路線クロニクル日本の鉄道史 ─ 1路線の一生を再生する

路線クロニクル

海峡線1988年に松前線から分かれる

木古内〜中小国 JR北海道

海峡線は、青森県の中小国から青函トンネルを通り、北海道の木古内まで津軽海峡の下を結ぶ路線である。本州と北海道を鉄道でつないだ路線として知られ、北海道新幹線も走る。連絡船の時代から鉄道の時代へ、北海道への旅を変えた路線である。

いまの長さ
87 km
駅の数
2駅
開業
1988年
運営
JR北海道

この路線のなりたち

海峡線は、1988年の青函トンネルの開業とともに生まれた路線である。本州側の中小国から海底の青函トンネルを抜け、北海道側の木古内までを結ぶ。

本州と北海道をつなぐ連絡は、長く青函連絡船が担っていた。しかし、海難事故もあり、海底トンネルで直接つなぐ計画が進められた。青函トンネルは長い工事の末に完成し、1988年に津軽海峡線として営業を始めた。海峡線は、その中核となる区間である。

路線の歩み

「▶ この章を見る」で、上のプレイヤーがその時代を再生します。

11988年

松前線から分かれる

1988年、松前線の一部の区間が分かれて、海峡線となった。

2いま

いま

いまはJR北海道の路線として、地図データの上で約87km、2駅がある。

この路線の見どころ

青函トンネル

青函トンネルは、全長が約54kmと長く、海底部分を含む鉄道トンネルとして世界でも有数の長さだとされる。海峡線の最大の特色である。

竜飛と吉岡の海底駅

トンネル内には、竜飛海底駅と吉岡海底駅があった。海の底に駅があることで知られたが、のちに旅客の利用ができなくなっている。

寝台特急から新幹線へ

開業後は、北海道と本州を結ぶ特急や寝台列車、そして多くの貨物列車が走った。2016年には北海道新幹線が新青森から新函館北斗まで開業し、海峡線は新幹線と在来線貨物列車が共用する形になった。

連絡船の時代の終わり

海峡線の開業にともない、青函連絡船は役目を終えた。本州と北海道の旅の形を大きく変えた路線だといえる。

いまの姿

いまの海峡線は、北海道新幹線と貨物列車が走る重要な路線である。新幹線が高速で走るため、貨物列車との共用区間では、安全面での工夫が必要とされている。

区間の開業(年ごと)

地図データ上の線路の長さを、開業した年ごとに足したもの(公式の営業キロとは少し違います)。1950年より前は、駅の開業年から推定した年です。

1988年87.4 km

駅の一覧(6駅)

国土数値情報に記録された駅と、その供用開始年。1950年より前に廃止された駅は含みません。

駅開業その後
木古内1988年
知内1990年2014年ごろ廃止
吉岡海底1988年2014年ごろ廃止
竜飛海底1988年2014年ごろ廃止
津軽今別1988年2016年ごろ廃止
中小国1988年

接続する路線

同じ名前の駅でつながっている国鉄・JR・第三セクターの路線(いまはない線も含む)。

線路の形と期間、駅の開業年は、国土数値情報「鉄道時系列データ」(国土交通省)を加工して作成しました。1950年より前に開業した区間の年は、駅の供用開始年から推定したもので、実際と前後することがあります。会社名・路線名の移り変わりと解説文は、このサイトでまとめたものです。
主な参考:国土交通省『国土数値情報 鉄道時系列データ』

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