路線クロニクル日本の鉄道史 ─ 1路線の一生を再生する

路線クロニクル

大阪環状線1895年開業

大正〜寺田町 JR西日本

大阪環状線は、大阪市の中心部をぐるりと一周する、JR西日本の環状路線である。大阪、天王寺、京橋などの主要駅をつなぎ、桜島線へ直通してユニバーサルシティ駅に向かう電車も走る。

いまの長さ
22 km
駅の数
19駅
開業
1895年
運営
JR西日本

この路線のなりたち

大阪環状線は、いくつかの路線が組み合わさってできた。東側の天王寺から大阪にかけては、もとは私鉄の大阪鉄道が1895年に開業した線路で、のちに城東線と呼ばれた。西側の西九条付近は、私鉄の西成鉄道がつくった西成線と呼ばれる路線であった。

1961年に西側の区間が整備されて大阪環状線という名前がつけられ、1964年には西九条駅付近の工事が終わって、ぐるりと一周する運転ができるようになった。西九条から桜島へ延びる区間は桜島線で、環状線に直通する列車が走る。1987年の国鉄分割民営化でJR西日本の路線となった。

路線の歩み

「▶ この章を見る」で、上のプレイヤーがその時代を再生します。

11895年

開業

1895年、城東線の約11kmの線路が開業した。玉造・京橋・天満・大阪・桃谷などの駅が、このころ開業している。

21949年

国鉄の路線に

1949年、国の鉄道は日本国有鉄道(国鉄)となり、この路線も国鉄の線になった。

31961年

延伸

1961年、約12kmの線路が開業した。大正・弁天町の駅が、このころ開業している。

41961年

名前が変わる

1961年、城東線は大阪環状線と名前を変えた。

51987年

JRへ

1987年4月、国鉄の分割民営化で、この路線はJR西日本の路線となった。

6いま

いま

いまはJR西日本の路線として、地図データの上で約22km、19駅がある。

この路線の見どころ

大阪の都心をめぐる円

環状線は、大阪駅や京橋、天王寺といった主要な駅を結ぶ。私鉄や地下鉄との乗り換えが便利で、日常の移動に欠かせない。

ユニバーサルシティ駅

桜島線の終点にある駅は、2001年にテーマパークの開業にあわせて整備された。環状線から直通する電車も走る。

乗り入れる列車

環状線には、大和路線やJR京都線などの列車が乗り入れる。関西空港へ向かう特急や快速も天王寺経由で走る。

新しい駅の誕生

1980年代から90年代にかけて大阪城公園駅や今宮駅が加わった。近年は駅の改良や駅前の再開発が進められている。

いまの姿

いまはJR西日本の路線として、外回りと内回りの電車が一周を結ぶ。駅は19あり、通勤と通学、観光客の足として使われる。

新しい車両の導入や、ホームドア、駅の改良などが進められており、都市の鉄道として更新が続けられている。

区間の開業(年ごと)

地図データ上の線路の長さを、開業した年ごとに足したもの(公式の営業キロとは少し違います)。1950年より前は、駅の開業年から推定した年です。

1895年ごろ10.6 km
1961年12.2 km

駅の一覧(19駅)

国土数値情報に記録された駅と、その供用開始年。1950年より前に廃止された駅は含みません。

駅開業その後
大正1961年
野田1898年
弁天町1961年
西九条1898年
福島1898年
芦原橋1966年
今宮1997年
新今宮1964年
天王寺1895年
鶴橋1932年
桜ノ宮1898年
京橋1895年
天満1895年
大阪1895年
大阪城公園1983年
玉造1895年
森ノ宮1932年
桃谷1895年
寺田町1932年

接続する路線

同じ名前の駅でつながっている国鉄・JR・第三セクターの路線(いまはない線も含む)。

知っておきたいこと

名前の移り変わり

城東線、西成線など、もとはいくつかの路線に分かれていた。環状線という名前になったのは1961年である。

線路の形と期間、駅の開業年は、国土数値情報「鉄道時系列データ」(国土交通省)を加工して作成しました。1950年より前に開業した区間の年は、駅の供用開始年から推定したもので、実際と前後することがあります。会社名・路線名の移り変わりと解説文は、このサイトでまとめたものです。
主な参考:国土交通省『国土数値情報 鉄道時系列データ』

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