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苫小牧市とまこまいし

苫小牧市は、1920年からほぼ同じ区域のまま続いている市です。

1町村から

今の苫小牧市

胆振総合振興局の管内にあり、太平洋に面した市です。札幌都市圏に近い太平洋岸の港で、苫小牧港と王子製紙などの工場が並ぶ工業のまちです。千歳市との境には活火山の樽前山があり、周辺は支笏洞爺国立公園に含まれます。東部のウトナイ湖はラムサール条約の登録湿地で、白鳥などが飛来します。勇払原野にはハスカップが自生しています。

今の苫小牧市の区域の人口は、2020年の国勢調査で170,113人です。今の区域で数えた1980年の151,967人とくらべると11.9%ふえ、人口は2010年まではふえ、その後は少し減っています。65歳以上の人の割合は29.9%です。

170,113人人口(2020年)
+11.9%1980年からの増減
618km²面積(概算)
275人/km²人口密度
29.9%65歳以上の割合
173,3201980199020052020
15歳未満 12.2%15〜64歳 57.9%65歳以上 29.9%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:製紙、石油精製、自動車関連などの工業と、苫小牧港を使った物流が中心です。

特産品・名産

  • ホッキ貝市の貝に制定されている
  • ハスカップ勇払原野に自生。市の木の花
  • 苫小牧ホッキカレー市が認定している特産品

見どころ・祭り

  • ウトナイ湖ラムサール条約の登録湿地
  • 樽前山市と千歳市の境にある活火山
  • ノーザンホースパーク馬と触れ合える観光施設
  • 苫小牧市科学センター旧ソ連の宇宙ステーション・ミールの予備機を展示
  • 樽前山神社市内の別表神社

木ナナカマド花ハナショウブ(草の花)、ハスカップ(木の花)鳥ハクチョウ苫小牧市の木・花・鳥

苫小牧市のなりたち

苫小牧市(とまこまいし)は、北海道胆振地方の市です。1920年(大正9年)の時点ですでに苫小牧町として今とほぼ同じ区域があり、それから一度も合併をしていない、道内でもめずらしい市です。

1920年の時点で、この区域の町村は勇払郡に属していました。

11920年の町村の数
0回合併・編入の回数
618km²今の面積

「苫小牧市」という名前

「苫小牧」は、アイヌ語の「ト・マコマイ」から来た名で、「沼のマコマイ川」の意とされています。苫小牧川の一帯を「マコマイ」(山奥に入っていく川)と呼び、沼があった旧樽前山神社付近に「沼」を表す「ト」を付けて呼んだものが語源になったとする説があります。1873年(明治6年)に漢字で「苫細」と表され、翌年「苫小牧」に改められました。「牧」の字を使った理由には、島牧にならったとする説などがあり、はっきりしていません。

まちの成り立ち

1873年(明治6年)に開拓使勇払郡出張所が勇払から苫細(のちの苫小牧)に移され、これが開基とされています。1880年(明治13年)に勇払各村戸長役場が置かれ、1889年(明治22年)1月には苫小牧外15ヶ村戸長役場が置かれました。その後、1895年(明治28年)に鵡川村外6ヵ村、1897年(明治30年)に厚真村、1900年(明治33年)に安平村が分かれています。1902年(明治35年)4月1日に二級町村制を施行し、樽前村、覚生村、錦多峰村、小糸魚村、苫小牧村、勇払村、植苗村が合わさって苫小牧村となりました。1918年(大正7年)1月1日に町制を施行して苫小牧町となり、翌1919年(大正8年)4月1日に一級町村制へ移りました。これより前の1910年(明治43年)には、王子製紙の苫小牧工場が操業を始めています。1948年(昭和23年)4月1日に市制を施行し、苫小牧市になりました。1963年(昭和38年)に苫小牧港が開港し、工業のまちとして広がりました。

年表

  1. 1880年勇払郡の各村を受け持つ戸長役場が置かれた。種類:その他 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  2. 1889年1月明治22年苫小牧外15か村戸長役場が置かれた。種類:その他 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  3. 1895年4月明治28年苫小牧外15か村戸長役場から鵡川村外6か村が分かれ、苫小牧村外7か村戸長役場となった。種類:分割 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  4. 1897年苫小牧村外7か村戸長役場から厚真村が分かれた。種類:分割 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  5. 1900年戸長役場の受け持ちから安平村が分かれた。種類:分割 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  6. 1902年4月1日明治35年勇払郡の樽前村・覚生村・錦多峰村・小糸魚村・苫小牧村・勇払村・植苗村が合わさって二級町村制を施行し、苫小牧村となった。種類:町村制 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  7. 1918年1月1日大正7年苫小牧村が町制を施行し、苫小牧町となった。種類:町制施行 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  8. 1919年4月1日大正8年苫小牧町が一級町村制を施行した。種類:その他 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
  9. 1948年4月1日昭和23年苫小牧町が市制を施行し、苫小牧市となった。種類:市制施行 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp

名前の歩み

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

苫小牧町→苫小牧市1918〜今

参考にした資料