三井ホーム12年目住んでみて、施主が語る家づくり

三井ホームの商品ラインナップ検討記
シュシュ・ハクア・バーリオ、何が違う?

2013年頃 記録 2026年8月 公開 三井ホーム プラン
💡 この記事について
この記事は2013年当時に契約前の私が実際に調べ、営業担当から聞いた内容をもとにした検討記録です。三井ホームの商品名・仕様・価格は年々変わるため、現在のラインナップとは異なります。最新情報は必ず公式サイトや営業担当への確認をお願いします。

三井ホームのホームページを見ていると、シュシュ、ハクア、グラセナ、オークリー、スパニッシュなど、たくさんのプラン名が並んでいて最初は混乱しました。特に女性に人気があると言われていたシュシュは、モデルハウスでもよく紹介されていて、てっきり「シュシュという企画商品を選ぶ」ものだと思い込んでいたのですが、実際に打ち合わせを進めるとその認識は間違っていました。今回はその勘違いも含めて、契約前に調べた三井ホームの商品ラインナップの検討記録をまとめます。

1. シュシュやハクアは「プラン」ではなく「コンセプト」だった

営業担当に確認して分かったのは、三井ホームの住宅は大きく分けて「自由設計」と「企画商品」の2種類しかない、ということでした。シュシュやハクア、グラセナといった名前は、外観や間取りの「コンセプト」を指す言葉で、それ自体が独立した商品ではありません。

自由設計は間取りも外観もすべて自由に作れるプランで、その中で「外観をシュシュ風にしましょうか」というように、コンセプトを取り入れる形になります。一方の企画商品は「バーリオ」という名称で、外観を9パターン、間取りを120パターンの中から選び、そこから玄関の位置や水回りの位置、建具の種類などを多少変更していく仕組みでした。玄関の位置や階段の位置、外壁ラインは基本的に固定というのが当時の説明です。

外壁にSBフィニッシュが吹きつけられる前の様子
外壁にSBフィニッシュが吹きつけられる前の下地の状態。外装の仕上げはバーリオも自由設計も標準仕様は同じだった。

2. 企画商品「バーリオ」と自由設計の違い

三井ホームは住宅メーカー比較サイトの坪単価ランキングで上位に出てくることが多く、私自身も最初は「高いハウスメーカー」というイメージを持って見学に行きました。ただし、それは主に自由設計の場合の話で、企画商品のバーリオを選べば坪単価はかなり抑えられることが分かりました。

営業担当いわく、三井ホームの社員のほとんどはバーリオで家を建てているとのことでした。当時聞いた自由設計とバーリオの違いを整理すると、以下のようになります。

項目自由設計バーリオ(企画商品)
価格坪単価は高くなりやすい自由設計より坪単価を抑えやすい
設計の進め方ゼロから外部設計士と打合せ120パターンの間取りから選んで手直し
外部設計士・ICの関与時期契約前段階から関与当時の体験では契約後から関与
DSパネル・全館空調・断熱・サッシ・外装標準仕様自由設計と同じ標準仕様
1階天井高260cmが標準240cmが標準(オプションで260cmへ変更可)
変更できる範囲構造上の制約以外はほぼ自由玄関位置・水回り位置・建具・間仕切り壁等は可、外壁ライン・階段は固定
「バーリオだからと安い部材を使うってことはありません。あくまで企画という設計費などのコストカットなどでの企業努力とのことです。」 — 当時の建築ブログより(2013年3月)

実際にユニット工法や鉄骨系の他社とも見積もりを比較しましたが、バーリオであればむしろ他社より安いくらいの結果でした(自由設計プランでの見積もりが一番高かったです)。間取りに強いこだわりがなければバーリオ、間取りも外観もすべて自分たちで決めたいなら自由設計、というのが当時の私たちの理解でした。

3. バーリオでシュシュ風の家にする工夫

坪単価を抑えられるバーリオですが、標準のままだと外観の特徴が少なく、建て売りに近い印象になってしまうのが気になっていました。そこで営業担当に、バーリオのままシュシュ風やスパニッシュ風にアレンジできるか聞いてみました。

「シュシュの特徴である窓枠をミルグリーンにするだけでもシュシュに近づきます。(窓枠はモールディングって言うんですね)玄関をアーチ付けるだけでもかわいらしい雰囲気にもなります。」 — 当時の建築ブログより(2013年3月)
建築中に取り付けられたドアの様子
建築中に撮影したドア取り付けの様子。玄関まわりはアーチを付けるだけでも印象が変わると聞いた。

外観をほぼシュシュに近づけようとすると相応の追加費用がかかるため、それならバーリオを選ぶ意味が薄れてしまいます。そこで、コストを抑えつつ建て売りっぽさとは違うアクセントを付けたい場合は、窓枠のモールディングをミルグリーンにする、玄関にアーチを付けるといったワンポイントの工夫が有効、というのが当時の営業担当からのアドバイスでした。アイアン装飾なども可能だが割高になる、とも言われました。

4. 新たな企画商品「cafe+(カフェ・プラス)」の登場

バーリオしかなかった企画商品ですが、検討を進めていたタイミングで新しい企画商品「cafe+(カフェ・プラス)」が発売されるという発表がありました。ウェルカム・カフェ、タタミ・カフェ、クラフト・カフェ、フィットネス・カフェ、ブック・カフェという5つのカフェスタイルをプラスできるのがコンセプトだったようです。

標準仕様は1階天井高2.6m、次世代省エネルギー基準、DSパネルで、全館空調・太陽光発電システム・蓄電池・HEMSなどはオプション扱いとのことでした。バーリオの標準天井高が2.4mだったのに対し、cafe+は初めから2.6m標準だったのが印象的でした。当時見た参考価格ではプロトタイプが44坪で坪単価56万円と紹介されており、条件次第ではバーリオより安く仕上がる可能性もありそうだと感じたのを覚えています。

💡 あくまで2013年時点の情報です
cafe+の内容や価格、坪単価は発表当初のプロトタイプ情報であり、その後変更されている可能性があります。また現在の三井ホームのラインナップにシュシュ・ハクア・バーリオ・cafe+がそのまま存在するとは限りません。検討中の方は必ず最新のカタログや営業担当への確認をおすすめします。

5. 検討を振り返って

シュシュやハクアが「プラン」ではなく「コンセプト」だと知らなかったこと、バーリオと自由設計で標準仕様そのものはほとんど変わらないこと、コストを抑えつつ外観にアクセントを付ける工夫があること。この3つを知れたことで、私たちは最終的にバーリオをベースに、玄関まわりに少しアレンジを加える方向で検討を進めることになりました。企画商品と自由設計、どちらが正解ということではなく、間取りへのこだわりの強さと予算のバランスで選ぶものなのだと、当時の検討を通じて実感しました。

よくある質問

シュシュ・ハクア・バーリオは結局何が違うの?
2013年当時の説明では、シュシュやハクア、グラセナなどは商品名ではなく外観・間取りの「コンセプト」で、自由設計の中で選ぶイメージのものでした。一方バーリオは「企画商品」という独立したプランで、外観9パターン・間取り120パターンの中から選び手直しする仕組みでした。名前だけを見るとどれも同列の商品に見えますが、実際には自由設計とバーリオという2つの大枠のどちらに属するかが違いました。
企画商品のバーリオは安っぽいの?
当時の営業担当の説明では「バーリオだからと安い部材を使うことはない」とのことで、DSパネルや全館空調、断熱、サッシ、外装などの標準仕様は自由設計と同じでした。価格差は主に設計にかかる人件費(外部設計士との打合せ回数など)のコストカットによるもの、という説明を受けています。
cafe+(カフェ・プラス)は今も三井ホームにあるの?
この記事の情報は2013年に「cafe+」が新発売として発表された当時の記録です。その後のラインナップの継続状況は確認できていないため、現在の商品構成については三井ホームの公式サイトや営業担当に直接お問い合わせください。
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この記事を書いた人

2013年、三井ホームと契約する前にシュシュ・ハクア・バーリオなどの商品ラインナップを調べ、最終的に企画商品のバーリオで契約しました。当時ブログに残していた検討記録をもとにまとめています。関東地方在住、夫婦+子供1人の3人暮らし12年目。