今の南伊豆町
伊豆半島の最南端にある、海に面した町です。青野川の流域に下賀茂温泉と弓ヶ浜温泉の市街がひらけ、海岸線は複雑で、小さなリアス式海岸になっています。半島の南端の岬、石廊崎があり、灯台が船の目印になってきました。青野川の河口近くにはマングローブ植物のメヒルギが移植されています。温泉や海水浴場、ダイビングの名所が多く、観光が町の暮らしを支えています。
今の南伊豆町の区域の人口は、2020年の国勢調査で7,877人です。今の区域で数えた1980年の11,722人とくらべると32.8%減り、人口は1980年をピークに減っています。65歳以上の人の割合は49.2%です。
主な産業:温泉・海水浴などの観光が中心で、漁業や花の栽培も行われています。
特産品・名産
- マーガレット昭和初期から栽培される南伊豆地域の特産花き
- サザエ中木地区でサザエ狩りが行われる
- サバ・イサキ妻良漁港で水揚げされる魚
見どころ・祭り
- 石廊崎伊豆半島最南端の岬。灯台が建つ
- 弓ヶ浜弓ヶ浜海水浴場と温泉
- ヒリゾ浜夏に渡船で行く透明度の高い海岸
- 下賀茂温泉青野川沿いの温泉街
- 石廊崎オーシャンパーク2019年に開園
木ウバメガシ花マーガレット南伊豆町の木・花
南伊豆町のなりたち
南伊豆町(みなみいずちょう)は、静岡県伊豆地域の町です。今の町の区域には、1920年(大正9年)の時点で、6の町村がありました。三浜村・南上村・南中村・竹麻村・三坂村・南崎村です。これらの町村が、1回の合併や編入を経て、今の南伊豆町になりました。
今の名前「南伊豆町」は、1920年にあったどの町村の名前とも違い、合併のときに新しくつけられた名前です。もとの6の町村の名前は、自治体の名前としてはすべて消えました。
面積は、1920年の南上村が約29km²だったのに対し、今の南伊豆町は約109km²と、およそ3.8倍になりました。
1920年の時点で、この区域の町村は賀茂郡に属していました。
「南伊豆町」という名前
「南伊豆」は、伊豆半島の南部にあった6つの村が1955年(昭和30年)に合併したときにつけられた名です。合併した村には南中村・南上村・南崎村のように「南」の字を含む村があり、いずれも明治の町村制でつくられた村でした。町は伊豆半島の最南端の石廊崎を含み、町名は半島の南に位置することを表した名と考えられますが、名づけの経緯は確認できていません。
まちの成り立ち
1889年(明治22年)4月1日の町村制で、今の町域には賀茂郡の竹麻村・南崎村・南中村・三坂村・南上村・三浜村の6村ができました。竹麻村は手石・青市・湊、南崎村は下流・大瀬・長津呂、南中村は石井・下賀茂・加納など、三坂村は入間・蝶ヶ野・一色、南上村は下小野・上小野・青野など、三浜村は妻良・子浦・伊浜の村々をまとめた村です。半島の最南端の石廊崎では、1871年(明治4年)に灯台が完成しています。1955年(昭和30年)7月31日、6つの村が合併して南伊豆町が発足しました。青野川の流域と海岸線に集落が点在し、町の中心は下賀茂温泉や弓ヶ浜のある地域です。妻良は江戸時代に風待ち港として栄えた港です。平成に入ると、2003年10月に下田市・河津町と法定合併協議会を設けましたが合併には至らず、2008年には下田市・河津町・松崎町と「南伊豆地区1市3町合併協議会」を設けました。しかし2009年6月に南伊豆町と松崎町の議会が合併関連の議案を否決し、合併は実現しませんでした。南伊豆町は1955年に発足した町のまま今に続いています。石廊崎のジャングルパーク跡地は再整備され、2019年4月1日に石廊崎オーシャンパークとして開園しました。
年表
- 1889年4月1日明治22年町村制の施行により、賀茂郡に竹麻村・南崎村・南中村・三坂村・南上村・三浜村が発足した。種類:町村制 出典:Wikipedia
- 1955年7月31日昭和30年賀茂郡の竹麻村・南崎村・南中村・南上村・三坂村・三浜村が合併して南伊豆町が発足した。種類:新設合併 出典:Wikipedia
今の区域にあった町村
帯は、それぞれの町村が続いた期間(1889年〜今)です。