三井ホーム12年目住んでみて、施主が語る家づくり

庭・外構の維持とDIYの記録。
芝生との12年戦争の全記録

2019年頃 記録 2026年7月 大幅更新 間取り・生活
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「天然芝は大失敗だった」と別記事で告白したのに、12年経った今も撤去せず、道具を買い足しながら付き合い続けている三井ホーム施主です。後悔と愛着、両方とも本当の気持ちです。

以前の記事で、我が家の庭の天然芝が「5年で雑草がなくなる」という言葉を信じて大失敗した経緯をお話ししました。今回はその続編として、「では実際に12年間、どう手入れをしてきたのか」を道具・費用・作業頻度まで含めて赤裸々に記録します。これから庭に芝生を検討している方にも、外構DIYを考えている方にも、リアルな参考になるはずです。

最初の3年:素人丸出しの手入れだった時代

入居直後は芝刈り機すら持っておらず、ホームセンターで買った安価な手動バリカン式の道具で芝を刈っていました。当然すぐに腕が悲鳴を上げ、刈り残しだらけの縞々の庭になりました。今思えば、この時点で「道具にはある程度お金をかけるべき」だと学んでおくべきでした。

2年目の夏、ついに電動芝刈り機を購入しました。マキタの家庭用モデルです。これが本当に世界を変えました。作業時間が3分の1になり、仕上がりも見違えるほど均一になりました。休日の朝、コーヒーを飲みながら芝刈り機を押す時間が、地味に気分転換になっていたのを覚えています。

刈った芝がビニール袋に入っている様子
刈った芝は自治体のゴミ袋にぱんぱんに詰めて出す。この作業だけで毎回30分はかかる。
お庭の手入れをする芝刈り機
入居してから最初に導入した芝刈り機まわりの道具。ここからDIYの試行錯誤が始まった。

刈った芝の処分という地味な重労働

実は芝刈りそのものより面倒だったのが「刈った芝の処分」です。我が家の自治体では燃えるゴミとして出せますが、夏場は生育が早いため月に2〜3回、ビニール袋2〜3袋分の芝くずが出ます。集めて袋詰めする作業だけで毎回30分近くかかり、これが地味に体力を削っていきました。

芝生の手入れがうまくいかず苦しんだ年の記録も、当時のブログに残っています。

「毎年夏になると毎週のように雑草と戦い、芝刈りをして際刈りもしてのサイクルをしてます。今年も同じように繰り返してますが違和感が・・・。いつもなら全面青々としてすがすがしいし、芝生の伸びる量も多く芝刈りが大変ですが、今年は何だか延びるスピードが若干遅い気がします。(中略)夏になると子供のプールをだして遊びます。終わった後にプールの水をそのまま芝生に流しますが、局所的に多くの水を流してるんじゃないかなと思う場所が茶色くなってるような気がします。(中略)根腐れしたらどうしたらいいんでしょうか? 芝生は難しい・・・」 — 当時の建築ブログより(2017年8月)

この年は結局、日中の暑い時間帯にプールの残り水を勢いよく撒いてしまったことが根腐れの一因だったとわかり、翌年からは水やりのタイミングと量を見直しました。芝生は「毎年同じようにやれば同じ結果になる」わけではなく、その年の天候や小さな習慣の違いで簡単にコンディションが崩れる、手強い相手だと痛感した出来事です。

雑草対策の試行錯誤:手抜きと除草剤の間で

芝生の最大の敵は雑草です。以前の記事でも触れた通り、5年目にMCPP液剤という選択的除草剤に手を出しましたが、その後も雑草との戦いは形を変えながら続いています。

7年目からは、除草剤に頼りすぎず「芝を強く育てて雑草が生えにくい環境を作る」方向にシフトしました。そこで導入したのがエアレーション(土に穴を開けて通気性・排水性を良くする作業)です。専用のスパイクサンダルや手押し式のエアレーターを使い、年に1〜2回、庭全体に穴を開けていきます。

赤いエアレーション用具で庭の手入れをしている様子
赤いエアレーター道具。地味な作業だが、翌年の芝の密度が明らかに変わる。

正直に言うと、エアレーションをした年としなかった年では、翌春の芝の密度が目に見えて違いました。手を抜くと即座に結果に出るのが、庭の手入れの怖いところであり、面白いところでもあります。

⚠️ 雑草対策の現実:除草剤だけに頼ると、翌年また同じ雑草が生えてきます。エアレーション・目土・肥料をセットで行い「芝を強くする」ことが、結果的に一番の雑草対策になるというのが12年間の実感です。ただしこれは毎年継続する労力があってこその話で、正直サボった年は普通に雑草だらけになりました。

12年間で買った道具と費用の全記録

ここまで散々「大変だった」と書いてきましたが、実際にいくらかかったのかを包み隠さず公開します。高価な道具を揃えたわけではなく、必要になるたびに少しずつ買い足してきた結果がこちらです。

道具・資材購入時期概算費用
手動バリカン式芝刈り入居直後約3,000円
マキタ 電動芝刈り機2年目約18,000円
スパイク式エアレーションサンダル7年目約2,500円
手押し式エアレーター9年目約6,000円
MCPP液剤(除草剤・年1〜2本)5年目〜継続年間約2,000円
芝生用肥料(年2〜3回)3年目〜継続年間約3,000円
目土・目砂(数年おき)不定期1回約2,500円
芝刈り機の刃・バッテリー交換8年目・11年目合計約9,000円
12年間の総額目安約8万円前後

意外にも「大きな一発の出費」はなく、毎年数千円ずつの積み重ねでした。ただし、これに自分の労働時間を時給換算すると、金額以上のコストを払ってきたのは間違いありません。

外構DIYの歴史:業者頼みと自分たちでやった部分

芝生以外の外構については、思い切って業者に頼んだ部分と、自分たちでコツコツ手を加えた部分に分かれます。

ウッドデッキの塗装やフェンスの補修は、材料を買ってきて休日に自分たちで行いました。数年おきに色褪せてくるたびにDIYで塗り直すことで、業者に頼むより費用を大きく抑えられています。一方で、給排水に関わる部分やブロック塀のような構造にかかわる工事は、素人判断で手を出さず業者に依頼しました。安全性に関わる部分まで無理にDIYしようとしなかったのは、12年経った今でも正解だったと思っています。

DIYしてよかったこと:ウッドデッキ塗装、簡単な花壇の資材入れ替え、芝刈り・エアレーションなどの日常メンテナンス。
業者に頼んで正解だったこと:ブロック塀の補修、給水設備まわり、大規模な外構の作り直し。

12年目の結論:後悔はあるが撤去はしない

結論から言うと、我が家は今も天然芝を撤去していません。以前の記事で「もう一度選ぶなら人工芝かタイルデッキにする」と書きましたが、それでも実際に12年間付き合ってみると、季節ごとに緑が濃くなっていく様子には愛着があります。手間はかかるが、手をかけた分だけ応えてくれる庭だというのが、正直な今の気持ちです。

これから庭を作る方には、「本当に毎週手をかけられるか」を今一度自分に問いかけてから決めることをお勧めします。手を抜けば即座に結果に出る。これが天然芝という選択の一番のリアルです。芝刈り機は30坪台の庭であれば電動で十分で、我が家はマキタの家庭用モデルを2年目から使い続けています。エアレーションもスパイクサンダルや手押し式のエアレーターがあれば自分で十分対応でき、除草剤は年1〜2回のMCPP液剤にエアレーション・肥料を組み合わせるのが結局は一番効果的でした。ここまで紹介した道具・資材の購入費用だけで見ると12年間で8万円前後ですが、芝刈りやエアレーションにかけた自分たちの作業時間は含んでいません。時給換算すれば相応のコストがかかっていることは間違いなく、その労力込みで検討することをお勧めします。