今の寿都町
後志総合振興局の管内にある日本海側の町です。寿都湾に面し、朱太川をはさんで寿都側と歌棄側に分かれます。山地と海岸が大半で、平野は朱太川沿いと河口付近に限られます。かつてはニシン漁で栄え、いまは養殖のカキや小女子(いかなご)などの漁業が中心です。風が強く、1989年に町営の風力発電所が動き始めました。
今の寿都町の区域の人口は、2020年の国勢調査で2,838人です。今の区域で数えた1980年の5,925人とくらべると52.1%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は41.1%です。
主な産業:漁業と水産加工が中心で、寿かきの養殖や小女子の加工が盛んです。
特産品・名産
- 寿かき寿都湾で養殖されるカキ
- 生炊きしらす小女子(いかなご)を生のまま炊いた佃煮
- わかさいも寿都町が発祥の地の菓子
見どころ・祭り
- 弁慶岬弁慶の銅像と灯台がある岬
- 漁場建築佐藤家北海道指定有形文化財のニシン漁場の建物
- 道の駅 みなとま~れ寿都2008年にオープンした道の駅
- 寿都温泉ゆべつのゆ風力発電所が隣接する温泉
木桜花ハマナス鳥カモメ寿都町の木・花・鳥
寿都町のなりたち
寿都町(すっつちょう)は、北海道後志地方の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、4の町村がありました。磯谷村・歌棄村・樽岸村・寿都町です。これらの町村が、2回の合併や編入を経て、今の寿都町になりました。
今の名前「寿都町」は、1920年にあった寿都町の名前を受け継いでいます。ほかの3の町村の名前は、自治体の名前としては消えましたが、地区の名前や学校、駅などに残っていることが少なくありません。
面積は、1920年の寿都町が約15km²だったのに対し、今の寿都町は約105km²と、およそ7.1倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は寿都郡・歌棄郡・磯谷郡に属していました。
「寿都町」という名前
「寿都」は、アイヌ語の「シュプキペッ」が変化した名とされています。永田方正の『北海道蝦夷語地名解』は、これを「矢柄に用いる茅のある川」の意と記しています。同書は、アイヌ語の「シュフ」に由来する「葦や荻が多い岩崎」の意とする説にも触れています。「スッツ」の音に「寿都」の字が当てられました。
まちの成り立ち
1669年(寛文9年)ごろまでに和人が集落をつくり、商場所の寿都場所で交易が盛んになりました。これが町の開基とされています。1688年に神威岬から北へ女性と子どもが通ることを禁じる令が出されると、寿都地方に定住する人が増えました。1869年(明治2年)に寿都郡、歌棄郡、磯谷郡などが置かれ、1897年(明治30年)には寿都支庁が置かれました。1900年(明治33年)に一級町村制を施行して寿都町となり、磯谷村は1902年(明治35年)、歌棄村は1906年(明治39年)に二級町村制を施行しました。政泊村と樽岸村は1923年(大正12年)に二級町村制を施行し、政泊村は1933年(昭和8年)10月1日に寿都町へ編入されました。1955年(昭和30年)1月15日、寿都町、樽岸村(中の川を除く)、歌棄村、磯谷村の1町3村が合わさり、新しい寿都町が生まれました。樽岸村の中の川地区は、同じ日に生まれた三和村(今の黒松内町)に入っています。この合併で歌棄郡はなくなり、寿都郡に属する町になりました。その後、旧磯谷村の北尻別地区が蘭越町に移りました。
年表
- 1900年7月1日明治33年寿都郡の寿都町に一級町村制が施行された。種類:町村制 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1902年4月1日明治35年磯谷郡の横澗・島古丹・能津登・北尻別の4村が合わさって二級町村制を施行し、磯谷村となった。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1906年4月1日明治39年歌棄郡の歌棄村に二級町村制が施行された。種類:町村制 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1909年4月1日明治42年磯谷村が一級町村制を施行した。種類:その他 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1923年4月1日大正12年寿都郡の政泊村と樽岸村に二級町村制が施行された。種類:町村制 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1933年10月1日昭和8年寿都郡政泊村が寿都町に編入された。種類:編入 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1955年1月15日昭和30年寿都町・樽岸村(中の川を除く)・歌棄村・磯谷村の1町3村が合併し、寿都郡の新しい寿都町が発足した。樽岸村の中の川地区は、同じ日に発足した三和村(今の黒松内町)に入った。種類:新設合併 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
- 1955年4月1日昭和30年蘭越町との境界変更で、大字磯谷町の北尻別地区が蘭越町に移った。種類:一部編入 出典:www.pref.hokkaido.lg.jp
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。