三井ホーム12年目住んでみて、施主が語る家づくり

設計士打合せ記②
お風呂のサイズ、2階の各部屋とウォークインクローゼット、建築確認申請と構造計算

2013年頃 記録 2026年8月 公開 建築記録

外部設計士さんとの打合せは、1階の間取りや「吹き抜けか納戸か」といった大きな決断だけでなく、お風呂のサイズや2階の部屋割り、そして建築確認申請に関わる構造計算まで、地味だけれど重要な項目が続きます。今回はそのあたりの打合せ記録を、当時のブログと12年間実際に使ってきた実感をあわせて振り返ります。

📋 この記事でわかること
  • ユニットバスの「1坪タイプ」と「1.25坪タイプ」で悩んだ末の結論
  • 2階のウォークインクローゼットの位置を打合せ後に変更した経緯
  • 建築確認申請前に決めなければいけない項目と、後回しにできる項目
  • 12年使ったお風呂と収納配置の実感

その1 お風呂のサイズ

間取りの中で正直一番悩んだのが、ユニットバスのサイズでした。三井ホームと提携しているユニットバスメーカーはLIXIL(INAX)、日立ハウステック、TOTO、パナソニックなど複数あり、それぞれ特徴はありますが、設計士の先生がメーカーよりも先に決めてほしいと言っていたのが「サイズ」でした。

「一般的に一坪サイズと言われる1600mm×1600mmのユニットで出来たお風呂が多いらしいですが、間取りにゆとりがあって、家族みんなでお風呂に入ったりするために大きくしたい場合は1.25坪1600mm×1800mmのユニットで出来たお風呂があるんです。この1.25坪は洗い場が20cm広くなってるので、展示場で実際のお風呂を見学したとき広さを実感しました。」 — 当時の建築ブログより(2013年5月)

一度1.25坪タイプの広さを体感してしまうと、1坪タイプがどうしても狭く感じてしまいました。ただ、我が家は多人数より一人で入る機会が圧倒的に多く、一人で使うには広すぎるという判断で、契約時のままの1坪タイプに落ち着きました。お金をかけるべきポイントは他にもたくさんあるので、贅沢感はそちらに回そうという結論です。

ユニットバスの排水口と水切りかご
実際に採用したユニットバスの水切りかごと排水口まわり。日々のお手入れのしやすさも打合せで確認したポイントの一つ。

12年経った今振り返ると、1坪タイプを選んだ判断は我が家の使い方には合っていたと感じています。子供が小さい頃は一緒に入ることもありましたが、それでも窮屈さを強く感じることはありませんでした。もし今から選び直すとしても、家族構成やお風呂に入る頻度を考えると同じ判断をすると思います。

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この記事を書いた人

2013年に三井ホーム「バーリオ」で契約、翌年引き渡し。お風呂のサイズは展示場で1.25坪タイプの広さを知ってしまったばかりに、最後まで少し後ろ髪を引かれる決断でした。関東地方在住、夫婦+子供1人の3人暮らし12年目。

その2 2階の各部屋とウォークインクローゼット

1階の間取りは生活導線や来客対応もあって念入りに考えましたが、契約時点では正直2階まで手が回っていませんでした。設計士さんと2階の話を詰めていく中で、契約時は良いプランだと思っていた間取りに、いくつか気になる点が出てきました。ウォークインクローゼットが南向きに配置されていたこと、主寝室と子供部屋の位置関係、全館空調用の機械室の配置です。南向きの光を収納スペースに使ってしまうのはもったいなく感じ、子供部屋と主寝室の組み合わせももう少し違う形にしたいと考えました。機械室もできるだけ各部屋から離れた場所に移動してほしいとお願いしました。

これらの要望を先生に持ち帰ってもらった結果、ウォークインクローゼットの位置は変更になり、機械室も各部屋から離れた場所に移動して、間取りはがらりと変わりました。契約時の間取りと比べて、より理想に近い形になったと感じています。

12年経った今、ウォークインクローゼットの位置を見直したことは間違いなく正解だったと感じています。南向きの光を寝室側に活かせたことで、日中の部屋の明るさには満足していますし、収納自体も家族の荷物が増えた今でも致命的に足りないという状況にはなっていません。一般的にウォークインクローゼットは方角や隣接する部屋との関係で使い勝手が大きく変わると言われますが、契約時のプランのまま進めていたら、もう少し違う不満を抱えていたかもしれません。

ユニットバス排水部分の渦流構造を示す解説図
浴槽排水の渦流構造のイメージ(メーカー資料より)。お風呂と同じく、2階の間取りも「見えない部分の設計」をどれだけ詰められるかが快適さを左右した。

その3 建築確認申請と構造計算

家を建てるには、建築確認申請を役所に提出し、それが認可されて初めて着工できます。三井ホームでは申請自体は代行してもらえますが、その前提として構造が建築基準法に適合しているかを判定する構造計算が必要で、そのために私たち施主が決めなければいけない項目がありました。

「実際はもっといろいろな項目で計算するんだと思いますが、私達が決めないといけない内容が上記かなと思います。(中略)耐力壁(間取り)、窓、ドアです。」 — 当時の建築ブログより(2013年5月)

耐力壁に関わる間取りは設計士さんが私たちの要望を汲み取って計算してくれるので基本お任せでよく、窓は形状・可動式か固定式か・クリアガラスかすりガラスかまで決めれば十分でした。一番悩んだのは玄関ドアで、これは着工後にサイズ変更ができないと言われ、外と中の顔になる部分だけに最後まで悩んだ記憶があります。逆にコンセントの位置や照明の位置は、構造計算とは直接関係がないため申請後でも変更できる余地が残されていました。この構造計算が終わったところで、いよいよインテリアコーディネーターさんとの打合せがスタートします。

屋根断熱に使われるDSパネルの商品シール
屋根断熱に使われるDSパネル(写真は着工後に撮影)。耐力壁の配置や窓・ドアの位置は、こうした部材とあわせて構造計算のなかで決まっていく。
壁に設置された3連のスイッチパネル
コンセントやスイッチの位置は構造計算後、IC打合せの中でじっくり決めていくことができた。

12年間暮らしてきて、この時期に決めた耐力壁や窓・ドアの配置に不満を感じたことはほとんどありません。地震のたびに構造のしっかりした安心感を実感しますし、玄関ドアも当時悩んだだけあって今でも気に入っています。逆にコンセントの位置は、後から家電が増えるたびに「ここにもう一口欲しかった」と思う場面が何度かありました。構造に関わる部分は慎重に、後から変えられる部分は多少ラフに決めても大丈夫、というメリハリの付け方は、振り返ってみると理にかなっていたと感じています。