幕末維新勢力図の人物

高杉晋作たかすぎ しんさく

1839年〜1867年(数え29歳) / 長州藩士・奇兵隊創設者 / 長州藩(毛利家)

身分を問わない奇兵隊をつくり、わずかな兵で藩をひっくり返した。新しい世の夜明けを前に、29歳で病に倒れた。

身分を問わない奇兵隊をつくり、功山寺挙兵で藩を倒幕に導いた。第二次長州征討で幕府軍を破ったが、結核で亡くなった。

長州藩の勢力

運命の分かれ目

  1. 1862年5月24歳

    上海で見た清の姿

    吉田松陰の松下村塾で学び、久坂玄瑞と並んで「双璧」と呼ばれた。藩の命で上海に渡り、アヘン戦争に敗れた清の人々が、外国人に使われている姿を見て強い危機感を持った。

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  2. 帰国すると、仲間とともに品川の外国公使館の焼き討ちに加わった。

  3. 1863年6月25歳

    奇兵隊をつくる

    長州藩が下関で外国船を砲撃し、反撃されて大きな被害を受けると、藩の命を受けて「奇兵隊」をつくった。武士だけでなく、農民や町人も入れる、身分を問わない軍隊だった。

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  4. 1864年、禁門の変と四国艦隊の攻撃で長州は追いつめられた。高杉は四国艦隊との講和の交渉をまかされた。

  5. 1864年12月26歳

    功山寺で兵を挙げる

    幕府に従う保守派が藩の実権を握ると、下関の功山寺で、わずか80人ほどの兵で立ち上がった。やがて奇兵隊などの諸隊が続き、保守派を破って、藩の方針を倒幕へと変えた。

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  6. 1866年の薩長同盟で、長州は薩摩と手を結んだ。

  7. 1866年6月28歳

    第二次長州征討で幕府軍を破る

    幕府が大軍で長州を攻めると、海軍を率いて小倉口で戦い、幕府軍を退けた。幕府の権威は大きく傷ついた。しかしこのころ、高杉の体は肺の病(結核)に冒されていた。

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  8. 1867年4月29歳

    下関で病死

    大政奉還の半年前、下関で亡くなった。29歳だった。「おもしろきこともなき世をおもしろく」という句を残したと伝わる。

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年齢は、地図の人物欄と同じ数え年です。

通説と実像

よく知られた話は、どこまで本当なのか。史料にあるもの、後世に作られたもの、説が分かれるものに分けました。

史料にある

奇兵隊は、身分を問わずに兵を集めた

武士以外の農民・町人も入れたのは本当。ただ、隊の中の身分の区別がすっかりなくなったわけではなかった。

諸説

「おもしろきこともなき世をおもしろく」が辞世

晋作の句として知られ、下の句「すみなすものは心なりけり」は看病した野村望東尼が付けたとされる。死の直前に詠んだものかどうかには異説がある。

諸説

三味線を弾き、粋に遊んだ

三味線を好んだという話が多く伝わる。破天荒な人物として、後世の小説やドラマで強調された面もある。

数字で見る高杉

勢力が最も広かった年1867年4地域・約1.2万km²(29歳)
そのときの広さ3%この地図の範囲(沖縄をのぞく日本)のうち。その年の勢力の中で4位
地図に記された戦い2回幕末維新勢力図の出来事のうち、高杉の名前が出てくる戦い

広さは、この地図の地域区分から計算した目安です。

つながり

主役のバトン

高杉晋作1839年〜1867年(数え29歳)

高杉が死んだあと

1867年(死んだ時点)
1872年(5年後)
4死
41年後
32年後
23年後
24年後
05年後
06年後
07年後
08年後
09年後
010年後

長州藩の勢力は、高杉が死んだ時点で地図の上の4地域。5年後には、長州藩の色の地域はなくなった。死んだ時点の長州藩の地域は、5年後には明治新政府が4地域を支配していた。

死んだ年の勢力図を開く

地域の数は、この地図の地域区分で数えた目安です。

同じ時代、世界では

ダーウィンヨーロッパ・1809年〜1882年・高杉より30歳年上『種の起源』で進化論を唱えた。
ビスマルクヨーロッパ・1815年〜1898年・高杉より24歳年上ドイツを統一したプロイセンの首相。
ヴィクトリア女王ヨーロッパ・1819年〜1901年・高杉より20歳年上イギリスの最盛期の女王。
ナイチンゲールヨーロッパ・1820年〜1910年・高杉より19歳年上クリミア戦争で負傷兵を看護し、近代看護を築いた。
リンカンアメリカ・1809年〜1865年・高杉より30歳年上南北戦争を戦い、奴隷解放を宣言した大統領。
エジソンアメリカ・1847年〜1931年・高杉より8歳年下電球や蓄音機を実用化した発明家。

高杉が生まれたころの世界

略年譜(幕末維新勢力図の出来事から)

参考