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小松市こまつし

1920年には17の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の小松市になりました。

17町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の小松市

石川県の南部にあり、西は日本海に面し、東は白山につながる山地に囲まれた市です。山から西へ梯川が流れ、平野が広がります。市内には小松飛行場や加賀三湖があります。建設機械メーカーのコマツの企業城下町として機械工業が発達し、繊維業も盛んです。歌舞伎の『勧進帳』の舞台となった安宅の関や、那谷寺、粟津温泉があり、5月にはお旅まつりが行われます。

今の小松市の区域の人口は、2020年の国勢調査で106,216人です。今の区域で数えた1980年の104,329人とくらべると1.8%ふえ、人口は2005年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は29.0%です。

106,216人人口(2020年)
+1.8%1980年からの増減
371.05km²面積(国土地理院)
286人/km²人口密度
29.0%65歳以上の割合
109,0841980199020052020
15歳未満 13.2%15〜64歳 57.8%65歳以上 29.0%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:建設機械などの機械工業と繊維業が盛んです。九谷焼や加賀絹などの伝統工芸もあります。

特産品・名産

  • 小松表市で作るイグサを使った畳
  • 九谷焼伝統工芸の産地
  • 加賀絹市に伝わる絹織物

見どころ・祭り

  • 安宅の関歌舞伎『勧進帳』の舞台
  • 那谷寺山あいにある古い寺
  • 小松城跡前田利常が隠居した城の跡
  • 粟津温泉市内の温泉
  • 木場潟公園加賀三湖のひとつ木場潟の公園

木松花梅小松市の木・花

小松市のなりたち

小松市(こまつし)は、石川県加賀地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、17の町村がありました。板津村・牧村・安宅町・白江村・苗代村・御幸村・粟津村・中海村・月津村・矢田野村・那谷村・国府村・金野村・西尾村・大杉谷村・新丸村・小松町です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の小松市になりました。

今の名前「小松市」は、1920年にあった小松町の名前を受け継いでいます。ほかの16の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

1920年の時点で、この区域の町村は江沼郡・能美郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、江沼郡は2005年(平成17年)10月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧粟津村の区域には粟津駅(北陸本線)があります。

171920年の町村の数
4回合併・編入の回数
371km²今の面積
1956年いちばん新しい合併

「小松市」という名前

「小松」という名前の起こりには、いくつかの言い伝えがあります。その一つが、986年(寛和2年)に花山法皇が梯川のほとりに花園をつくり、松を植えたという話です。この伝えにちなんで、市は1980年に松を市の木に定めました。ほかにも名前の由来を説明する話が伝わっていますが、どれが正しいかははっきりしていません。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日、町村制の施行で、能美郡に小松町・安宅町と多くの村が生まれました。南の那谷村・矢田野村・月津村は、となりの江沼郡に属しました。1907年(明治40年)には能美郡で村の統合が進み、御幸村・苗代村・板津村・白江村などが新しく生まれています。

1940年(昭和15年)12月1日、小松町・安宅町・牧村・板津村・白江村・苗代村・御幸村・粟津村が合併し、小松市が発足しました。市の中心部は、江戸時代に加賀藩の前田利常が隠居して住んだ小松城の城下町です。

昭和の大合併では、1955年(昭和30年)4月1日に中海村と江沼郡の那谷村・矢田野村、それに月津村の大部分を編入しました。1956年9月30日には金野村・西尾村・新丸村・大杉谷村と、国府村の一部を編入しています。こうして、日本海の海辺から白山につながる山あいまでが一つの市になりました。

小松は建設機械をつくるコマツの発祥の地で、機械工業とともに発展してきました。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、能美郡に小松町・安宅町と串村・末佐美村・今江村・本折村・浅井村・蓮江村・牧村・粟津村・木津村・瀬谷村・大杉村・金野村・新丸村・中海村・里川村・古河村・高田村・田川村・西尾村・千針村・白木村・沖杉村などが発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、江沼郡に那谷村・矢田野村・月津村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1891年11月21日明治24年能美郡白木村の一部が沖杉村に移り、残りが改称して園江村となった。種類:改称 出典:Wikipedia
  4. 1907年8月5日明治40年能美郡で村の統合が行われ、串村・末佐美村・今江村が御幸村に、本折村・浅井村・蓮江村が苗代村に、木津村・粟津村が粟津村に、瀬谷村・大杉村が大杉谷村に、里川村・古河村・国造村が国府村に、高田村・田川村と千針村の大部分が板津村に、園江村・沖杉村と千針村の一部が白江村になった。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  5. 1940年12月1日昭和15年能美郡の小松町・安宅町・牧村・板津村・白江村・苗代村・御幸村・粟津村が合併し、小松市が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  6. 1955年4月1日昭和30年能美郡中海村と江沼郡の那谷村・矢田野村が小松市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  7. 1955年4月1日昭和30年江沼郡月津村が分割され、月津・額見・矢田などの区域が小松市に、柴山が片山津町に編入された。種類:分割 出典:Wikipedia
  8. 1956年9月30日昭和31年能美郡の金野村・西尾村・新丸村・大杉谷村と国府村の一部(里川・古府・埴田など)が小松市に編入された。国府村の残りは辰口町の新設合併に加わった。種類:編入 出典:Wikipedia

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

小松町→小松市1889〜今
国府村1907〜1956
金野村1889〜1956
西尾村1889〜1956
大杉谷村1907〜1956
新丸村1889〜1956
中海村1889〜1955
月津村1889〜1955
矢田野村1889〜1955
那谷村1889〜1955
板津村1907〜1940
牧村1889〜1940
安宅町1889〜1940
白江村1907〜1940
苗代村1907〜1940
御幸村1907〜1940
粟津村1889〜1940同じ名前の駅:粟津駅

参考にした資料