今の新居浜市
愛媛県東部、燧灘に面する市です。海沿いに新居浜平野が広がり、中心を国領川が流れます。南は四国山地の険しい山々に続き、山あいに別子山地区があります。江戸時代の元禄4年(1691年)に開かれた別子銅山と、それを営んだ住友の企業とともに発展しました。化学や機械などの工場が並ぶ臨海の工業都市として知られ、秋には市内各地で太鼓祭りが開かれます。
今の新居浜市の区域の人口は、2020年の国勢調査で115,938人です。今の区域で数えた1980年の132,736人とくらべると12.7%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は32.7%です。
主な産業:住友系企業を中心とする化学・金属・機械などの工業が中心です。
特産品・名産
- ふぐざくフグを使った郷土料理
- 別子飴別子銅山にちなむ名の土産の飴
- えび天じゃこえびと魚のすり身を揚げた練り製品
見どころ・祭り
- マイントピア別子別子銅山の端出場・東平の産業遺産を伝える施設
- 広瀬歴史記念館(旧広瀬邸)別子銅山の近代化を進めた広瀬宰平の旧邸
- 新居浜太鼓祭り10月中旬に太鼓台が練り歩く祭り
- 赤石山系の高山植物ツガザクラやアカモノなどが自生する
木クス花ツツジ新居浜市の木・花
新居浜市のなりたち
新居浜市(にいはまし)は、愛媛県東予の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、13の町村がありました。金子村・高津村・大島村・垣生村・多喜浜村・神郷村・船木村・泉川村・中萩村・大生院村・角野村・別子山村・新居浜町です。これらの町村が、5回の合併や編入を経て、今の新居浜市になりました。
今の名前「新居浜市」は、1920年にあった新居浜町の名前を受け継いでいます。ほかの12の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。
1920年の時点で、この区域の町村は宇摩郡・新居郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、宇摩郡は2004年(平成16年)4月1日に廃止されました。
消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧多喜浜村の区域には多喜浜駅(予讃線)があります。旧中萩村の区域には中萩駅(予讃線)があります。
「新居浜市」という名前
「新居浜」の名は、郡役所にあたる郡家の移転に由来するとされています。奈良時代の末ごろ、神野郡の郡家が西部から東部の中村へ移されました。このとき建てた新しい庁舎の地を「新居」と呼び、その北にある海辺を「新居浜」と呼ぶようになったと伝えられます。809年(大同4年)には、神野郡が新居郡に改められました。
まちの成り立ち
1889年(明治22年)12月15日の町村制で、現在の市域には新居浜村・金子村・高津村・垣生村・神郷村・多喜浜村・大島村・泉川村・船木村・角野村・中萩村・大生院村ができました。新居浜村は1908年(明治41年)1月1日に町制を施行しています。1937年(昭和12年)11月3日、新居浜町・金子村・高津村が合わさって市制を施行し、新居浜市が生まれました。その後は周りの町村の編入が続きます。1953年(昭和28年)5月3日に垣生村・神郷村・多喜浜村・大島村、1955年3月31日に泉川町・船木村・中萩町・大生院村、1959年4月1日に角野町が編入されました。泉川・角野・中萩は、それまでに町制を施行して町になっていました。1956年には大生院の一部が西条市に移っています。2003年(平成15年)4月1日には、山あいの宇摩郡別子山村が編入されました。これは平成の合併で愛媛県内の第一号です。別子山は、1691年(元禄4年)に別子銅山が開かれた地域です。銅山の発展とともに住友関連の企業が集まる工業都市として育ち、今に続いています。
年表
- 1889年12月15日明治22年町村制の施行により、新居郡に新居浜村・金子村・高津村・垣生村・神郷村・多喜浜村・大島村・泉川村・船木村・角野村・中萩村・大生院村が、宇摩郡に別子山村が発足した。種類:町村制 出典:www.city.niihama.lg.jp
- 1908年1月1日明治41年新居郡新居浜村が町制を施行して新居浜町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ehime.jp
- 1937年11月3日昭和12年新居郡の新居浜町・金子村・高津村が合併し、市制を施行して新居浜市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ehime.jp
- 1939年3月10日昭和14年新居郡泉川村が町制を施行して泉川町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ehime.jp
- 1939年10月1日昭和14年新居郡角野村が町制を施行して角野町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ehime.jp
- 1942年4月1日昭和17年新居郡中萩村が町制を施行して中萩町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ehime.jp
- 1953年5月3日昭和28年新居郡の垣生村・大島村・多喜浜村・神郷村が新居浜市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.ehime.jp
- 1955年3月31日昭和30年新居郡の泉川町・中萩町・船木村・大生院村が新居浜市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.ehime.jp
- 1956年9月28日昭和31年新居浜市大生院の一部が西条市に編入された。種類:一部編入 出典:www.pref.ehime.jp
- 1959年4月1日昭和34年新居郡角野町が新居浜市に編入され、新居郡はなくなった。種類:編入 出典:www.pref.ehime.jp
- 2003年4月1日平成15年宇摩郡別子山村が新居浜市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.ehime.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。