今の伊達市
胆振総合振興局の西いぶり地域にある市です。沿岸は内浦湾(噴火湾)に面し、旧伊達市の区域と旧大滝村の区域は離れた飛び地になっています。市域の一部は支笏洞爺国立公園で、全域が洞爺湖有珠山ジオパークです。温暖で雪が少なく、野菜や花の栽培、ホタテなどの養殖漁業が行われています。仙台藩の分家の家臣団が開拓した歴史をもちます。
今の伊達市の区域の人口は、2020年の国勢調査で32,826人です。今の区域で数えた1980年の36,309人とくらべると9.6%減り、人口は2000年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は38.4%です。
主な産業:野菜などの農業、ホタテなどの養殖漁業、畜産が中心です。
特産品・名産
- ホタテ内浦湾の養殖漁業の主な水産物
- マツカワ「王鰈」種苗の放流が行われているカレイ
- 伊達野菜温暖な気候で作る多品種の野菜
見どころ・祭り
- 有珠善光寺826年の創建と伝わる寺。自然公園もある
- 北黄金貝塚公園国の史跡の貝塚を整備した公園
- 道の駅だて歴史の杜地場産品の販売と観光情報の拠点
- 三階滝公園大滝区にある三階滝の公園
- 北湯沢温泉国民保養温泉地に指定
木エゾヤマザクラ、ヤマモミジ花ツツジ、ミヤマエンレイソウ伊達市の木・花
伊達市のなりたち
伊達市(だてし)は、北海道胆振地方の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、2の町村がありました。德舜瞥村・伊達村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の伊達市になりました。
今の名前「伊達市」は、1920年にあった伊達村の名前を受け継いでいます。ほかの1の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。
面積は、1920年の伊達村が約190km²だったのに対し、今の伊達市は約491km²と、およそ2.6倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は有珠郡に属していました。
「伊達市」という名前
「伊達」は、この地を開いた伊達氏の姓に由来する名です。明治の初め、仙台藩主伊達氏の分家にあたる亘理伊達氏の伊達邦成が有珠郡の支配を命じられ、家臣とともに集団で移住して開拓を進めました。この伊達氏の姓が、そのまま町と市の名になっています。もとは紋鼈(もんべつ)などの村の集まりで、1900年(明治33年)に6つの村が合わさったとき、村の名が伊達村になりました。
まちの成り立ち
1869年(明治2年)に伊達邦成が有珠郡の支配を命じられ、開拓役所と支配所が置かれました。1870年(明治3年)4月に伊達邦成が家臣を率いて団体で移住し、開墾に当たりました。1872年(明治5年)には紋鼈に開拓使有珠出張所が置かれ、1879年(明治12年)に紋鼈村が設置されました。1900年(明治33年)7月1日に一級町村制を施行し、東紋鼈・西紋鼈・長流・有珠・稀府・黄金蘂の6村の区域で伊達村が発足しました。これより前の1899年(明治32年)8月1日には、長流村と西紋鼈村の一部が分かれて壮瞥村となっています。1925年(大正14年)8月1日に町制を施行して伊達町になり、伊達紋別駅が開設されました。1972年(昭和47年)4月1日に市制を施行し、伊達市となりました。2006年(平成18年)3月1日には大滝村を編入し、旧大滝村の区域に大滝区が置かれました。大滝村は、1915年(大正4年)に壮瞥村から分かれた徳舜瞥村が、1950年(昭和25年)9月に改称した村です。
年表
- 1879年7月明治12年有珠郡に紋鼈村が置かれた。種類:その他 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1899年8月1日明治32年長流村と西紋鼈村の一部が分かれ、壮瞥村が置かれた。種類:分割 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1900年7月1日明治33年有珠郡の東紋鼈・西紋鼈・長流・有珠・稀府・黄金蘂の6村の区域で一級町村制が施行され、伊達村となった。種類:町村制 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1906年10月19日明治39年壮瞥村との境界が変更された。種類:その他 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1915年4月1日大正4年壮瞥村から徳舜瞥村(のちの大滝村)が分かれた。種類:分割 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1919年4月1日大正8年徳舜瞥村に二級町村制が施行された。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1920年6月1日大正9年喜茂別村との境界変更で、徳舜瞥村のオロウエンシリベツの一部が喜茂別村に移った。種類:一部編入 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1925年8月1日大正14年伊達村が町制を施行し、伊達町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1934年10月10日昭和9年所属未定地が伊達町に編入された。種類:その他 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1950年9月昭和25年徳舜瞥村が名を大滝村と改めた。種類:改称 出典:Wikipedia
- 1972年4月1日昭和47年伊達町が市制を施行し、伊達市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 2006年3月1日平成18年有珠郡大滝村が伊達市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。