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稲城市いなぎし

稲城市がたどってきた合併の歴史です。

1町村から

今の稲城市

多摩地域の南東部に位置し、多摩川沿いの低地から多摩丘陵へ市域が広がります。六村の合併で生まれた稲城村を前身とし、鉄道や橋の整備とともに住宅都市へ発展しました。梨と高尾ぶどうが代表的な特産品で、ブルーベリーなどの栽培も行われています。三沢川の桜や大丸用水、丘陵の社寺など、果樹農業と水辺の自然、歴史資源が身近に並ぶまちです。

今の稲城市の区域の人口は、2020年の国勢調査で93,151人です。今の区域で数えた1980年の48,154人とくらべると93.4%ふえ、人口はいまもふえ続けています。65歳以上の人の割合は22.0%です。

93,151人人口(2020年)
+93.4%1980年からの増減
17.97km²面積(国土地理院)
5,184人/km²人口密度
22.0%65歳以上の割合
93,1511980199020052020
15歳未満 14.4%15〜64歳 63.7%65歳以上 22.0%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:梨やぶどうなどの果樹農業が盛んで、商業・サービス業も営まれます。

特産品・名産

  • 梨江戸時代から栽培が続く特産果実
  • 高尾ぶどう大粒の実をつける特産ぶどう
  • ブルーベリー市内で栽培される果実

見どころ・祭り

  • 穴澤天神社丘陵に鎮座する歴史ある神社
  • 三沢川の桜川沿いに続く桜の風景
  • 大丸用水農業を支えてきた用水路

花梨木イチョウ鳥チョウゲンボウ稲城市の花・木・鳥

稲城市のなりたち

稲城市(いなぎし)は、東京都多摩地域の市です。今の区域の大部分は、1920年(大正9年)の時点では稲城村でした。

1920年の時点で、この区域の町村は南多摩郡に属していました。郡は今は住所の表し方などに残るだけの区分ですが、町村がすべて市に入ったり合併したりして、南多摩郡は1971年(昭和46年)11月1日に廃止されました。

11920年の町村の数
1回合併・編入の回数
18km²今の面積
1893年いちばん新しい合併

「稲城市」という名前

「稲城」は、1889年に六村が合併した際に選ばれた村名です。稲の産地であったことと、小沢城・長沼城・大丸城にちなむという説があります。また、「稲毛」という案が認められず、字義の通じる稲城になったという説も伝わります。命名の経緯は、これらの説のどれかに確定していません。稲城村は1957年に稲城町、1971年に稲城市となり、その名が受け継がれています。

まちの成り立ち

稲城市では、多摩丘陵の遺跡から旧石器時代以来の石器や土器、住居跡が見つかっています。近世には矢野口・東長沼・大丸・百村・坂浜・平尾の六村があり、米づくりを中心に暮らしが営まれました。大丸用水は農業を支え、江戸時代から始まった梨づくりは、明治時代に長十郎や二十世紀の栽培が広がると盛んになりました。

1889年4月1日に六村が合併し、神奈川県南多摩郡稲城村が発足しました。1893年には東京府へ移管されました。1927年に南武鉄道が大丸まで開通し、1935年には多摩川原橋が開通しました。鉄道や橋が、農産物の輸送と地域の往来を支えるようになりました。

戦後は農業が回復し、1949年9月には北多摩郡多磨村の押立地区が稲城村へ編入されました。1957年4月1日に町制、1971年11月1日に市制を施行しています。人口の増加とともに住宅地が広がる一方、梨や高尾ぶどうを育てる農業が続いています。三沢川の桜や大丸用水、穴澤天神社などの社寺には、丘陵と川に結び付いたまちの歴史が残っています。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、東長沼村・矢野口村・大丸村・百村・坂浜村・平尾村が合併し、神奈川県南多摩郡稲城村が発足した。種類:町村制 出典:www.city.inagi.tokyo.jp
  2. 1893年4月1日明治26年南多摩郡稲城村が神奈川県から東京府へ移管された。種類:県境を越えた編入 出典:www.tokyo-mayors.jp
  3. 1949年9月昭和24年北多摩郡多磨村の押立地区が南多摩郡稲城村へ編入された。種類:一部編入 出典:www.city.inagi.tokyo.jp
  4. 1957年4月1日昭和32年稲城村が町制を施行し、稲城町となった。種類:町制施行 出典:www.tokyo-mayors.jp
  5. 1971年11月1日昭和46年稲城町が市制を施行し、稲城市となった。種類:市制施行 出典:www.tokyo-mayors.jp

名前の歩み

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

稲城村→稲城町→稲城市1889〜今

参考にした資料