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十津川村とつかわむら

十津川村がたどってきた合併の歴史です。

1町村から

今の十津川村

奈良県の南部、紀伊山地の山々と深い谷に広がる村です。十津川とその支流に沿って集落が続き、杉や桧の森林が山を覆います。谷瀬の吊り橋、玉置神社、熊野古道小辺路と果無集落など、山の信仰と暮らしを伝える場所が残ります。川沿いには十津川温泉郷があり、山歩きや温泉を訪ねる人々を迎えます。柚子を使うゆべしや川魚の加工品など、山里の食文化も受け継がれています。

今の十津川村の区域の人口は、2020年の国勢調査で3,061人です。今の区域で数えた1980年の6,627人とくらべると53.8%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は42.6%です。

3,061人人口(2020年)
−53.8%1980年からの増減
672.38km²面積(国土地理院)
5人/km²人口密度
42.6%65歳以上の割合
6,6271980199020052020
15歳未満 7.5%15〜64歳 49.9%65歳以上 42.6%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:林業と木材の利用、温泉や参詣道を生かした観光、川魚やきのこの生産が行われています。

特産品・名産

  • 十津川ゆべし柚子に味噌などを詰めて乾燥する保存食
  • アユ・アマゴの加工品川魚の姿干しや甘露煮
  • きのこしめじ・なめこなどを生産

見どころ・祭り

  • 谷瀬の吊り橋川の両岸を結ぶ長い吊り橋
  • 玉置神社巨木に囲まれた山上の神社
  • 果無集落と小辺路参詣道沿いに残る山の集落
  • 十津川温泉郷川沿いに湧く温泉地

木スギ花シャクナゲ鳥ウグイス十津川村の木・花・鳥

十津川村のなりたち

十津川村(とつかわむら)は、奈良県南西部地域の村です。今の区域の大部分は、1920年(大正9年)の時点では十津川村でした。

1920年の時点で、この区域の町村は吉野郡に属していました。

11920年の町村の数
1回合併・編入の回数
672km²今の面積
1890年いちばん新しい合併

「十津川村」という名前

「十津川」は、都や津から遠いことを表す「遠津川」に由来するとされています。1142年の『高野山文書』にも遠津川の名が見えます。山々の奥を流れる川と、その流域の地域を呼ぶ古い名前です。1889年の町村制では十津川の各地に六村が置かれ、翌1890年に合併して十津川村となりました。水害を機に北海道へ渡った村民が築いた新十津川にも、この故郷の名が受け継がれています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日の町村制で、吉野郡の十津川地域に北十津川村・十津川花園村・中十津川村・西十津川村・南十津川村・東十津川村が発足しました。長い川と山々に沿う村々を、六つの行政区域としてまとめたものです。

同年8月、吉野地方を襲った豪雨によって十津川では集落や田畑、山林が大きな被害を受けました。生活を立て直すために多くの村民が北海道へ渡り、新十津川の開拓に取り組みました。故郷を離れた人々と十津川との結びつきは、今も「母村」と呼ぶ交流に続いています。

1890年(明治23年)6月19日、六村が新設合併し、十津川村が発足しました。北の谷瀬や上野地、中部の小原、南の平谷など、川沿いと山中の集落が一つの村になりました。古くからの十津川郷をまとめる村の形が、この時に整いました。

山々には杉や桧を育てる林業が根づき、川や温泉、参詣道も地域の暮らしを支えてきました。玉置神社と大峯奥駈道、小辺路沿いの果無集落は、山の信仰と人の往来を伝えます。2004年にはこれらを含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されました。谷瀬の吊り橋や川沿いの温泉を訪れる人々を迎えながら、広い山村の暮らしが続いています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制により、吉野郡北十津川村(長殿村・沼田原村・旭村・宇宮原村・谷瀬村・上野地村・林村・高津村・内野村・山天村・三浦村・五百瀬村・杉清村)、十津川花園村(川津村・風屋村・滝川村・内原村・野尻村・山崎村・池穴村)、中十津川村(武蔵村・大野村・小原村・湯之原村・小井村・小森村)、西十津川村(重里村・長井村・玉垣内村・今西村・大谷村・西中村・小山手村・小坪瀬村・迫西川村・上湯川村・出谷村)、南十津川村(平谷村・樫原村・込ノ上村・猿飼村・桑畑村・七色村・山手村・谷垣内村・那知合村)、東十津川村(折立村・高滝村・小川村・上葛川村・東中村・神下村・玉井川村・竹筒村・山手谷村)が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1890年6月19日明治23年吉野郡東十津川村・西十津川村・南十津川村・北十津川村・十津川花園村・中十津川村が合併し、十津川村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.nara.lg.jp
  3. 2004年十津川村の玉置神社・大峯奥駈道・熊野古道小辺路などが「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として世界遺産に登録された。種類:その他 出典:Wikipedia

名前の歩み

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

十津川村1890〜今

参考にした資料