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東吉野村ひがしよしのむら

1920年には3の町村だった区域が、1回の合併・編入を経て、今の東吉野村になりました。

3町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の東吉野村

奈良県東部、高見山の西側に広がる山あいの村です。高見川などの清流に沿って集落が続き、杉や桧の林業が地域を支えてきました。伊勢街道沿いには鷲家口などの古い集落があり、天誅組ゆかりの史跡も残ります。高見山の冬の霧氷、谷にかかる滝、丹生川上神社のある水辺が村の景観を形づくります。磨き丸太や木製品、茶などが生産され、山と川を身近に感じる暮らしが続いています。

今の東吉野村の区域の人口は、2020年の国勢調査で1,502人です。今の区域で数えた1980年の4,916人とくらべると69.4%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は58.3%です。

1,502人人口(2020年)
−69.4%1980年からの増減
131.65km²面積(国土地理院)
11人/km²人口密度
58.3%65歳以上の割合
4,9161980199020052020
15歳未満 5.2%15〜64歳 36.5%65歳以上 58.3%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:林業と磨き丸太・箸などの木材加工、茶やきのこの生産が行われています。

特産品・名産

  • 小川絞吉野杉を使った磨き丸太
  • 茶涼しい気候を生かして栽培
  • 朴の葉寿司鯖の押し寿司を朴の葉で包む

見どころ・祭り

  • 高見山冬の霧氷や樹氷で知られる山
  • 七滝八壺幾段にも流れが続く滝
  • 丹生川上神社水の神を祀る神社
  • ニホンオオカミ像最後の捕獲記録を記念する像

木桧花ツルマンリョウ鳥カワセミ東吉野村の木・花・鳥

東吉野村のなりたち

東吉野村(ひがしよしのむら)は、奈良県南東部地域の村です。今の村の区域には、1920年(大正9年)の時点で、3の町村がありました。高見村・小川村・四郷村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の東吉野村になりました。

今の名前「東吉野村」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの3の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の高見村が約53km²だったのに対し、今の東吉野村は約129km²と、およそ2.4倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は吉野郡に属していました。

31920年の町村の数
1回合併・編入の回数
132km²今の面積
1958年いちばん新しい合併

「東吉野村」という名前

東吉野村の名前は、1958年に小川村・四郷村・高見村の三村が合併して発足した際に使われ始めました。三村はいずれも吉野郡に属し、現在も小川・四郷・高見の名が学校の歴史や地域の呼び名に残っています。新村名を決めた具体的な経緯や語源ははっきりしていません。高見山の西側に広がる地域で、伊勢街道に沿う集落と山林が村の景観を形づくっています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)4月1日の町村制で、吉野郡に小川村・四郷村・高見村が発足しました。小川村は鷲家口・小・木津川・小栗栖・中黒の五村、四郷村は三尾・狭戸・大豆生・麦谷の四村をまとめた村です。高見村は鷲家・萩原・日裏・伊豆尾・木津・杉谷・平野・滝野・谷尻の九村からできました。

山あいを通る伊勢街道は、村々の往来を支えました。木材を育てる林業や、杉・桧を加工する仕事も地域に根づきました。1949年1月1日には、高見村の大字鷲家が小川村に編入され、三村が合わさる前にも区域の移動がありました。

1958年(昭和33年)3月1日、小川村・四郷村・高見村が新設合併し、東吉野村が誕生しました。翌年には伊勢湾台風によって大きな被害を受けました。1973年4月には三村それぞれの名を持つ小川中学校・四郷中学校・高見中学校が統合され、東吉野中学校が発足しています。

鷲家口は天誅組が最期を迎えた地として知られ、村には捕獲記録に残る最後のニホンオオカミを記念する像も建てられました。原石鼎の旧居を保存する石鼎庵や、山と川の景色を詠んだ句碑も残り、三村の歩みとともに東吉野の文化を伝えています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制により、吉野郡小川村(鷲家口村・小村・木津川村・小栗栖村・中黒村)、四郷村(三尾村・狭戸村・大豆生村・麦谷村)、高見村(鷲家村・萩原村・日裏村・伊豆尾村・木津村・杉谷村・平野村・滝野村・谷尻村)が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1949年1月1日昭和24年吉野郡高見村の大字鷲家が小川村に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.nara.lg.jp
  3. 1958年3月1日昭和33年吉野郡小川村・四郷村・高見村が合併し、東吉野村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.nara.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

東吉野村1958〜今
高見村1889〜1958
小川村1889〜1958
四郷村1889〜1958

参考にした資料