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益子町ましこまち

1920年には3の町村だった区域が、1回の合併・編入を経て、今の益子町になりました。

3町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の益子町

関東平野の北部にあり、栃木県南東部の焼き物のまちです。西側を小貝川が北から南へ流れ、その両岸には平野が広がっています。南部は茨城県と接し、丘陵地になっています。益子焼は日用の器の産地として始まり、民芸運動と結びついて発展しました。窯を構える陶芸家も多く、農村の景観と陶芸の営みが重なっています。益子、田野、七井の三つの地域が、今の町を形づくっています。

今の益子町の区域の人口は、2020年の国勢調査で21,898人です。今の区域で数えた1980年の22,104人とくらべると0.9%減り、人口は2000年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は32.4%です。

21,898人人口(2020年)
−0.9%1980年からの増減
90km²面積(概算)
243人/km²人口密度
32.4%65歳以上の割合
25,6851980199020052020
15歳未満 11.4%15〜64歳 56.2%65歳以上 32.4%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:益子焼の生産と陶芸に関わる観光、いちごなどの農業がまちを支えています。

特産品・名産

  • 益子焼日用の器から発展した焼き物
  • いちご観光農園でも栽培される果物
  • ビルマ汁野菜を煮てカレー風味に仕上げる汁物

見どころ・祭り

  • 西明寺三重塔・楼門などが国の重要文化財
  • 地蔵院本堂が文化財に指定された寺
  • 益子陶器市春と秋に町内で開催される陶器市

木あかまつ花やまゆり鳥うぐいす益子町の木・花・鳥

益子町のなりたち

益子町(ましこまち)は、栃木県県東地域の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。七井村・田野村・益子町です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の益子町になりました。

今の名前「益子町」は、1920年にあった益子町の名前を受け継いでいます。ほかの2の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の益子町が約39km²だったのに対し、今の益子町は約90km²と、およそ2.3倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は芳賀郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧七井村の区域には七井駅(真岡鐵道 真岡線)があります。

31920年の町村の数
1回合併・編入の回数
90km²今の面積
1954年いちばん新しい合併

「益子町」という名前

「益子」は、明治の町村制で置かれた益子村から引き継いだ名前です。村が町となった後、1954年に田野村、七井村と新設合併した際も、新しい町は益子を名乗りました。地名そのものの詳しい語源ははっきりしていません。焼き物の産地としてもこの名が使われ、益子焼と町の歩みが結びついています。現在の町には、旧益子町だけでなく田野と七井の地域も含まれます。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、芳賀郡に益子村、田野村、七井村が発足しました。小貝川沿いの平野と丘陵の集落が、三つの村としてまとまったものです。益子村は1894年3月に町制を施行し、益子町となりました。町の名を受け継いだ地域と、田野、七井の二つの村は、その後も別々の自治体として歩みました。

この土地では、江戸時代末期に笠間で修業した大塚啓三郎が窯を築いたことに、益子焼の始まりがあるとされています。日用の器の産地として発展し、1924年には濱田庄司が移り住みました。民芸運動に結びつく陶芸の歴史が、村や町の変化と重なっています。

1954年6月1日、益子町、田野村、七井村が新設合併しました。旧町と同じ名前ですが、三つの町村を合わせた新しい益子町です。平成の大合併では他の自治体との合併を行わず、町として続いています。旧町村の名前や集落名には、合併前の地域の違いが残っています。焼き物の里と小貝川沿いの農村、丘陵の集落が、一つの町を形づくっています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、芳賀郡の益子村、田野村、七井村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  2. 1894年3月明治27年益子村が町制を施行し、益子町となった。種類:町制施行 出典:www.town.mashiko.lg.jp
  3. 1954年6月1日昭和29年益子町、田野村、七井村が新設合併し、益子町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.tochigi.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

益子町1894〜今
七井村1889〜1954同じ名前の駅:七井駅
田野村1889〜1954

参考にした資料