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日光市にっこうし

1920年には11の町村だった区域が、5回の合併・編入を経て、今の日光市になりました。

11町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の日光市

栃木県北西部、日光火山群や鬼怒川上流、大谷川の流域に広がる市です。市街地の平坦部から高い山岳地帯まで地形の差が大きく、北は福島県、西は群馬県に接しています。門前町の日光、宿場町の今市、温泉地の藤原・栗山、銅山の足尾という異なる歴史を持つ地域がまとまっています。山間部は水源の保全を担い、社寺や温泉も市の特徴です。

今の日光市の区域の人口は、2020年の国勢調査で77,661人です。今の区域で数えた1980年の97,515人とくらべると20.4%減り、人口は1995年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は36.2%です。

77,661人人口(2020年)
−20.4%1980年からの増減
1,463.2km²面積(概算)
53人/km²人口密度
36.2%65歳以上の割合
99,9881980199020052020
15歳未満 9.6%15〜64歳 54.2%65歳以上 36.2%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:社寺や温泉、山岳景観を生かした観光が盛んです。

特産品・名産

  • 日光湯波門前町で受け継がれてきた食文化
  • 日光羊羹市の特選ブランドで紹介される菓子
  • 日光彫木彫りの里で展示・体験できる伝統工芸

見どころ・祭り

  • 日光東照宮徳川家康の霊廟として建立された社
  • 鬼怒川温泉藤原地域に発展した温泉地
  • 川治温泉山あいの温泉保養地

木モミジ・シラカンバ花ニッコウキスゲ・ヤシオツツジ鳥カワセミ・ウグイス日光市の木・花・鳥

日光市のなりたち

日光市(にっこうし)は、栃木県日光地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、11の町村がありました。小来川村・豊岡村・落合村・篠井村・大沢村・三依村・栗山村・藤原村・今市町・足尾町・日光町です。これらの町村が、5回の合併や編入を経て、今の日光市になりました。

今の名前「日光市」は、1920年にあった日光町の名前を受け継いでいます。ほかの10の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の日光町が約273km²だったのに対し、今の日光市は約1,463km²と、およそ5.4倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は上都賀郡・塩谷郡・河内郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、上都賀郡は2011年(平成23年)10月1日に廃止されました。

消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧今市町の区域には今市駅(日光線)があります。旧足尾町の区域には足尾駅(わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線)があります。

111920年の町村の数
5回合併・編入の回数
1,463km²今の面積
2006年いちばん新しい合併

「日光市」という名前

日光は、山岳信仰や社寺の歴史と結びついた地名です。1889年に発足した日光町から、1954年の旧日光市へ受け継がれました。2006年には旧日光市・今市市・藤原町・足尾町・栗山村が合併し、新しい市も日光市と名乗りました。現在の市名は旧市から続きますが、市の区域には今市の宿場町、足尾の銅山、鬼怒川上流の温泉地なども含まれています。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、上都賀郡に日光町・今市町・落合村・板来村・足尾町、河内郡に豊岡村・大沢村・篠井村、塩谷郡に藤原村・栗山村が発足しました。板来村からは1893年に小来川村と板荷村が分かれ、藤原村からも同年に三依村が分かれています。

日光は二社一寺の門前町、今市は日光街道・例幣使街道・会津西街道の結節点の宿場町として発展しました。足尾には銅山、藤原や栗山には山間の集落や温泉地の歴史があります。1935年5月5日、藤原村は町制を施行しました。

1954年2月11日、小来川村が日光町へ編入され、同日に日光町は市となりました。3月31日には豊岡村と落合村が今市町に編入され、今市市となっています。11月1日には大沢村と、分割された篠井村の一部が今市市に加わりました。1955年5月5日には三依村が藤原町へ編入されています。

2006年3月20日、旧日光市・今市市・藤原町・足尾町・栗山村の二市二町一村が新設合併しました。市名は日光のままですが、五つの自治体を合わせた新設合併でした。現在の市域は山岳信仰の地と街道のまち、銅山、鬼怒川上流域をまとめた広い地域です。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、上都賀郡に日光町・今市町・落合村・板来村・足尾町が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、河内郡に豊岡村・大沢村・篠井村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  3. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、塩谷郡に藤原村・栗山村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  4. 1893年板来村の区域が分かれ、小来川村と板荷村が生まれた。種類:分割 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  5. 1893年藤原村の区域が分かれ、三依村と新しい藤原村が生まれた。種類:分割 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  6. 1935年5月5日昭和10年藤原村が町制を施行し、藤原町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  7. 1954年2月11日昭和29年小来川村が日光町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  8. 1954年2月11日昭和29年日光町が市制を施行し、日光市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  9. 1954年3月31日昭和29年豊岡村・落合村が今市町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  10. 1954年3月31日昭和29年今市町が市制を施行し、今市市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  11. 1954年11月1日昭和29年大沢村が今市市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  12. 1954年11月1日昭和29年篠井村が分割され、小林・沓掛・塩野室・矢野口・沢又・嘉多蔵が今市市、残る区域が宇都宮市に編入された。種類:分割 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  13. 1955年5月5日昭和30年三依村が藤原町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.tochigi.lg.jp
  14. 2006年3月20日平成18年日光市・今市市・藤原町・足尾町・栗山村が合併し、新しい日光市が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.tochigi.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

日光町→日光市1889〜今
栗山村1889〜2006
藤原村→藤原町1889〜2006
三依村1893〜1955
今市町→今市市1889〜2006同じ名前の駅:今市駅
篠井村1889〜1954
大沢村1889〜1954
豊岡村1889〜1954
落合村1889〜1954
足尾町1889〜2006同じ名前の駅:足尾駅
小来川村1893〜1954

参考にした資料