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栗原市くりはらし

1920年には26の町村だった区域が、6回の合併・編入を経て、今の栗原市になりました。

26町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の栗原市

宮城県北西部の市で、北は岩手県、北西は秋田県に接します。市の最高地点は奥羽山脈の栗駒山で、低地との高低差が大きい土地です。迫川・二迫川・三迫川の流域に水田が広がり、伊豆沼・内沼などの湿地もあります。市全域が栗駒山麓ジオパークになっています。発足時に宮城県で最も面積の大きい自治体になり、各町の市街地が点在します。

今の栗原市の区域の人口は、2020年の国勢調査で64,637人です。今の区域で数えた1980年の95,801人とくらべると32.5%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は40.7%です。

64,637人人口(2020年)
−32.5%1980年からの増減
834.2km²面積(概算)
77人/km²人口密度
40.7%65歳以上の割合
95,8011980199020052020
15歳未満 9.7%15〜64歳 49.6%65歳以上 40.7%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:稲作を中心とした農業が盛んで、トマトやパプリカの栽培もあります。

特産品・名産

  • 米栗駒山麓の良食味米。作付面積は県内2位
  • パプリカ市内で栽培される野菜
  • 伊豆沼れんこん伊豆沼の近くで作られるれんこん

見どころ・祭り

  • 栗駒山市の最高地点となる奥羽山脈の山
  • 伊豆沼・内沼白鳥やガンが飛来する湿地
  • 細倉マインパーク細倉鉱山の跡を伝える施設
  • 世界谷地原生花園ニッコウキスゲが群生する湿原

木ヤマボウシ花ニッコウキスゲ栗原市の木・花

栗原市のなりたち

栗原市(くりはらし)は、宮城県栗原・登米地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、26の町村がありました。富野村・宮野村・玉沢村・有賀村・大岡村・畑岡村・萩野村・津久毛村・沢辺村・文字村・鳥矢崎村・尾松村・岩ケ崎町・姫松村・金田村・長崎村・栗駒村・花山村・金成村・鶯沢村・志波姫村・若柳町・一迫村・築館町・藤里村・高清水町です。これらの町村が、6回の合併や編入を経て、今の栗原市になりました。

今の名前「栗原市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの26の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の花山村が約163km²だったのに対し、今の栗原市は約834km²と、およそ5.1倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は栗原郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、栗原郡は2005年(平成17年)4月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧大岡村の区域には大岡駅(くりはら田園鉄道線)があります。旧津久毛村の区域には津久毛駅(くりはら田園鉄道線)があります。旧沢辺村の区域には沢辺駅(くりはら田園鉄道線)があります。旧鳥矢崎村の区域には鳥矢崎駅(くりはら田園鉄道線)があります。旧尾松村の区域には尾松駅(くりはら田園鉄道線)があります。

261920年の町村の数
6回合併・編入の回数
834km²今の面積
2005年いちばん新しい合併

「栗原市」という名前

市の名は、旧栗原郡の名にちなみます。2005年(平成17年)に栗原郡の10町村が合併して市が生まれたとき、郡の名がそのまま市の名になりました。栗原郡は、767年(神護景雲元年)に陸奥国の最北の城として伊治城が築かれたあとに置かれた郡で、史料には「伊治郡」などと書かれています。この伊治(これはる)という郡名が、のちに「栗原」に変わったと考えられています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、栗原郡には岩ヶ崎町・若柳町の2町と27の村ができました。そのあと築館村・高清水村・一迫村が町制を施行し、1951年(昭和26年)4月には鶯沢村が鶯沢町に、藤里村が藤里町となり、藤里町は翌日に瀬峰町と改めました。

昭和の大合併では、1954年(昭和29年)8月に築館町・玉沢村・富野村・宮野村が合併して新しい築館町に、12月に若柳町・有賀村・大岡村・畑岡村が合併して新しい若柳町になりました。1955年(昭和30年)1月には金成村・沢辺村・津久毛村・萩野村が合併して金成町が、4月には岩ヶ崎町・栗駒村などが合わさって栗駒町が、一迫町・金田村・長崎村などが合わさって新しい一迫町が生まれました。姫松村は2つに分かれ、栗駒町と一迫町に加わりました。1965年(昭和40年)には志波姫村が町制を施行しています。

2005年(平成17年)4月1日、栗駒町・花山村・金成町・鶯沢町・志波姫町・若柳町・一迫町・築館町・瀬峰町・高清水町の10町村が新設合併して栗原市が発足し、栗原郡はなくなりました。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、栗原郡に岩ヶ崎町・若柳町と、築館村・高清水村・藤里村・玉沢村・宮野村・富野村・姫松村・一迫村・長崎村・金田村・花山村・鶯沢村・尾松村・文字村・栗駒村・鳥矢崎村・萩野村・金成村・津久毛村・沢辺村・大岡村・有賀村・畑岡村・志波姫村・清滝村などが発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1896年6月30日明治29年栗原郡築館村が町制を施行して築館町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  3. 1902年7月15日明治35年栗原郡高清水村が町制を施行して高清水町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  4. 1923年4月10日大正12年栗原郡一迫村が町制を施行して一迫町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  5. 1951年4月1日昭和26年栗原郡の鶯沢村が町制を施行して鶯沢町に、藤里村が町制を施行して藤里町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  6. 1951年4月2日昭和26年栗原郡藤里町が瀬峰町に改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  7. 1954年8月10日昭和29年栗原郡の築館町・玉沢村・富野村・宮野村が合併し、改めて築館町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  8. 1954年10月1日昭和29年栗原郡清滝村が古川市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  9. 1954年12月1日昭和29年栗原郡の若柳町・有賀村・大岡村・畑岡村が合併し、改めて若柳町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  10. 1955年1月1日昭和30年栗原郡の金成村・沢辺村・津久毛村・萩野村が合併して金成町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  11. 1955年4月1日昭和30年栗原郡の岩ヶ崎町・栗駒村・尾松村・鳥矢崎村・文字村と姫松村の一部(片子沢・宝来)が合併して栗駒町が、一迫町・金田村・長崎村と姫松村の一部(王沢)が合併して改めて一迫町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  12. 1955年4月14日昭和30年古川市の一部(旧清滝村の小山田)が栗原郡高清水町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  13. 1965年1月1日昭和40年栗原郡志波姫村が町制を施行して志波姫町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  14. 2005年4月1日平成17年栗原郡の築館町・若柳町・栗駒町・高清水町・一迫町・瀬峰町・鶯沢町・金成町・志波姫町・花山村が合併し、栗原市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.miyagi.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

栗原市2005〜今
栗駒村→栗駒町1889〜2005同じ名前の駅:栗駒駅
文字村1889〜1955
鳥矢崎村1889〜1955同じ名前の駅:鳥矢崎駅
尾松村1889〜1955同じ名前の駅:尾松駅
岩ケ崎町1889〜1955
姫松村1889〜1955
花山村1889〜2005
金成村→金成町1889〜2005
萩野村1889〜1955
津久毛村1889〜1955同じ名前の駅:津久毛駅
沢辺村1889〜1955同じ名前の駅:沢辺駅
鶯沢村→鶯沢町1889〜2005同じ名前の駅:鶯沢駅
志波姫村→志波姫町1889〜2005
若柳町1889〜2005同じ名前の駅:若柳駅
有賀村1889〜1954
大岡村1889〜1954同じ名前の駅:大岡駅
畑岡村1889〜1954
一迫村→一迫町1889〜2005
金田村1889〜1955
長崎村1889〜1955
築館町1896〜2005
富野村1889〜1954
宮野村1889〜1954
玉沢村1889〜1954
藤里村→瀬峰町1889〜2005
高清水町1902〜2005

参考にした資料