2013年の契約時、収納については「とりあえずクローゼットと納戸を標準的な広さで」という程度の詰め方しかできていませんでした。図面の上では十分な面積に見えても、実際に暮らし始めると「奥行きが浅すぎて布団が入らない」「棚板の高さが固定で無駄な隙間ができる」といった後悔が次々に出てきました。この記事では、築12年の間に気づいた収納の設計ミスと、100均・ニトリグッズを使った現実的なDIY対策を、費用感も含めて正直にまとめます。
竣工直後に感じた収納の違和感
引き渡し直後、まず気になったのは主寝室のウォークインクローゼットの奥行きでした。ハンガーパイプ1本だけのシンプルな設計だったため、奥行きは十分あるように見えても、実際に衣装ケースを置くと通路が異常に狭くなることに気づきました。下の写真は竣工直後のクローゼットの様子です。当時はここまで手狭になるとは想像していませんでした。
「クローゼットの中、収納ボックスを置いたらもう人が横向きでしか歩けない。奥行きは足りてるはずなのに、通路の計算を完全に忘れていた気がする」 当時の記録メモより(現在は非公開)
もうひとつの後悔は、リビング横の納戸と子供部屋のクローゼットの棚板です。棚板が固定式で、高さの変更ができない仕様になっていました。子供が小さい頃はおもちゃ箱を並べるだけで済んでいましたが、成長するにつれて教科書やランドセル、衣類のサイズが変わり、固定棚の間隔が合わなくなっていきました。上段は隙間が余り、下段は詰め込みすぎという状態が続き、収納効率の悪さを痛感しました。
掃除機や日用品まわりの収納も想定不足だった
意外と見落としがちなのが、掃除機や日用品のための「ちょっとした収納」です。我が家はスティック掃除機を採用しましたが、充電スタンドを置くスペースを納戸の設計に組み込んでおらず、玄関脇に仮置きする状態が数年続きました。掃除機のヘッド部分など細かいパーツも定位置が決まらず、探し物が増える原因になっていました。

結局、100均のフックとニトリの収納ボックスを組み合わせて、納戸の壁面に掃除機スタンド風のスペースを自作することになりました。既製品の収納家具を買い足すよりも、まず今ある空間に手を加えるほうが現実的だと気づいたのがこの頃です。
実際に行ったDIY対策と費用感
収納の後悔に対して、大掛かりなリフォームをするほどの余裕はなかったため、基本的にはホームセンターや100均、ニトリのグッズを活用した「後付けDIY」で対応してきました。特に効果が大きかったのは、固定棚だった部分に可動棚金具を追加する工事です。棚柱(ダボレール)を側板に取り付け、高さを自由に変えられるようにしただけで、収納効率が体感で大きく変わりました。
| 後悔したポイント | 実施したDIY対策 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| クローゼットの奥行き不足で通路が狭い | 薄型スライド収納ケースに入れ替え、突っ張り棒で二段ハンガー化 | 約6,000円 |
| 子供部屋の棚板が固定で高さ調整不可 | 棚柱・可動棚受け金具を追加し可動棚を後付け | 約9,000円 |
| 掃除機・日用品の定位置がない | 100均フック+ニトリ収納ボックスで壁面スタンド化 | 約2,500円 |
| 納戸内の細々した小物が迷子になる | ニトリのインボックス・ファイルボックスで仕切り収納 | 約4,000円 |
| 合計(12年間の累計DIY費用) | 約21,500円 | |
可動棚の後付けは、賃貸ではできない工事ですが、持ち家だからこそ思い切って壁に穴を開けて棚柱を固定できました。材料はホームセンターで購入した既製品の金具セットで、日曜大工程度のスキルでも半日あれば作業を終えられます。仕上がりも既製の収納家具に劣らず、コストパフォーマンスの面では最も満足度の高いDIYでした。
100均・ニトリグッズで十分だったところ
一方で、奥行き不足のクローゼットについては、大掛かりな造作は避け、100均の突っ張り棒とニトリの薄型収納ケースで対応しました。奥行きが浅い衣装ケースに変えるだけで、通路の圧迫感がかなり解消されます。すべてを工事で解決しようとせず、「買い足しで解決できる部分」と「金具を使ったDIYが必要な部分」を分けて考えるようにしたのが、結果的に費用を抑えるコツだったと感じています。
- クローゼットは奥行きだけでなく、収納ボックスを置いた後の「通路幅」まで考えて設計すべきだった
- 固定棚は将来の使い方の変化に対応できないため、可動棚仕様にしておくと後悔しにくい
- 掃除機や日用品など細かい物の定位置は、竣工前の打ち合わせ段階でリストアップしておくと良い
- すべてをリフォームで解決せず、100均・ニトリの買い足しで済む部分は積極的に活用する
- 可動棚の後付けは持ち家ならではのDIYで、費用対効果が高かった