今の横浜市
神奈川県東部で東京湾に面する港のまちです。1859年の開港をきっかけに都市として発展し、港の周辺には横浜の歩みを伝える建物や公園があります。市域は周辺の町村を編入して広がり、神奈川や保土ヶ谷、戸塚などの宿場の歴史も受け継ぎました。海に近い地域と内陸の地域を含む18区からなります。港の整備と市街地の拡大を重ねてきた様子は、各時代の地図にも残されています。
今の横浜市の区域の人口は、2020年の国勢調査で3,777,491人です。今の区域で数えた1980年の2,773,674人とくらべると36.2%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は25.0%です。
主な産業:港湾・貿易や商業、製造業が集まり、観光も営まれています。
特産品・名産
- 浜なし横浜市内で生産される梨
- シウマイ横浜の名産として知られる食品
- 横浜スカーフ横浜の絹産業から生まれた工芸品
見どころ・祭り
- 山下公園1930年に開園した港沿いの公園
- 大さん橋横浜港の歴史を伝える桟橋
- 三溪園歴史的建造物を移築した日本庭園
木サザンカ、ケヤキ、サンゴジュ、シイ、イチョウ、ツバキ花バラ横浜市の木・花
横浜市のなりたち
横浜市(よこはまし)は、神奈川県横浜地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、32の町村がありました。生見尾村・町田村・金沢村・大綱村・旭村・城郷村・西谷村・保土ヶ谷町・大岡川村・屏風浦村・日下村・都田村・永野村・六浦荘村・日吉村・山内村・中里村・田奈村・中川村・新田村・新治村・都岡村・瀬谷村・二俣川村・中川村・中和田村・川上村・戸塚町・大正村・豊田村・本郷村・横浜市です。これらの町村が、7回の合併や編入を経て、今の横浜市になりました。
今の名前「横浜市」は、1920年にあった横浜市の名前を受け継いでいます。ほかの31の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。
面積は、1920年の横浜市が約44km²だったのに対し、今の横浜市は約435km²と、およそ9.9倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は久良岐郡・橘樹郡・都筑郡・鎌倉郡に属していました。
消えた町村の名前は、駅の名前に見ることができます。旧保土ヶ谷町の区域には保土ヶ谷駅(東海道本線)があります。旧戸塚町の区域には戸塚駅(東海道本線)があります。旧本郷村の区域には本郷台駅(根岸線)があります。
「横浜市」という名前
横浜の名前は、港が開かれる前からあった地名です。現在の元町周辺から弁天橋の方向へ横に延びていた砂浜に由来するとされています。埋め立てや港の整備で海岸の姿は変わりましたが、その名は港と都市に受け継がれました。1889年の市制施行でも横浜市の名が使われ、周辺の町村を迎えた後も続いています。
まちの成り立ち
横浜市は1889年、開港場を中心とした横浜区に市制が施行されて生まれました。市域は、その後の編入で段階的に広がりました。1901年には神奈川町、戸太町、中村、本牧村、根岸村などを迎え、1911年にも周辺の町村の一部を編入しました。
1927年には鶴見町や保土ヶ谷町など9町村を編入しました。同年には初めて区制を施行し、鶴見・神奈川・中・保土ヶ谷・磯子の5区を設けます。港の周辺だけでなく、工場が集まる海沿いの地域や内陸の町村へ市域が広がった時期です。1936年には金沢町、六浦荘村、永野村を迎え、翌年には日吉村の一部を編入しました。日吉村の残りの区域は川崎市に入りました。
1939年には川和町、戸塚町など17町村を編入し、港北区と戸塚区を設けました。都筑郡と鎌倉郡にはそれぞれ中川村があり、両方が横浜市に加わっています。その後は、合併だけでなく区を分けることで行政の区割りを変えてきました。1956年に政令指定都市となり、1969年には4区、1986年には栄区と泉区を新設しました。1994年の青葉区と都筑区の誕生で18区となります。今の横浜は、開港場の歴史を持つ中心部と、宿場や農村を起点とする周辺地域を合わせてできた市です。
年表
- 1889年4月1日明治22年横浜区に市制が施行され、横浜市が生まれた。種類:市制施行 出典:www.city.yokohama.lg.jp
- 1889年4月1日明治22年町村制により、久良岐郡に戸太村、中村、根岸村、本牧村、屏風浦村、大岡川村、日下村、金沢村、六浦荘村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1889年4月1日明治22年町村制により、橘樹郡に神奈川町、小机村、大綱村、旭村、子安村、生見尾村、町田村、日吉村、保土ヶ谷町、宮川村、矢崎村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1889年4月1日明治22年町村制により、都筑郡に新田村、都田村、中川村、山内村、中里村、田奈村、新治村、都岡村、二俣川村、西谷村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1889年4月1日明治22年町村制により、鎌倉郡に永野村、戸塚町、中川村、川上村、本郷村、豊田村、長尾村、俣野村、富士見村、中和田村、瀬谷村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1892年2月5日明治25年小机村が城郷村に改称した。種類:改称 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1895年10月1日明治28年戸太村が町制を施行し、戸太町となった。種類:町制施行 出典:archives.pref.kanagawa.jp
- 1901年4月1日明治34年神奈川町、戸太町、中村、本牧村、根岸村と保土ヶ谷町の一部が横浜市に編入された。種類:編入 出典:www.city.yokohama.lg.jp
- 1909年4月1日明治42年旧保土ヶ谷町、宮川村、矢崎村が合併し、新しい保土ヶ谷町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1911年4月1日明治44年子安村、保土ヶ谷町、屏風浦村、大岡川村の各一部が横浜市に編入された。種類:一部編入 出典:www.city.yokohama.lg.jp
- 1911年4月1日明治44年子安村が分割され、横浜市への編入区域を除く部分が大綱村と旭村に編入された。種類:分割 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1915年8月15日大正4年長尾村、俣野村、富士見村が合併し、大正村が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1921年4月1日大正10年生見尾村が町制を施行し、鶴見町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1923年4月1日大正12年町田村が町制を施行し、潮田町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1925年4月1日大正14年旧鶴見町と潮田町が合併し、新しい鶴見町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1926年1月1日大正15年金沢村が町制を施行し、金沢町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1927年4月1日昭和2年鶴見町、旭村、大綱村、城郷村、保土ヶ谷町、西谷村、大岡川村、日下村、屏風浦村が横浜市に編入された。種類:編入 出典:www.city.yokohama.lg.jp
- 1927年10月1日昭和2年区制が施行され、鶴見区、神奈川区、中区、保土ヶ谷区、磯子区が設けられた。種類:その他 出典:www.city.yokohama.lg.jp
- 1934年1月1日昭和9年都田村が町制を施行し、川和町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1936年10月1日昭和11年金沢町、六浦荘村、永野村が横浜市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1937年4月1日昭和12年日吉村が分割され、一部が横浜市に、残部が川崎市に編入された。種類:分割 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1939年4月1日昭和14年川和町、新田村、都筑郡中川村、山内村、中里村、田奈村、新治村、都岡村、二俣川村、戸塚町、鎌倉郡中川村、川上村、本郷村、豊田村、大正村、中和田村、瀬谷村が横浜市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1939年4月1日昭和14年市域の拡大に伴い、港北区と戸塚区が設けられた。種類:その他 出典:www.city.yokohama.lg.jp
- 1943年12月1日昭和18年中区の一部から南区が設けられた。種類:その他 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1944年4月1日昭和19年中区の一部から西区が設けられた。種類:その他 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1948年5月15日昭和23年磯子区の一部から金沢区が設けられた。種類:その他 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1956年9月1日昭和31年横浜市が政令指定都市となった。種類:その他 出典:www.city.yokohama.lg.jp
- 1969年10月1日昭和44年南区、保土ヶ谷区、戸塚区、港北区の区域を再編し、港南区、旭区、瀬谷区、緑区が設けられた。種類:その他 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1986年11月3日昭和61年戸塚区の一部から栄区と泉区が設けられた。種類:その他 出典:www.pref.kanagawa.jp
- 1994年11月6日平成6年港北区と緑区の区域を再編し、青葉区と都筑区が設けられ、市内が18区となった。種類:その他 出典:www.pref.kanagawa.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。
参考にした資料
- www.pref.kanagawa.jp/documents/22831/haichibungo.pdf
- www.city.yokohama.lg.jp/city-info/yokohamashi/gaiyo/ayumi/chronological-table.ht
- www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/library/shuroku/map.html
- archives.pref.kanagawa.jp/publications/letter/vol37.html
- kaikou.yokohama-history.org/kanpou/%E3%80%8C%E9%96%8B%E6%B8%AF%E3%81%AE%E3%81%B2
- www.pref.kanagawa.jp/documents/112584/06youran.pdf