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白浜町しらはまちょう

1920年には7の町村だった区域が、4回の合併・編入を経て、今の白浜町になりました。

7町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今の白浜町

和歌山県南部にあり、海に突き出す半島、富田川の下流域、日置川の流域に広がる町です。北西部には市街地と温泉街があり、南部では山が海岸まで迫ります。円月島や千畳敷などの海岸景観、熊野古道大辺路、川沿いの集落が町の風景をつくっています。山間には森林が広がり、川添茶や梅干し、紀州備長炭が作られています。空港と鉄道、道路で各地と結ばれた観光の町です。

今の白浜町の区域の人口は、2020年の国勢調査で20,262人です。今の区域で数えた1980年の26,002人とくらべると22.1%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は39.9%です。

20,262人人口(2020年)
−22.1%1980年からの増減
200.99km²面積(国土地理院)
101人/km²人口密度
39.9%65歳以上の割合
26,0021980199020052020
15歳未満 9.7%15〜64歳 50.4%65歳以上 39.9%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:温泉と海岸景観を生かした観光を中心に、農林水産業も営まれています。

特産品・名産

  • 川添茶日置川上流の川添地域で育てられる茶
  • 梅干し日置川沿いで生産・加工される梅
  • 紀州備長炭町内で製造される伝統的な白炭

見どころ・祭り

  • 白浜温泉古くから天皇や貴族も訪れた温泉
  • 円月島半島の海岸に浮かぶ島
  • 千畳敷海沿いに広がる岩の景勝地
  • 熊野古道大辺路海岸と山間を結ぶ熊野参詣の道

木さくら花はまゆう鳥しらさぎ白浜町の木・花・鳥

白浜町のなりたち

白浜町(しらはまちょう)は、和歌山県紀南地域の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、7の町村がありました。南富田村・川添村・三舞村・日置村・北富田村・東富田村・瀬戸鉛山村です。これらの町村が、4回の合併や編入を経て、今の白浜町になりました。

今の名前「白浜町」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの7の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の瀬戸鉛山村が約10km²だったのに対し、今の白浜町は約196km²と、およそ20.4倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は西牟婁郡に属していました。

71920年の町村の数
4回合併・編入の回数
201km²今の面積
2006年いちばん新しい合併

「白浜町」という名前

町名は、白い砂浜で知られる「白浜」の名を取り入れたものです。昭和の初めには、大阪商船が関西で瀬戸鉛山村を「白浜」の名で宣伝していました。1940年(昭和15年)3月1日の町制施行に際して、従来の村名にこだわらない新しい町名として白浜町が選ばれました。2006年(平成18年)の合併でも、この名前が引き継がれています。

まちの成り立ち

白浜温泉には、飛鳥・奈良時代から天皇や貴族が訪れ、「牟婁の湯」や「紀の湯」の名で知られていました。海上交通が発達した近世には、菱垣廻船などの中継点でもありました。近代の町の歩みでは、1924年(大正13年)に西牟婁郡日置村が町制を施行し、日置町となりました。1940年(昭和15年)には瀬戸鉛山村が町制を施行して白浜町となりました。

昭和の大合併では、1955年(昭和30年)に南富田村が白浜町へ編入されました。1955年3月には三舞村の太間川が周参見町へ移りました。1956年(昭和31年)には川添村・三舞村の残部・日置町が合併し、日置川町が生まれました。同じ年、東富田村と北富田村が合併して富田村が発足しました。1958年(昭和33年)には富田村と田辺市の堅田町・才野町が白浜町へ編入されました。

平成の大合併では、2006年(平成18年)3月1日に白浜町・日置川町が新設合併し、新しい白浜町が誕生しました。温泉と海岸の観光地、富田川下流の農地、日置川流域の山間部が一つの町となりました。日置川の河口付近には安宅水軍に関わる城跡が残り、川添地域では茶作りが受け継がれています。海と山の間には熊野古道大辺路が通り、集落を結ぶ古い道も町の歴史を伝えています。

年表

  1. 1924年西牟婁郡日置村が町制を施行し、日置町となった。種類:町制施行 出典:www.town.shirahama.wakayama.jp
  2. 1940年3月1日昭和15年西牟婁郡瀬戸鉛山村が町制を施行し、白浜町となった。種類:町制施行 出典:www.manabi.wakayama-c.ed.jp
  3. 1955年西牟婁郡南富田村が同郡白浜町に編入された。種類:編入 出典:www.town.shirahama.wakayama.jp
  4. 1955年3月昭和30年西牟婁郡三舞村の一部(太間川)が同郡周参見町に編入された。種類:一部編入 出典:www.town.susami.lg.jp
  5. 1956年西牟婁郡の川添村・三舞村の残部・日置町が合併し、日置川町が発足した。種類:新設合併 出典:www.town.shirahama.wakayama.jp
  6. 1956年西牟婁郡の東富田村・北富田村が合併し、富田村が発足した。種類:新設合併 出典:www.town.shirahama.wakayama.jp
  7. 1958年西牟婁郡富田村と田辺市の一部(堅田町・才野町)が同郡白浜町に編入された。種類:一部編入 出典:www.town.shirahama.wakayama.jp
  8. 2006年3月1日平成18年西牟婁郡の白浜町・日置川町が合併し、新しい白浜町が発足した。種類:新設合併 出典:www.town.shirahama.wakayama.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

瀬戸鉛山村→白浜町1889〜今
日置川町1956〜2006
川添村1889〜1956
三舞村1889〜1956
日置村→日置町1889〜1956
北富田村1889〜1956
東富田村1889〜1956
南富田村1889〜1955

参考にした資料