高知県 › 高知市

高知市こうちし

1920年には30の町村だった区域が、11回の合併・編入を経て、今の高知市になりました。

30町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の高知市

高知県中部の中心都市で、県庁がある市です。高知平野の西部に位置し、南は太平洋に面して、市の中ほどに浦戸湾が入り込みます。鏡川などの川が流れ、市街地の北は山林です。江戸時代から土佐藩の城下町で、高知城を中心に商店街が続きます。街路で開かれる日曜市などの定期市が開かれ、カツオのたたきや、8月のよさこい祭りが知られます。

今の高知市の区域の人口は、2020年の国勢調査で326,545人です。今の区域で数えた1980年の318,266人とくらべると2.6%ふえ、人口は2005年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は30.3%です。

326,545人人口(2020年)
+2.6%1980年からの増減
309km²面積(国土地理院)
1,057人/km²人口密度
30.3%65歳以上の割合
348,9901980199020052020
15歳未満 12.0%15〜64歳 57.7%65歳以上 30.3%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:商業・サービス業が中心で、県内最大の商業地を持ちます。

特産品・名産

  • 鰹のタタキ高知の名物料理
  • 皿鉢料理大きな皿に盛り合わせる土佐の料理
  • 芋けんぴサツマイモの菓子

見どころ・祭り

  • 高知城国の史跡。天守など15棟が国の重要文化財
  • 桂浜坂本龍馬の銅像がある海岸
  • 日曜市追手筋で開かれる街路市
  • 高知県立牧野植物園牧野富太郎記念館がある植物園
  • はりまや橋市の中心部にある名所

木センダン花トサミズキ鳥セグロセキレイ高知市の木・花・鳥

高知市のなりたち

高知市(こうちし)は、高知県中部の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、30の町村がありました。旭村・下知町・潮江村・小高坂村・十六村・秦村・初月村・一宮村・朝倉村・布師田村・高須村・五台山村・鴨田村・三里村・長浜村・浦戸村・諸木村・芳原村・秋山村・西分村・弘岡下ノ村・弘岡中ノ村・弘岡上ノ村・森山村・仁西村・大津村・介良村・土佐山村・鏡村・高知市です。これらの町村が、11回の合併や編入を経て、今の高知市になりました。

今の名前「高知市」は、1920年にあった高知市の名前を受け継いでいます。ほかの29の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

1920年の時点で、この区域の町村は吾川郡・土佐郡・長岡郡に属していました。

301920年の町村の数
11回合併・編入の回数
309km²今の面積
2008年いちばん新しい合併

「高知市」という名前

「高知」は、城の名に由来します。高知城のまわりは鏡川などの川に挟まれ、洪水がたびたび起きる地形でした。そのため城は初め「河中山城(こうちやまじょう)」と呼ばれました。のちに音を借りて「高智山城」と改められ、やがて略されて「高知城」となり、城下の町の名にもなりました。1889年(明治22年)に市制を施行したときに、高知市という名になりました。

まちの成り立ち

高知市は、長宗我部元親が大高坂山城を築き直し、山内一豊が入ってから土佐藩の城下町として発展しました。1889年(明治22年)4月1日に、土佐郡直轄の上街・高知街・南街・北街が市制を施行して高知市が生まれました。その後は周りの町村を次々に編入しています。1917年(大正6年)に江ノ口町、1925年に旭村、1926年に下知町・潮江村、1927年に小高坂村、1935年(昭和10年)に秦村・初月村を迎えました。1942年(昭和17年)6月1日には、三里村・五台山村・高須村・鴨田村・布師田村・一宮村・朝倉村・長浜町・浦戸村・御畳瀬村を一度に編入し、市域は大きく広がりました。1972年(昭和47年)2月1日に大津村・介良村、1998年(平成10年)には中核市に移行しています。平成の大合併では、2005年(平成17年)1月1日に土佐山村・鏡村、2008年(平成20年)1月1日に春野町を編入しました。春野町は、1956年に平和村・西分村・仁西村・森山村と弘岡の3村が合わさって春野村となり、1969年に町制を施行していました。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年土佐郡直轄の上街・高知街・南街・北街の区域で市制が施行され、高知市が発足した。種類:市制施行 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、土佐郡に江ノ口村・下知村・潮江村・小高坂村・旭村・初月村・秦村・一宮村・布師田村・鴨田村・朝倉村・十六村・鏡村・土佐山村、吾川郡に浦戸村・御畳瀬村・長浜村・諸木村・木塚村・秋山村・仁西村・森山村・弘岡下ノ村・弘岡中ノ村・弘岡上ノ村、長岡郡に三里村・五台山村・高須村・大津村・介良村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1893年11月20日明治26年吾川郡木塚村が分割され、西分村と芳原村が発足した。種類:分割 出典:Wikipedia
  4. 1901年6月1日明治34年土佐郡江ノ口村が町制を施行して江ノ口町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  5. 1916年4月1日大正5年土佐郡下知村が町制を施行して下知町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  6. 1917年3月15日大正6年土佐郡江ノ口町が高知市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  7. 1925年1月1日大正14年土佐郡旭村が高知市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  8. 1925年8月1日大正14年土佐郡鴨田村の一部(鴨部のうち鏡川以北)が高知市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  9. 1926年1月25日大正15年土佐郡の潮江村と下知町が高知市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  10. 1927年5月1日昭和2年土佐郡小高坂村が高知市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  11. 1928年4月1日昭和3年土佐郡十六村が分割され、一部が鏡村と朝倉村に、一部(槙)が吾川郡伊野町に、残り(中追・成山)が吾川郡神谷村に編入された。種類:分割 出典:Wikipedia
  12. 1929年1月1日昭和4年吾川郡長浜村が町制を施行して長浜町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  13. 1935年9月1日昭和10年土佐郡の秦村と初月村が高知市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  14. 1942年6月1日昭和17年土佐郡の布師田村・鴨田村・朝倉村・一宮村、吾川郡の長浜町・浦戸村・御畳瀬村、長岡郡の三里村・五台山村・高須村が高知市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kochi.lg.jp
  15. 1954年6月1日昭和29年吾川郡の諸木村・秋山村・芳原村が合併して平和村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  16. 1956年9月30日昭和31年吾川郡の平和村・西分村・仁西村・森山村・弘岡上ノ村・弘岡中ノ村・弘岡下ノ村が合併して春野村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  17. 1959年10月7日昭和34年長岡郡介良村の一部が南国市に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  18. 1969年9月30日昭和44年吾川郡春野村が町制を施行して春野町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  19. 1972年2月1日昭和47年長岡郡の大津村と介良村が高知市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kochi.lg.jp
  20. 1998年4月1日平成10年高知市が中核市に移行した。種類:その他 出典:www.pref.kochi.lg.jp
  21. 2005年1月1日平成17年土佐郡の鏡村と土佐山村が高知市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kochi.lg.jp
  22. 2008年1月1日平成20年吾川郡春野町が高知市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kochi.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

高知市1889〜今
春野村→春野町1956〜2008
西分村1893〜1956
弘岡下ノ村1889〜1956
弘岡中ノ村1889〜1956
弘岡上ノ村1889〜1956
森山村1889〜1956
仁西村1889〜1956
平和村1954〜1956
諸木村1889〜1954
芳原村1893〜1954
秋山村1889〜1954
土佐山村1889〜2005
鏡村1889〜2005
十六村1889〜1928
大津村1889〜1972
介良村1889〜1972
一宮村1889〜1942
朝倉村1889〜1942
布師田村1889〜1942
高須村1889〜1942
五台山村1889〜1942
鴨田村1889〜1942
三里村1889〜1942
長浜村1889〜1942
浦戸村1889〜1942
秦村1889〜1935
初月村1889〜1935
小高坂村1889〜1927
下知町1916〜1926
潮江村1889〜1926
旭村1889〜1925

参考にした資料