三井ホーム12年目住んでみて、施主が語る家づくり

インテリアコーディネーター打合せ記①
フローリングとクロス選び、12年後の答え合わせ

2013年頃 記録 2026年8月 公開 建築記録

三井ホームと契約してから最初にぶつかる大きな山が、インテリアコーディネーター(IC)さんとの打合せでした。当時のブログには、覚えている限りの決定項目として「クロス、照明、カーテン、フローリング、ドア、笠木、巾木、廻縁、ケーシング、キッチン、バックセット、バス、トイレの色、玄関のタイル…」とひたすら書き連ねてあります。今回はその中でも家の第一印象を大きく左右する「フローリング」と「クロス」について、当時の打合せ記録と、実際に12年間その床とその壁に囲まれて暮らしてきた実感を照らし合わせながら振り返ってみます。

📋 この記事でわかること
  • フローリングは無垢・複合・シートの3種類、迷わず複合フローリングを選んだ理由
  • 三井ホーム標準クロス「Mシリーズ」だけでも心が折れかけた選定作業
  • 1階と2階でグレードを分けた判断とその後どうなったか
  • 12年住んで感じた複合フローリングとクロスの経年変化
  • これからIC打合せに臨む人へのちょっとしたコツ

1. IC打合せで決めることの多さに面食らう

外部設計士さんとの打合せで間取りと建築確認申請が固まった後、次に始まるのがICさんとの打合せです。初顔合わせでは、今後どんな流れで打合せを進めていくのか、インテリアはどんな項目を決めていくのかの説明を受けました。正直な感想としては「そんな細かいところまで一個一個決めていくんですか?!」でした。紙面での説明のあとは、実際に決めていく物の現物を見て回る時間があり、ドアのコーナーには実物のドアがずらりと吊るされ、ドアノブのコーナーには壁一面にディズニーモチーフや動物モチーフのノブが並んでいました。キッチン、トイレ、お風呂、フローリング、カーテン、照明、クロス…展示品だけでは足りずカタログも併用するほどのボリュームで、雲をつかむような不安を感じたのを覚えています。

ただ、担当のICさんは私たちの話からイメージを汲み取るのがとても上手で、打合せが進むにつれて提案の精度がぐんぐん上がっていきました。最終的には「その提案でお願いします」と即決することが増えていったのですが、今振り返ると単に打合せ疲れでOKを出していた部分もあったかもしれません(笑)。

2. フローリング選び:無垢か複合かシートか

ICさんとの打合せは、まず家全体の雰囲気を決めるクロスとフローリングから始まりました。フローリングには大きく分けて無垢フローリング(天然木をまるごと使う、肌触りが良いが高価でメンテナンスが必要)、複合フローリング(合板をベースに表面に天然木を使う、風合いを残しつつ価格は抑えめ)、シートフローリング(合板にプリントシートを貼る、水に強く安価だが見た目はやや安っぽい)の3種類があると説明を受けました。

ツーバイフォーの家なのでせっかくなら無垢材でいこうかとも思いましたが、メンテナンスの手間と価格を考えて、最終的には複合フローリングを選びました。当時のブログにも、その決め手がそのまま残っています。

「ツーバイフォーの家なのでせっかくなら無垢の天然木でフローリングでもいいんじゃないかと思ってましたが、メンテナンスが必要なことや値段が高いこと、IC曰くホントに無垢が好きでメンテナンスが気にならない方なら勧めますが・・・なんて言われたので迷わず複合フローリングを選びました。」 — 当時の建築ブログより(2013年7月)
石膏ボードが貼られたクローゼット内部、クロス施工前の下地の状態
建築中、石膏ボードが貼られたばかりのクローゼット内部。この上にクロスが貼られていく。

複合フローリングの中でも標準は「ナチュラル」「ブラウン」「ダークブラウン」の3色から選べましたが、ワックス不要の耐キャスタータイプや「ウォールナット」「ブラックチェリー」といった風合いの良いグレードアップ品もあり、標準色だけで即決とはいきませんでした。人が集まる1階は少し予算をかけた色合いのものを選び、2階は標準仕様にするかワックス不要タイプにするか次回打合せに持ち越す、という進め方で最初の一歩を終えました。

3. 12年暮らした複合フローリングの今

結論から言うと、複合フローリングを選んだ判断は12年経った今も後悔していません。キャスター付きの椅子や子供のおもちゃ、掃除機など日常的にかなり酷使していますが、大きな剥がれや反りは今のところ見られません。ただし日当たりの良いリビングの窓際は、他の場所と比べてわずかに色味が焼けているのを感じます。一般的には複合フローリングの表面は薄い天然木の突き板なので、無垢材ほどではないにしろ経年で色が変化していくと言われますが、我が家でもその通りの経過をたどっている印象です。ワックス不要タイプを選ばなかった2階部分は、数年に一度気が向いたときにワックスを掛ける程度のメンテナンスで済んでいて、当時「メンドくさがりな私にはうってつけ」と迷いつつも見送った判断がちょうどよかったのかもしれません。

4. クロス選び:「白」だけで心が折れかけた

フローリングでイメージがついた後は、いよいよクロス選びです。打合せ前は「一階は白っぽいクロスを2〜3枚から選べばいいんでしょ」くらいに軽く考えていましたが、実際にサンプル帳を開いた瞬間にその考えは崩れ去りました。真っ白、パール系の白、ピンクがかった白、黄色がかった白、うっすら柄が入ったもの、縦縞や横縞…量も種類も想像を大きく超えていました。

「一階は白っぽいクロスが無難だと思って二、三枚から選べばいいんでしょ?とは思ったのですが、いろいろあるんですね。白って。(中略)正直どれを選んだらいいのかとか正常な判断なんて出来ません、ありすぎて(笑」 — 当時の建築ブログより(2013年7月)
壁の中の配線とスイッチボックス、クロス施工前の様子
石膏ボードとクロスの間には、こうした配線やスイッチボックスが隠れている。

その場で即決するのではなく、サンプルを自宅や実家に持ち帰って自然光の下で見比べる、という工程を何度か繰り返しました。三井ホーム標準の「Mシリーズ」だけでも分厚いサンプル帳が数冊あり、打合せを重ねるうちに目が肥えてくると、サンゲツなど社外製品や輸入クロスの質感の良さにも気づいてしまい、結局アクセントクロスとして一部の壁だけ標準より少し上のグレードを取り入れることにしました。

5. アクセントクロスと12年後の壁の表情

アクセントクロスを入れた部分は、今でも家に入って「ここ、いいよね」と言ってもらえることが多く、当時頑張って選んだ甲斐があったと感じています。一方で白系の壁紙は、一般的にホコリや手垢が付きやすいと言われる通り、スイッチ周りやダイニングの壁など生活動線に近い場所は12年でうっすらと汚れが目立つようになりました。子供が小さかった時期は特に壁の落書きやおもちゃのぶつけ傷にも悩まされましたが、これは白系クロスを選んだ以上ある程度は仕方のない範囲だったと思っています。次に選ぶとしても、水拭きしやすい機能性クロスをもう少し積極的に検討したかもしれません。

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この記事を書いた人

2013年に三井ホーム「バーリオ」で契約し、翌年引き渡し。ICさんとの打合せは長丁場でしたが、当時の記録を読み返すと今でも当時の悩みっぷりが伝わってきます。関東地方在住、夫婦+子供1人の3人暮らし12年目。