路線クロニクル日本の鉄道史 ─ 1路線の一生を再生する

路線クロニクル

三陸鉄道 リアス線2019年開業

宮古〜釜石 三陸鉄道

リアス線は、岩手県の三陸海岸ぞいを走る三陸鉄道の路線である。2019年に宮古から釜石までがJR山田線から移され、北リアス線・南リアス線とつながって、久慈から盛まで一本の路線になった。

いまの長さ
55 km
駅の数
40駅
開業
2019年
運営
三陸鉄道

この路線のなりたち

三陸鉄道は、1984年に国鉄の路線を引き継いで開業した、日本で最初の第三セクター鉄道として知られる。久慈から宮古までの北リアス線と、釜石から盛までの南リアス線があったが、宮古と釜石の間はJRの山田線で、つながっていなかった。

山田線の宮古〜釜石は1930年代に開通した区間で、国土数値情報の記録でも、津軽石、豊間根、陸中山田、織笠、岩手船越、吉里吉里、大槌などの駅が1935年から1939年ごろに開業している。2011年の東日本大震災の津波でこの区間は大きな被害を受け、長く不通となった。

復旧にあたって、JR東日本は山田線の宮古〜釜石を三陸鉄道に移すことにした。2019年3月に運営が移されて、三陸鉄道の線路が久慈から盛までつながった。これが、いまのリアス線である。

路線の歩み

「▶ この章を見る」で、上のプレイヤーがその時代を再生します。

12019年

開業

2019年、三陸鉄道 リアス線の約55kmの線路が開業した。八木沢・宮古短大・払川の駅が、このころ開業している。

2いま

いま

いまは三陸鉄道の路線として、地図データの上で約55km、40駅がある。

この路線の見どころ

リアス海岸を走る

リアス海岸は、入り江が入り組んだ海岸のことで、三陸はその代表的な場所である。鉄道は、トンネルと橋で入り江をつないで走る。

震災からの復旧

北リアス線・南リアス線も震災で被害を受けたが、2014年には全線が復旧した。

宮古と釜石の間の駅

山田線時代の津波被害を受けた町には、新しい駅も設けられた。

いまの姿

三陸鉄道は、地元の暮らしの足として、また観光の鉄道として走っている。

2019年の台風でも被害を受けたが、復旧して運転が再開された。

区間の開業(年ごと)

地図データ上の線路の長さを、開業した年ごとに足したもの(公式の営業キロとは少し違います)。1950年より前は、駅の開業年から推定した年です。

2019年55.1 km

駅の一覧(40駅)

国土数値情報に記録された駅と、その供用開始年。1950年より前に廃止された駅は含みません。

駅開業その後
宮古1972年
山口団地2010年
一の渡1972年
佐羽根1972年
田老1972年
摂待1984年
岩泉小本1984年
島越1984年
田野畑1984年
普代1975年
白井海岸1984年
堀内1975年
野田玉川1975年
十府ヶ浦海岸2017年
陸中野田1975年
陸中宇部1975年
久慈1975年
磯鶏1935年
八木沢・宮古短大2019年
津軽石1935年
払川2019年
豊間根1935年
陸中山田1935年
織笠1936年
岩手船越1936年
浪板海岸1961年
吉里吉里1938年
大槌1938年
鵜住居1939年
両石1951年
盛1970年
陸前赤崎1970年
綾里1970年
甫嶺1973年
三陸1973年
恋し浜1985年
吉浜1973年
唐丹1984年
平田1984年
釜石1984年

接続する路線

同じ名前の駅でつながっている国鉄・JR・第三セクターの路線(いまはない線も含む)。

線路の形と期間、駅の開業年は、国土数値情報「鉄道時系列データ」(国土交通省)を加工して作成しました。1950年より前に開業した区間の年は、駅の供用開始年から推定したもので、実際と前後することがあります。会社名・路線名の移り変わりと解説文は、このサイトでまとめたものです。
主な参考:国土交通省『国土数値情報 鉄道時系列データ』

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