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光市ひかりし

1920年には10の町村だった区域が、5回の合併・編入を経て、今の光市になりました。

10町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の光市

山口県の東部、瀬戸内海に面した市です。市の中心部は島田川がつくった平野にあり、両端に室積海岸と虹ヶ浜海岸が続きます。海岸は瀬戸内海国立公園の一角で、北部から東部には石城山県立自然公園の丘陵が広がります。室積は北前船の港として栄えた町です。戦前の海軍工廠の跡地に製鉄や製薬の工場ができ、工業都市になりました。

今の光市の区域の人口は、2020年の国勢調査で49,798人です。今の区域で数えた1980年の57,905人とくらべると14.0%減り、人口は1985年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は36.2%です。

49,798人人口(2020年)
−14.0%1980年からの増減
92.13km²面積(国土地理院)
541人/km²人口密度
36.2%65歳以上の割合
58,2281980199020052020
15歳未満 11.6%15〜64歳 52.3%65歳以上 36.2%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:製鉄・製薬などの大きな工場が立ち並ぶ工業のまちです。

特産品・名産

  • カンロ市はカンロ発祥の地とされる
  • 室積産のゆず市が認定した土産品の原料になっている
  • 梅冠梅園の梅などが市の土産品に使われている

見どころ・祭り

  • 室積海岸・虹ヶ浜海岸県内屈指の海水浴場。瀬戸内海国立公園の一角
  • 象鼻ヶ岬室積にある、陸繋島と砂嘴が組み合わさった地形
  • 石城山県立自然公園市の北部から東部の丘陵地一帯
  • 海商通り北前船の寄港地だった室積の豪商の町家が残る通り

木クロマツ花ウメ光市の木・花

光市のなりたち

光市(ひかりし)は、山口県周南圏の市です。今の市の区域には、1920年(大正9年)の時点で、10の町村がありました。三井村・浅江村・島田村・光井村・室積町・束荷村・塩田村・岩田村・三輪村・周防村です。これらの町村が、5回の合併や編入を経て、今の光市になりました。

今の名前「光市」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの10の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の室積町が約12km²だったのに対し、今の光市は約90km²と、およそ7.5倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は熊毛郡に属していました。

101920年の町村の数
5回合併・編入の回数
92km²今の面積
2004年いちばん新しい合併

「光市」という名前

「光」の名は、海軍工廠の建設をきっかけに1939年(昭和14年)に浅江村・島田村・三井村・光井村が合わさって生まれた周南町が、翌1940年に光海軍工廠の名に合わせて光町と改めたことに始まります。1943年(昭和18年)に光町と室積町が合わさって光市となり、この名を受け継ぎました。

まちの成り立ち

1939年(昭和14年)に、熊毛郡の三井村・浅江村・島田村・光井村の4村が合併して周南町が発足し、翌1940年に光町と改称しました。1943年(昭和18年)4月1日、光町と室積町が新設合併し、光市が発足しました。室積は江戸時代に北前船の寄港地として栄えた港町です。戦前には島田川の河口から光井川にかけての海岸が埋め立てられ、光海軍工廠が置かれました。工廠は終戦の前日の1945年8月14日に空襲を受けました。戦後は跡地に製鉄や製薬の工場が誘致され、工業都市になっています。1955年(昭和30年)7月1日に周防村を編入し、1957年には周防村だった立野の一部を大和村に移しています。北部の大和村は、1943年に束荷村・塩田村・岩田村・三輪村が合わさって生まれ、1971年に町制を施行して大和町になりました。2004年(平成16年)10月4日、光市と大和町が新設合併し、現在の光市が発足しました。

年表

  1. 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、熊毛郡に室積村・光井村・島田村・浅江村・三井村・周防村・束荷村・塩田村・岩田村・三輪村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
  2. 1906年1月1日明治39年熊毛郡の室積村が町制を施行して室積町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  3. 1939年4月1日昭和14年熊毛郡の光井村・島田村・浅江村・三井村が合併して周南町が発足した。種類:新設合併 出典:www.city.hikari.lg.jp
  4. 1940年10月1日昭和15年熊毛郡の周南町が、光海軍工廠の名に合わせて光町と改称した。種類:改称 出典:Wikipedia
  5. 1943年4月1日昭和18年熊毛郡の光町と室積町が合併し、市制を施行して光市が発足した。種類:新設合併 出典:www.city.hikari.lg.jp
  6. 1943年11月3日昭和18年熊毛郡の岩田村・三輪村・塩田村・束荷村が合併して大和村が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
  7. 1950年4月1日昭和25年熊毛郡周防村の大字小周防の一部が勝間村に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  8. 1955年7月1日昭和30年熊毛郡周防村が光市に編入された。種類:編入 出典:Wikipedia
  9. 1957年4月10日昭和32年光市の大字立野の一部が熊毛郡大和村に編入された。種類:一部編入 出典:Wikipedia
  10. 1971年1月15日昭和46年熊毛郡の大和村が町制を施行して大和町となった。種類:町制施行 出典:Wikipedia
  11. 2004年10月4日平成16年光市と熊毛郡大和町が合併し、改めて光市が発足した。種類:新設合併 出典:www.pref.yamaguchi.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

光市1939〜今
大和村→大和町1943〜2004
束荷村1889〜1943
塩田村1889〜1943
岩田村1889〜1943
三輪村1889〜1943
周防村1889〜1955
室積町1906〜1943
三井村1889〜1939
浅江村1889〜1939
島田村1889〜1939
光井村1889〜1939

参考にした資料