三井ホーム12年目住んでみて、施主が語る家づくり

台風・大雪の実際の被害と対策
12年分の記録から見えたシャッターの効果と弱点

2019年頃 記録 2026年7月 大幅更新 季節・防災

家を建てる前、担当営業から「うちは構造がしっかりしているので台風にも強いですよ」という説明を何度も受けました。正直なところ、契約時点ではその言葉を半分くらいしか信じていませんでした。実際に住んでみて12年、関東地方を直撃した台風も、記録的な大雪の年も経験した今、当時の不安と現在の実感を数字と記録メモをもとに振り返ります。

建築中の足場の様子
建築中に撮影した足場の様子。ツーバイフォー・プレミアムモノコック構法が「面」で建物を支えている。

1. 家自体の耐風性は「面で支える構造」の恩恵を実感

三井ホームの「バーリオ」はツーバイフォー・プレミアムモノコック構法で建てられており、壁・床・屋根が一体化した「箱」のような構造になっています。台風のたびにこの構造のありがたみを実感してきました。強風で家がミシミシ軋むようなことは12年間で一度もなく、外から見える被害としては雨樋の一部のゆがみ程度で済んでいます。

「今夜は関東直撃コース。窓の外は木がしなって唸るような音がしているのに、家の中は驚くほど静か。シャッターを下ろしているせいもあると思うけど、これなら子供も安心して眠れそう。」 当時の記録メモより(現在は非公開)
📋 この記事でわかること
  • 12年間で実際にあった台風・大雪の被害と無傷だった事例の一覧
  • 電動シャッター(雨戸)が台風時にどれだけ役立ったか
  • 庭木・カーポート・太陽光パネルへの被害の有無
  • 雪止め金具がなくて困った、大雪の年の失敗談
  • 停電・断水に備えて実際に用意しておいてよかった備蓄品

2. 電動シャッターの効果は「思っていた以上」だった

建築時にオプションで全窓に電動シャッターを付けたのですが、これは今振り返っても「つけてよかった設備ランキング」の上位に入ります。台風接近が予報されると、前日の夜にリモコン一つで全窓を閉め切れるので、養生のために板を打ち付けたり飛来物対策のテープを貼ったりする手間が一切ありません。

実際に強風で庭のプランターや物干し竿が倒れたことはありますが、窓ガラスが割れたり、飛来物でサッシが傷ついたりしたことは12年間で一度もありません。近隣で瓦や屋根材が飛ばされる被害が出た年でも、我が家はシャッターと屋根構造のおかげで無傷でした。

💡 シャッターを閉めるタイミング
我が家では「暴風警報が出る半日前」を目安に閉めるようにしています。停電すると電動シャッターが動かせなくなる可能性があるため、停電前に閉め切っておくのがポイントです。

3. 12年間の台風・大雪 被害記録一覧

体感だけでなく、記録に残っている範囲で実際の被害と対策をまとめました。

時期気象状況被害の有無対策・結果
2014年頃台風接近(関東通過)庭木の枝折れのみシャッター閉鎖で窓被害なし
2015年頃大型台風、強風域が長時間持続物干し竿・プランター転倒屋根・外壁・太陽光パネルは無傷
2018年頃非常に強い台風の直撃コース近隣で屋根材飛散、我が家は被害なしシャッター+モノコック構造が奏功
2019年頃記録的暴風を伴う台風停電(約半日)、カーポート屋根に小傷備蓄品・ポータブル電源で乗り切る
2021年頃記録的な大雪(積雪20cm超)屋根からの落雪でカーポート一部破損雪止め金具がなく、翌年追加工事
2023年以降台風・大雪とも例年並み目立った被害なし事前のシャッター閉鎖と備蓄で対応

4. 太陽光パネルは12年間トラブルなし

屋根に太陽光パネルを載せているため、台風のたびに「飛ばされないか」「架台が浮かないか」と不安になっていましたが、結論としては12年間で一度もパネルの破損・脱落・発電量の異常低下は起きていません。三井ホームの施工では屋根材への架台固定がしっかり行われているとのことで、強風後に業者に点検してもらった際も「ボルトの緩みなし」との診断でした。大雪の年も、パネル自体の破損はなく、積雪による発電量低下が一時的にあった程度です。

5. 雪止め金具がなくて痛い目にあった大雪の年

関東地方は普段あまり雪が積もらない地域ですが、2021年頃に記録的な大雪に見舞われた年がありました。このとき初めて痛感したのが「雪止め金具を付けていなかった」という設計上の見落としです。

屋根に積もった雪が気温上昇とともに一気に滑り落ち、駐車場側の屋根からの落雪でカーポートの屋根材に傷がついてしまいました。契約当時、営業担当からは「このあたりはほとんど雪が積もらないので不要では」と言われていたのですが、実際に大雪を経験してからは「雪止め金具は保険として付けておくべきだった」と強く後悔しました。翌年、屋根の落雪が集中する軒先部分にのみ雪止め金具を追加工事しています。

⚠️ 台風・大雪への備え、最低限やっておきたいこと
・電動シャッターがある場合は停電前に必ず閉め切る
・積雪地域でなくても軒先の雪止め金具は検討する(後付け工事も可能)
・水(1人1日3L×3日分目安)、非常食、モバイルバッテリー・ポータブル電源は必須
・カセットコンロとガスボンベがあると停電時の食事に困らない
・庭のプランターや物干し竿など「飛ばされる物」は台風前に室内へ収納する

6. 停電・断水対策として実際に役立ったもの

2019年頃の台風では半日ほど停電を経験しました。このときポータブル電源と懐中電灯、カセットコンロが本当に役立ち、以降は台風シーズン前に必ず充電・点検をするようにしています。全館空調は停電中は当然使えなくなるため、真夏・真冬の停電に備えて保冷剤や湯たんぽなども常備するようになりました。断水は幸い経験していませんが、浴槽に水を張っておく習慣は台風前の恒例行事になっています。

よくある質問

三井ホームの家は台風に本当に強い?
12年間で複数回の台風を経験しましたが、窓ガラスの破損や屋根の飛散といった重大な被害は一度もありません。ツーバイフォー・プレミアムモノコック構法は面全体で荷重・風圧を受け止める構造のため、強風時でも家鳴りがほとんどなく、体感としても安心感があります。ただしシャッターの活用や庭周りの飛来物対策など、住まい手側の備えも被害ゼロの大きな要因だと感じています。
電動シャッターは台風対策として必須?
必須ではありませんが、我が家では「つけてよかった設備」の上位です。台風前に養生作業をする必要がなく、飛来物によるガラス破損リスクを大きく下げられます。停電すると電動では動かせなくなる機種もあるため、停電前に閉め切る、または手動での開閉方法を事前に確認しておくことをおすすめします。
太陽光パネルは台風・大雪で壊れやすい?
我が家では12年間、台風・大雪ともにパネルの破損や脱落は起きていません。施工時の架台固定がしっかりしていれば強風への耐性は高いとされています。ただし積雪時は一時的に発電量が下がることがあるため、雪止め金具などで落雪の方向をコントロールしておくと屋根周辺の設備(カーポートなど)を守りやすくなります。
雪があまり降らない地域でも雪止め金具は必要?
我が家は関東地方で普段はほとんど雪が積もらない地域ですが、2021年頃の記録的大雪で屋根からの落雪によりカーポートを破損させた経験があります。「めったに降らないから不要」と判断せず、軒先など落雪が集中しやすい箇所だけでも雪止め金具を検討することをおすすめします。後付け工事も可能です。
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この記事を書いた人

台風の年も、記録的な大雪の年も、この家で迎えました。関東地方在住、三井ホーム「バーリオ」2013年契約・2014年引き渡し、夫婦+子供1人の3人暮らし12年目。壊れなかったことより、壊れたことの方が読む人の役に立つと思っています。