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東海村とうかいむら

1920年には2の町村だった区域が、1回の合併・編入を経て、今の東海村になりました。

2町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の東海村

茨城県の太平洋岸にあり、北は久慈川を境に日立市と接する村です。川の南側や低地に水田があり、台地には畑地と平地林が広がっています。台地は東へ緩やかに下がり、海岸の砂丘につながります。砂丘の地域には原子力に関係する研究施設などが設けられています。村松と石神の二村から成り立ち、農村の景観と科学技術の施設、住宅地が共存しています。海岸に見られる黒松やスカシユリは村の象徴にも選ばれています。

今の東海村の区域の人口は、2020年の国勢調査で37,891人です。今の区域で数えた1980年の29,197人とくらべると29.8%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は25.4%です。

37,891人人口(2020年)
+29.8%1980年からの増減
38.1km²面積(概算)
995人/km²人口密度
25.4%65歳以上の割合
37,8911980199020052020
15歳未満 14.4%15〜64歳 60.2%65歳以上 25.4%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:原子力の研究施設が集まり、ほしいもや果樹などの農業も盛んです。

特産品・名産

  • ほしいもサツマイモを生かした地域の加工品
  • 梨村内で栽培される果物
  • ぶどう地域の農業を支える果樹

見どころ・祭り

  • 大神宮茨城のお伊勢さんとして親しまれる
  • 村松山虚空蔵堂十三詣りで信仰を集める
  • 石神城址公園中世の城跡と緑を楽しむ公園

木黒松花スカシユリ鳥メジロ東海村の木・花・鳥

東海村のなりたち

東海村(とうかいむら)は、茨城県県央地域の村です。今の村の区域には、1920年(大正9年)の時点で、2の町村がありました。石神村・村松村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の東海村になりました。

今の名前「東海村」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの2の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の村松村が約24km²だったのに対し、今の東海村は約38km²と、およそ1.6倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は那珂郡に属していました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧石神村の区域には石神駅(常磐線)があります。

21920年の町村の数
1回合併・編入の回数
38km²今の面積
1955年いちばん新しい合併

「東海村」という名前

「東海」は、合併前の村松村と石神村が共同で設けた東海中学校から採った名前です。その校名は、水戸藩の学者である藤田東湖の詩にある、東海の浜に立つという言葉にちなみます。1955年の合併を準備する話し合いで、新しい村名に東海を使うことが決まりました。二つの旧村のどちらかの名前を継ぐのではなく、両村の子どもが通った学校の名前が村全体の名となりました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、那珂郡村松村と石神村が発足しました。海岸の砂丘と台地、久慈川沿いの低地を含む二つの村が、現在の東海村の前身です。村松には村松や白方、照沼などの地域が、石神には石神外宿、石神内宿、舟石川などの地域が含まれていました。

戦後、1948年に村松村と石神村が共同で東海中学校を設けました。その後、町村合併を促す動きの中で両村の合併準備委員が選ばれ、中学校を会場として新村名の話し合いも行われました。共同の学校で使われていた東海という名前を、新しい村の名として採用しました。1955年3月31日、村松村と石神村が新設合併し、東海村が発足しました。

翌年には日本原子力研究所の設置が決まり、1957年に研究用原子炉が臨界に達しました。研究施設の整備とともに住宅地も広がり、農村から科学技術の集まる村へと変わっていきました。平成の大合併では別の市町村との合併を行わず、村の形を引き継いでいます。村松や石神の名は地名として残り、海辺と台地の暮らし、二つの村が力を合わせた歩みを伝えています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、那珂郡の村松村、石神村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1955年3月31日昭和30年石神村、村松村が新設合併し、東海村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ibaraki.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

東海村1955〜今
石神村1889〜1955同じ名前の駅:石神駅
村松村1889〜1955

参考にした資料