11925〜1926年
開業
1925年から1926年にかけて、士幌線の約38kmの線路が開業した。帯広・木野・音更・駒場・中士幌などの駅が、このころ開業している。
路線クロニクル
士幌線は、北海道の帯広から十勝三股を結んでいた路線である。十勝の山あいを北へ向かい、1987年に廃止された。
士幌線は、十勝平野から北の山間部へ向かって延びた鉄道で、1925年に帯広から開業し、1930年代には糠平を過ぎて十勝三股まで延びた。農産物のほか、山の木材を運び出すことが大きな役割だった。
戦後、糠平ダムの建設により、一部の線路が湖の底に沈むことになった。線路は1955年ごろに付け替えられている。その後、利用者が減り、糠平から十勝三股の間は1978年から列車にかわってバスが走るようになった。1987年3月に全線が廃止された。
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11925〜1926年
1925年から1926年にかけて、士幌線の約38kmの線路が開業した。帯広・木野・音更・駒場・中士幌などの駅が、このころ開業している。
21935〜1939年
1935年から1939年にかけて、約38kmの線路が開業した。萩ヶ岡・清水谷・糠平・糖平・幌加などの駅が、このころ開業している。
31949年
1949年、国の鉄道は日本国有鉄道(国鉄)となり、この路線も国鉄の線になった。
41955年
1955年、約10kmの線路が開業した。
51955年
1955年、約12kmの区間が廃止された。糖平の駅もなくなった。
61987年
1987年、残る約78kmが廃止され、士幌線は姿を消した。帯広・木野・音更・駒場・武儀などの駅もなくなった。
7廃止のあと
線路の跡は、灰色の点線で描いている。駅の跡や鉄橋などが、いまも沿線に残っていることがある。
糠平湖にかかっていたタウシュベツ川橋梁は、「めがね橋」の名で知られる。湖の水位によって水に沈んだり、姿を現したりすることで有名である。
沿線の糠平は温泉地として知られ、湖と山の景色が楽しめる。
十勝三股は終点だったが、さらに山を越えて別の路線とつなぐ構想もあったとされる。しかし実現しなかった。
廃止後、線路の跡の一部は道路や公園になった。また、橋や駅の跡が、いまも残っている場所がある。
タウシュベツ川橋梁は、年々傷みが進んでいる。それでも多くの人が見学に訪れる。
地図データ上の線路の長さを、開業した年ごとに足したもの(公式の営業キロとは少し違います)。1950年より前は、駅の開業年から推定した年です。
| 1925年ごろ | 30.0 km |
|---|---|
| 1926年ごろ | 8.2 km |
| 1935年ごろ | 10.4 km |
| 1937年ごろ | 10.2 km |
| 1939年ごろ | 17.0 km |
| 1955年 | 10.1 km |
国土数値情報に記録された駅と、その供用開始年。1950年より前に廃止された駅は含みません。
| 駅 | 開業 | その後 |
|---|---|---|
| 帯広 | 1925年 | 1987年に北海道旅客鉄道へ |
| 木野 | 1925年 | 1987年に叡山電鉄へ |
| 音更 | 1925年 | 1987年ごろ廃止 |
| 駒場 | 1925年 | 1987年に栗原電鉄へ |
| 武儀 | 1956年 | 1987年ごろ廃止 |
| 中士幌 | 1925年 | 1987年ごろ廃止 |
| 新士幌 | 1966年 | 1987年ごろ廃止 |
| 士幌 | 1925年 | 1987年ごろ廃止 |
| 北平和 | 1957年 | 1987年ごろ廃止 |
| 上士幌 | 1926年 | 1987年ごろ廃止 |
| 萩ヶ岡 | 1935年 | 1987年ごろ廃止 |
| 清水谷 | 1935年 | 1987年ごろ廃止 |
| 黒石平 | 1956年 | 1987年ごろ廃止 |
| 電力所前 | 1963年 | 1987年ごろ廃止 |
| 糖平ダム | 1956年 | 1987年ごろ廃止 |
| 糖平 | 1937年 | 1955年ごろ廃止 |
| 糠平 | 1937年 | 1987年ごろ廃止 |
| スキー場入口 | 1978年 | 1987年ごろ廃止 |
| 幌加 | 1939年 | 1987年ごろ廃止 |
| 幌加温泉入口 | 1978年 | 1987年ごろ廃止 |
| 十勝三股 | 1939年 | 1987年ごろ廃止 |
同じ名前の駅でつながっている国鉄・JR・第三セクターの路線(いまはない線も含む)。
士幌線の廃止は1987年3月で、国鉄が分割民営化される直前であった。
線路の形と期間、駅の開業年は、国土数値情報「鉄道時系列データ」(国土交通省)を加工して作成しました。1950年より前に開業した区間の年は、駅の供用開始年から推定したもので、実際と前後することがあります。会社名・路線名の移り変わりと解説文は、このサイトでまとめたものです。
主な参考:国土交通省『国土数値情報 鉄道時系列データ』