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南国市なんこくし

1920年には16の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の南国市になりました。

16町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の南国市

高知県の中部にあり、高知市の東に隣接する市です。北部は四国山地の南端で山林が多く、南部は高知平野が広がり、太平洋に面します。高知空港と高知自動車道があり、高知県の空と陸の玄関口です。温暖な気候を生かした早場米や施設園芸が盛んです。古代には土佐国府が置かれ、戦国時代には長宗我部氏の岡豊城がありました。

今の南国市の区域の人口は、2020年の国勢調査で46,664人です。今の区域で数えた1980年の44,866人とくらべると4.0%ふえ、人口は2005年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は32.3%です。

46,664人人口(2020年)
+4.0%1980年からの増減
125.3km²面積(国土地理院)
372人/km²人口密度
32.3%65歳以上の割合
50,7581980199020052020
15歳未満 12.2%15〜64歳 55.5%65歳以上 32.3%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:稲作と野菜の施設園芸が盛んで、早場米やししとうなどを産します。

特産品・名産

  • 早場米「南国そだち」温暖な気候を生かして早く収穫する米
  • 四方竹切り口が四角い竹。秋のタケノコを食べる
  • ごめんケンカシャモブランドシャモ

見どころ・祭り

  • 岡豊城跡長宗我部氏の城跡。国の史跡
  • 土佐国分寺四国八十八箇所第29番札所
  • 禅師峰寺四国八十八箇所第32番札所
  • 紀貫之邸跡・古今集の庭『土佐日記』の紀貫之が暮らした跡
  • 高知県立歴史民俗資料館岡豊山にある歴史資料館

木ヤマモモ花タチバナ鳥オナガドリ南国市の木・花・鳥

南国市のなりたち

南国市(なんこくし)は、高知県中部の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、16の町村がありました。立田村・田村・三島村・上倉村・瓶岩村・久礼田村・国府村・長岡村・大篠村・稲生村・三和村・前浜村・十市村・岡豊村・岩村・野田村です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の南国市になりました。

今の名前「南国市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの16の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の上倉村が約40km²だったのに対し、今の南国市は約122km²と、およそ3.0倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は長岡郡・香美郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、香美郡は2006年(平成18年)3月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧立田村の区域には立田駅(土佐くろしお鉄道 阿佐線)があります。

161920年の町村の数
4回合併・編入の回数
125km²今の面積
1959年いちばん新しい合併

「南国市」という名前

1959年(昭和34年)10月1日に市制を施行したとき、市の名は「南国市」「城東市」「嶺南市」「香長市」「後免市」「南海市」の6つの候補から選ばれました。「南国」の名が選ばれた理由ははっきりしていません。読みは「なんこくし」です。この地は古代には土佐国府が置かれ、土佐の中心地でした。

まちの成り立ち

南国市は、四国山地が尽きて高知平野が開ける場所にあります。古代には国衙が比江に置かれ、奈良時代の741年には国分寺が建てられました。平安時代の930年から934年まで、紀貫之が国司として比江に赴任し、『土佐日記』を著しました。戦国時代には長宗我部氏が岡豊城を本拠にしました。江戸時代には、野中兼山が物部川を改修して新田を開き、入植者の年貢や役務を免除(御免)したことから、「御免町」「後免町」と呼ばれる町が生まれました。昭和の大合併では、1956年(昭和31年)9月30日に、後免町・上倉村・瓶岩村・久礼田村・国府村・長岡村が合わさって後免町が、大篠村・稲生村・十市村・三和村・前浜村・日章村が合わさって香長村が発足しました。そして1959年(昭和34年)10月1日、後免町・香長村・野田村・岡豊村・香美郡の岩村が新設合併し、市制を施行して南国市が発足しました。市内には高知空港があり、国道32号・55号・195号が交わる交通の要衝です。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、長岡郡に後免町・十市村・三和村・稲生村・大篠村・野田村・長岡村・岡豊村・国比左村・久礼田村・瓶岩村・上倉村、香美郡に三島村・前浜村・田村・立田村・岩村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1897年8月1日明治30年国比左村が改称して国府村となった。種類:改称 出典:Wikipedia
  3. 1904年4月明治37年瓶岩村の一部(樫谷・穴内・繁藤・北滝本)が天坪村に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  4. 1942年7月1日昭和17年香美郡の田村・立田村・三島村が合併して日章村が発足した。三島村の一部(物部の一部)は野市町に編入された。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  5. 1956年9月30日昭和31年後免町・上倉村・瓶岩村・久礼田村・国府村・長岡村が合併し、改めて後免町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  6. 1956年9月30日昭和31年大篠村・三和村・稲生村・十市村と香美郡の日章村・前浜村が合併して、長岡郡香長村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1959年10月1日昭和34年後免町・香長村・野田村・岡豊村と香美郡岩村が合併し、市制を施行して南国市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.kochi.lg.jp
  8. 1959年10月7日昭和34年長岡郡介良村の一部が南国市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  9. 1959年10月7日昭和34年南国市の一部(松本・岩次・神通寺・立石・蔵福寺島)が香美郡土佐山田町に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  10. 1996年1月1日平成8年土佐山田町の一部(蔵福寺島)が南国市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

南国市1956〜今
岡豊村1889〜1959
岩村1889〜1959
野田村1889〜1959
上倉村1889〜1956
瓶岩村1889〜1956
久礼田村1889〜1956
国府村1897〜1956
長岡村1889〜1956
大篠村1889〜1956
稲生村1889〜1956
三和村1889〜1956
前浜村1889〜1956
十市村1889〜1956
日章村1942〜1956
立田村1889〜1942同じ名前の駅:立田駅
田村1889〜1942
三島村1889〜1942

参考にした資料