路線クロニクル日本の鉄道史 ─ 1路線の一生を再生する

路線クロニクル

山手線1885年開業

品川〜田端 JR東日本

山手線は、東京の品川、渋谷、新宿、池袋、上野などを結んで、環状に走るJR東日本の路線である。東京の都市生活を支える代表的な路線として知られる。

いまの長さ
21 km
駅の数
17駅
開業
1885年
運営
JR東日本

この路線のなりたち

山手線の始まりは、1885年にさかのぼる。国土数値情報の記録では、品川から目黒、渋谷、新宿へ至る区間が開業した。これは日本鉄道が、東北方面から横浜方面へ貨物や旅客を結ぶために造った線路の一部で、品川線と呼ばれた。

1903年に池袋から田端までがつながり、のち国有化され、1909年ごろに山手線の名前が定着した。1925年に東京から上野の区間がつながり、環状運転が始まった。1987年の分割民営化により、JR東日本の路線となった。

路線の歩み

「▶ この章を見る」で、上のプレイヤーがその時代を再生します。

11885年

開業

1885年、山手線の約14kmの線路が開業した。目白・品川・目黒・渋谷・新宿の駅が、このころ開業している。

21903年

延伸

1903年、約6kmの線路が開業した。田端・巣鴨・池袋・大塚の駅が、このころ開業している。

31949年

国鉄の路線に

1949年、国の鉄道は日本国有鉄道(国鉄)となり、この路線も国鉄の線になった。

41987年

JRへ

1987年4月、国鉄の分割民営化で、この路線はJR東日本の路線となった。

5いま

いま

いまはJR東日本の路線として、地図データの上で約21km、25駅がある。

この路線の見どころ

東京をめぐる円

山手線の電車は、東京の中心部をほぼ一周する。主要なターミナル駅を結び、私鉄や地下鉄に乗りかえやすい。

黄緑色の電車

山手線の電車は、黄緑色の車体で知られる。長く親しまれた色で、沿線の景観の一部になっている。

内回りと外回り

環状運転の電車は、右回りを外回り、左回りを内回りと呼ぶ。行き先を駅名ではなく、回る向きで示す特徴がある。

乗降が多い駅

新宿や池袋、渋谷は、一日の利用者が非常に多い駅として知られる。

いまの姿

いまの山手線は、昼間も数分おきに電車が走り、東京で暮らす人の移動を支える。2020年には高輪ゲートウェイ駅が新しく開業するなど、変化が続いている。

ホームドアの設置や車両の更新が進み、安全性と快適さの向上が図られている。

区間の開業(年ごと)

地図データ上の線路の長さを、開業した年ごとに足したもの(公式の営業キロとは少し違います)。1950年より前は、駅の開業年から推定した年です。

1885年ごろ14.1 km
1903年ごろ6.4 km

駅の一覧(17駅)

国土数値情報に記録された駅と、その供用開始年。1950年より前に廃止された駅は含みません。

駅開業その後
品川1885年
大崎1901年
五反田1911年
目黒1885年
恵比寿1906年
渋谷1885年
原宿1906年
代々木1909年
新宿1885年
新大久保1914年
高田馬場1910年
目白1885年
池袋1903年
大塚1903年
巣鴨1903年
駒込1910年
田端1903年

接続する路線

同じ名前の駅でつながっている国鉄・JR・第三セクターの路線(いまはない線も含む)。

知っておきたいこと

山手線の区間

正式な山手線は、品川から新宿、池袋を通って田端までの区間である。東京駅や上野駅をふくむ環状運転は、東海道本線や東北本線の線路もあわせて使っている。

線路の形と期間、駅の開業年は、国土数値情報「鉄道時系列データ」(国土交通省)を加工して作成しました。1950年より前に開業した区間の年は、駅の供用開始年から推定したもので、実際と前後することがあります。会社名・路線名の移り変わりと解説文は、このサイトでまとめたものです。
主な参考:国土交通省『国土数値情報 鉄道時系列データ』

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