された。種類:その他 出典:www.vill.kamikitayama.nara.jp
  3. 2016年3月平成28年上北山村全域が大台ヶ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパークに認定された。種類:その他 出典:www.vill.kamikitayama.nara.jp

名前の歩み

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

上北山村1889〜今

参考にした資料