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大島町おおしままち

1920年には6の町村だった区域が、1回の合併・編入を経て、今の大島町になりました。

6町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の大島町

伊豆諸島の北部にある伊豆大島を区域とする町です。中央に三原山がそびえ、黒い溶岩や火山灰の大地と海沿いの集落が広がります。元町と岡田には本土と結ぶ港があり、南東部の波浮港には港町の風景が残ります。島内には椿林が分布し、椿油や花を生かした産業が続いています。三原山の登山や地層、海岸の景観を楽しむ観光も、島の暮らしを支えています。

今の大島町の区域の人口は、2020年の国勢調査で7,102人です。今の区域で数えた1980年の10,734人とくらべると33.8%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は38.2%です。

7,102人人口(2020年)
−33.8%1980年からの増減
90.76km²面積(国土地理院)
78人/km²人口密度
38.2%65歳以上の割合
10,7341980199020052020
15歳未満 10.0%15〜64歳 51.8%65歳以上 38.2%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:観光を中心に、漁業、アシタバや花きの栽培、椿油や食品の加工が行われています。

特産品・名産

  • 椿油椿の実から搾る島の特産
  • くさや魚を独特の汁に漬けて作る干物
  • 牛乳せんべい大島の名産として作られる菓子

見どころ・祭り

  • 三原山伊豆大島の中央にそびえる火山
  • 地層大切断面道路沿いに露出する火山灰などの地層
  • 波浮港南東部にある港と古い町並み

木ツバキ花ツバキ大島町の木・花

大島町のなりたち

大島町(おおしままち)は、東京都島しょ地域の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、6の町村がありました。岡田村・元村・泉津村・野増村・差木地村・波浮港村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の大島町になりました。

今の名前「大島町」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの6の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の泉津村が約22km²だったのに対し、今の大島町は約90km²と、およそ4.0倍になりました。

61920年の町村の数
1回合併・編入の回数
91km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「大島町」という名前

大島町の名は、町の区域をなす伊豆大島の島名を引き継いでいます。1955年、元村・岡田村・泉津村・野増村・差木地村・波浮港村の六村が合併したときに、一つの島を一つの町として「大島町」としました。伊豆大島という島名そのものが付いた詳しい経緯ははっきりしていませんが、町の名は合併後も島全体を表す名として続いています。

まちの成り立ち

伊豆大島では、三原山を中心に海沿いの集落が営まれてきました。元村、岡田、泉津、野増、差木地、波浮港は、漁業や農業、港の往来など、それぞれの地域の暮らしを支える集落でした。波浮港は港町として発展し、元村は島の西側の中心となっていきます。

1908年4月1日、島嶼町村制が施行され、東京府の大島に六村が発足しました。本土の町村とは異なる制度で自治を始め、1940年4月1日には普通町村制に移行しました。1943年の都制施行後は東京都に属しています。

昭和の大合併期の1955年4月1日、六村が合併して大島町が生まれました。島内の行政が一つにまとまりましたが、岡田、泉津、野増、差木地、波浮港などの名は地域名として残っています。元村の中心は元町と呼ばれ、町役場や港を中心とする市街地になっています。

1965年の大火では元町の中心部が大きな被害を受け、区画整理を伴う復興が進みました。1986年の三原山の噴火では、島民が島外へ避難しました。火山の災害を経験しながら、農業や漁業とともに、三原山や椿の風景を生かした観光を育ててきました。一つの島に六村の歴史が重なる町です。

年表

  1. 1908年4月1日明治41年島嶼町村制の施行により、東京府大島に元村・岡田村・泉津村・野増村・差木地村・波浮港村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1940年4月1日昭和15年大島の元村・岡田村・泉津村・野増村・差木地村・波浮港村が島嶼町村制から普通町村制に移行した。種類:その他 出典:jahis.law.nagoya-u.ac.jp
  3. 1955年4月1日昭和30年元村・岡田村・泉津村・野増村・差木地村・波浮港村が合併し、大島町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.town.oshima.tokyo.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

大島町1955〜今
岡田村1908〜1955
元村1908〜1955
泉津村1908〜1955
野増村1908〜1955
差木地村1908〜1955
波浮港村1908〜1955

参考にした資料