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鎌倉市かまくらし

1920年には5の町村だった区域が、5回の合併・編入を経て、今の鎌倉市になりました。

5町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の鎌倉市

相模湾に面する海辺と、山の間の谷戸に広がる市です。鎌倉の中心部は東・西・北を山に囲まれ、海へ開く地形をもっています。中世の武家政治の中心となり、寺社や歴史的な街路が受け継がれてきました。近代には横須賀線の開通で、別荘地や住宅地としても発展しました。腰越の海辺や大船・玉縄なども市域に含み、古都の歴史と日々の暮らしが重なる町です。

今の鎌倉市の区域の人口は、2020年の国勢調査で172,710人です。今の区域で数えた1980年の172,629人とくらべると0.0%ふえ、人口は1985年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は31.1%です。

172,710人人口(2020年)
+0.0%1980年からの増減
39.66km²面積(国土地理院)
4,355人/km²人口密度
31.1%65歳以上の割合
175,4951980199020052020
15歳未満 11.4%15〜64歳 57.5%65歳以上 31.1%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:社寺や海辺の観光と、住宅地を支える商業が営まれています。

特産品・名産

  • 鎌倉彫木地に彫刻を施す伝統工芸
  • 鎌倉ハム明治以来の歴史を持つ食肉加工品
  • 鎌倉梅ワイン市内で収穫した梅を使うワイン

見どころ・祭り

  • 鶴岡八幡宮鎌倉の歴史と結びつく神社
  • 高徳院鎌倉大仏で知られる寺
  • 建長寺北鎌倉にある禅宗寺院

木ヤマザクラ(オオシマザクラを含む)花リンドウ鎌倉市の木・花

鎌倉市のなりたち

鎌倉市(かまくらし)は、神奈川県横須賀三浦地域の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、5の町村がありました。腰越津村・小坂村・玉縄村・深沢村・鎌倉町です。これらの町村が、5回の合併や編入を経て、今の鎌倉市になりました。

今の名前「鎌倉市」は、1920年にあった鎌倉町の名前を受け継いでいます。ほかの4の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。

面積は、1920年の鎌倉町が約14km²だったのに対し、今の鎌倉市は約39km²と、およそ2.7倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は鎌倉郡に属していました。

51920年の町村の数
5回合併・編入の回数
40km²今の面積
1948年いちばん新しい合併

「鎌倉市」という名前

鎌倉の名にはいくつもの説があり、一つの由来に定まっていません。藤原鎌足が鎌を埋めたという伝説や、三方を山に囲まれて一方が海に開く地形を、かまどと谷に結びつける説があります。海辺に蒲が生えていたことにちなむという説もあります。古くからの地名を、1894年の鎌倉町、1939年の鎌倉市が引き継ぎました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制で、現在の市域には東鎌倉村・西鎌倉村・腰越津村・深沢村・小坂村・玉縄村が発足しました。同じ年に横須賀線が開通し、歴史ある寺社の町は、海水浴や別荘、住宅の地域としても注目されるようになりました。

1894年7月7日、東鎌倉村と西鎌倉村が合併して鎌倉町となりました。海辺の腰越津村は、1931年に町制を施行して腰越町へ改称しました。北側では1933年2月に小坂村が大船町となり、同年4月に玉縄村を編入しました。それぞれの町村が別々の区域をもっていた時代です。

1939年11月3日、鎌倉町と腰越町が合併して鎌倉市が発足しました。一つの町が市へ昇格しただけではなく、二つの町による新設合併でした。戦後の1948年1月1日には深沢村、同年6月1日には大船町を編入し、現在につながる市域がまとまりました。大船町に入っていた玉縄の地域も、この時に鎌倉市の一部となりました。

中世の政治の中心地を受け継ぐ鎌倉に、腰越の海辺、深沢の地域、大船と玉縄が加わった成り立ちです。腰越・深沢・大船・玉縄などの地名は今も使われ、古都の中心部だけではない市の広がりを伝えています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年鎌倉郡に東鎌倉村・西鎌倉村・腰越津村・深沢村・小坂村・玉縄村が発足した。種類:町村制 出典:www.pref.kanagawa.jp
  2. 1894年7月7日明治27年東鎌倉村と西鎌倉村が合併し、鎌倉町が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.kanagawa.jp
  3. 1931年1月1日昭和6年腰越津村が町制を施行するとともに改称し、腰越町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.kanagawa.jp
  4. 1933年2月11日昭和8年小坂村が町制を施行するとともに改称し、大船町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.kanagawa.jp
  5. 1933年4月1日昭和8年玉縄村が大船町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kanagawa.jp
  6. 1939年11月3日昭和14年鎌倉町と腰越町が合併し、鎌倉市が生まれた。種類:新設合併 出典:www.pref.kanagawa.jp
  7. 1948年1月1日昭和23年深沢村が鎌倉市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kanagawa.jp
  8. 1948年6月1日昭和23年大船町が鎌倉市に編入された。種類:編入 出典:www.pref.kanagawa.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

鎌倉町→鎌倉市1894〜今
大船町1933〜1948同じ名前の駅:大船駅
小坂村1889〜1933
深沢村1889〜1948
腰越町1931〜1939
腰越津村1889〜1931
玉縄村1889〜1933

参考にした資料