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みなべ町みなべちょう

1920年には5の町村だった区域が、3回の合併・編入を経て、今のみなべ町になりました。

5町村から
系譜図:帯は町村が続いた期間、曲線は合わさった先。帯を押すとそのまちへ、なぞると地図で光ります。

今のみなべ町

和歌山県の西海岸にあり、太平洋から南部川の流域、山間の森林へ広がる町です。温暖な気候のもとで梅が栽培され、丘陵には梅林が続きます。ウバメガシなどの薪炭林を保ちながら梅を育てる仕組みが、地域の農業を支えています。海岸には千里の浜や岩代の浜があり、アカウミガメの産卵地としても知られます。梅の加工、紀州備長炭の生産、黒潮の海の漁業が営まれています。

今のみなべ町の区域の人口は、2020年の国勢調査で11,818人です。今の区域で数えた1980年の15,390人とくらべると23.2%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は33.4%です。

11,818人人口(2020年)
−23.2%1980年からの増減
120.28km²面積(国土地理院)
98人/km²人口密度
33.4%65歳以上の割合
15,3901980199020052020
15歳未満 12.1%15〜64歳 54.5%65歳以上 33.4%
今の区域の人口(国勢調査)。各回の市町村の人口を、今の区域にまとめて集計(境界の一部の移動は含まない)。面積は国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

主な産業:梅栽培と梅加工、紀州備長炭の生産、沿岸の漁業が地域の産業を支えています。

特産品・名産

  • 南高梅・梅加工品梅干しや梅ジュースなどに加工される
  • 紀州備長炭ウバメガシを用いた伝統的な白炭
  • めざし町で作られる海産物の干物

見どころ・祭り

  • 南部梅林丘陵に広がる梅の花の観賞地
  • 千里の浜熊野古道が通るウミガメの産卵地
  • 紀州備長炭振興館備長炭の歴史と製炭技術を伝える施設
  • 三鍋王子社熊野九十九王子社の一つ

木ウバメガシ花梅鳥うぐいすみなべ町の木・花・鳥

みなべ町のなりたち

みなべ町(みなべちょう)は、和歌山県紀中地域の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、5の町村がありました。岩代村・清川村・高城村・上南部村・南部町です。これらの町村が、3回の合併や編入を経て、今のみなべ町になりました。

今の名前「みなべ町」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの5の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。

面積は、1920年の高城村が約34km²だったのに対し、今のみなべ町は約117km²と、およそ3.4倍になりました。

1920年の時点で、この区域の町村は日高郡に属していました。

51920年の町村の数
3回合併・編入の回数
120km²今の面積
2004年いちばん新しい合併

「みなべ町」という名前

「みなべ」は、御名部・三名部・三鍋などとも書かれた古い地名です。万葉集には「三名部の浦」と詠まれ、奈良時代の木簡には「南部郷」の名が見られます。南部町と南部川村の合併に際して行われた住民アンケートでは、「みなべ町」が最も多く選ばれました。親しまれてきた「南部」をひらがなに改め、新しい出発を表す町名となりました。

まちの成り立ち

1889年(明治22年)の町村制施行で、日高郡に南部村・岩代村・上南部村・高城村・清川村が誕生しました。1897年(明治30年)には南部村が町制を施行して南部町となりました。南部川の流域には農村が広がり、海沿いには港や集落がありました。古くから南部荘としてまとまりを持つ地域で、江戸時代には大庄屋が村々を治めていました。

昭和の大合併では、1954年(昭和29年)8月に南部町と岩代村が合併して新しい南部町となりました。同年12月には上南部村・高城村・清川村が合併し、南部川村が発足しました。流域の五つの町村は、海側の町と山側の村に再編されました。

平成の大合併に向け、南部町と南部川村は田辺周辺の広域協議に参加しました。2002年(平成14年)には両町村による合併研究会が設けられ、同年11月には合併協議会が発足しました。翌年には新町名を「みなべ町」、合併期日を2004年10月1日とすることが確認されました。2003年(平成15年)12月に両町村は合併協定書に調印し、両議会が関連議案を可決しました。2004年(平成16年)10月1日、南部町・南部川村の新設合併によりみなべ町が誕生しました。昭和の合併から50年を経て、海から山へ続く南部川の流域が一つの町となりました。

年表

  1. 1889年町村制の施行により、日高郡に南部村・岩代村・上南部村・高城村・清川村が発足した。種類:町村制 出典:www.town.minabe.lg.jp
  2. 1897年日高郡南部村が町制を施行し、南部町となった。種類:町制施行 出典:www.town.minabe.lg.jp
  3. 1954年8月昭和29年日高郡の南部町・岩代村が合併し、新しい南部町が発足した。種類:新設合併 出典:www.town.minabe.lg.jp
  4. 1954年12月昭和29年日高郡の上南部村・高城村・清川村が合併し、南部川村が発足した。種類:新設合併 出典:www.town.minabe.lg.jp
  5. 2004年10月1日平成16年日高郡の南部町・南部川村が合併し、みなべ町が発足した。種類:新設合併 出典:www.town.minabe.lg.jp

今の区域にあった町村

帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。

みなべ町2004〜今
南部町1897〜2004
岩代村1889〜1954
南部川村1954〜2004
清川村1889〜1954
高城村1889〜1954
上南部村1889〜1954

参考にした資料