今の四国中央市
愛媛県の東端にあり、四国の他の3県と接する市です。南に法皇山脈が屏風のように連なり、北は燧灘に面します。山と海の間に細長い平野が広がり、銅山川が流れます。高速道路が交差する交通の要所です。紙・パルプなどの製紙関連の工業が盛んで、「紙のまち」と呼ばれます。春先から初夏には、やまじ風と呼ばれる強い風が山から吹きおろします。
今の四国中央市の区域の人口は、2020年の国勢調査で82,754人です。今の区域で数えた1980年の95,168人とくらべると13.0%減り、人口は1990年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は34.3%です。
主な産業:製紙・紙加工業が中心で、土居・新宮地域では農林業も営まれています。
特産品・名産
- 水引細工紙を使った工芸品
- 手すき和紙市の名物・特産品に挙げられる
- えびちくわ市の名物・特産品に挙げられる練り製品
見どころ・祭り
- 宇摩向山古墳国指定の古墳
- 翠波高原ミツマタ畑が広がる「みつまたの里」がある
- 三角寺四国八十八箇所の65番札所
- 金砂湖畔公園柳瀬ダムのダム湖のほとりの公園
木五葉松花ミツマタ四国中央市の木・花
四国中央市のなりたち
四国中央市(しこくちゅうおうし)は、愛媛県東予の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、24の町村がありました。津根村・野田村・中曽根村・中之庄村・二名村・天満村・蕪崎村・小富士村・関川村・上山村・新立村・金生村・川滝村・金田村・妻鳥村・上分町・松柏村・三島町・豊岡村・寒川村・富郷村・金砂村・川之江町・土居村です。これらの町村が、8回の合併や編入を経て、今の四国中央市になりました。
今の名前「四国中央市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの24の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。
面積は、1920年の富郷村が約89km²だったのに対し、今の四国中央市は約411km²と、およそ4.6倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は宇摩郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、宇摩郡は2004年(平成16年)4月1日に廃止されました。
消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧関川村の区域には関川駅(予讃線)があります。旧川之江町の区域には川之江駅(予讃線)があります。
「四国中央市」という名前
「四国中央」の名は、四国の真ん中に位置し、四国の4県が接する市の姿を表しています。高速道路の結節点にあって四国4県の県庁所在地にほぼ1時間で結ばれ、四国最大規模の国際貿易港も抱えています。将来、道州制が導入されたときに、四国の交流拠点都市として一層発展したいという願いが込められた名です。2004年(平成16年)の合併で、この市名が採用されました。
まちの成り立ち
古くは宇摩郡と呼ばれた地域です。1889年(明治22年)12月15日の町村制で、郡内に川之江村・三島村など多くの村が生まれました。川之江村と三島村は1898年(明治31年)に町制を施行しています。1944年(昭和19年)には三島町が中曽根村・中之庄村・松柏村と合わさり、松柏村は1950年に再び分かれました。1952年(昭和27年)には寒川村が町制を施行しています。昭和の大合併では、1954年(昭和29年)3月31日に天満村・蕪崎村・小富士村・関川村・長津村と土居村が合わさって土居町になり、上山村と新立村が合わさって新宮村が生まれ、二名村は川之江町に編入されました。同年11月1日には、東部の川之江町・金生町・上分町・妻鳥村・金田村・川滝村が川之江市になり、西部の三島町・寒川町・松柏村・豊岡村・富郷村・金砂村が伊予三島市になりました。2004年(平成16年)4月1日、川之江市・伊予三島市・土居町・新宮村の2市1町1村が新設合併して、四国中央市が誕生しました。製紙業が盛んな「紙のまち」として知られます。
年表
- 1889年12月15日明治22年町村制の施行により、宇摩郡に川之江村・上分村・金生村・妻鳥村・二名村・川滝村・金田村・三島村・中曽根村・中之庄村・松柏村・寒川村・豊岡村・富郷村・金砂村・上山村・新立村・津根村・野田村・小富士村・満崎村・土居村・関川村などが発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1894年7月1日明治27年宇摩郡満崎村が分かれて天満村と蕪崎村が発足した。種類:分割 出典:www.pref.ehime.jp
- 1898年11月21日明治31年宇摩郡三島村が町制を施行して三島町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ehime.jp
- 1898年12月21日明治31年宇摩郡川之江村が町制を施行して川之江町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ehime.jp
- 1913年1月1日大正2年宇摩郡上分村が町制を施行して上分町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ehime.jp
- 1940年2月11日昭和15年宇摩郡の津根村と野田村が合併して長津村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ehime.jp
- 1944年4月1日昭和19年宇摩郡の三島町・中曽根村・中之庄村・松柏村が合併し、改めて三島町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ehime.jp
- 1948年4月1日昭和23年宇摩郡金生村が町制を施行して金生町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ehime.jp
- 1950年10月1日昭和25年宇摩郡三島町のうち旧松柏村の区域が分かれて松柏村が発足した。種類:分割 出典:www.pref.ehime.jp
- 1952年6月1日昭和27年宇摩郡寒川村が町制を施行して寒川町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.ehime.jp
- 1954年3月31日昭和29年宇摩郡の上山村と新立村が合併して新宮村が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ehime.jp
- 1954年3月31日昭和29年宇摩郡二名村が川之江町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.ehime.jp
- 1954年3月31日昭和29年宇摩郡の長津村・小富士村・蕪崎村・天満村・土居村・関川村が合併して土居町が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ehime.jp
- 1954年11月1日昭和29年宇摩郡の松柏村・三島町・寒川町・豊岡村・富郷村・金砂村が合併し、市制を施行して伊予三島市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ehime.jp
- 1954年11月1日昭和29年宇摩郡の川之江町・金生町・上分町・妻鳥村・金田村・川滝村が合併し、市制を施行して川之江市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ehime.jp
- 2004年4月1日平成16年川之江市・伊予三島市と宇摩郡の新宮村・土居町が合併し、市制を施行して四国中央市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.ehime.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。