Excel VBAで動的配列を完全マスター!ReDimとPreserveの使い方・注意点を徹底解説【初心者向け】

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「Excel VBAで配列を使いたいけど、データ量が変わるときはどうすればいいの?」

そんな疑問を解決するのが、動的配列です!この記事では、動的配列を使う際の基本ルールから、ReDimステートメントを活用したサイズ変更の方法、エラーを防ぐコツまでを初心者向けに丁寧に解説します。これを読めば、動的配列を使った効率的なデータ処理ができるようになりますよ!

1. 動的配列とは?

動的配列とは、プログラム実行中にサイズを変更できる配列のことです。固定サイズの配列と異なり、データ量が変化する状況に柔軟に対応できます。


2. 動的配列の宣言方法

動的配列を宣言するには、以下のように配列のサイズを指定せずに宣言します。

サイズを指定する場合は、ReDimステートメントを使用します。


3. ReDimステートメントで配列サイズを変更

基本の使い方

配列のサイズを設定するには、次のコードを使用します。

これにより、myArrayは5つの要素を持つ配列に変わります。

サイズを再設定する

配列のサイズを再設定する場合も、ReDimを使います。

ただし、この操作では元の配列データが失われる点に注意が必要です。


4. データを保持するには「Preserve」を使用

データを保持しながらサイズを変更するには、Preserveキーワードを使います。

Preserveを使う際の注意点:

  • 配列の最後の次元のみサイズ変更が可能です。

例: 2次元配列の場合


5. 実用例

データを動的に追加

次のコードは、ユーザー入力に応じて配列を動的に拡張する例です。

条件に応じた配列のフィルタリング

動的配列を使って条件を満たすデータだけを保存する方法です。


6. 動的配列を使う際の注意点

  • 初期化の忘れ: 配列をReDimで初期化しないとエラーになります。
  • 範囲外エラー: サイズを変更後、適切に範囲チェックを行う必要があります。
  • 不要な配列の削除: メモリを節約するために、不要になった配列を解放することを忘れないでください。

まとめ

動的配列を使えば、Excel VBAで効率的かつ柔軟なプログラムを作成できます。ReDimやPreserveをマスターすることで、可変データにも対応可能です。初心者の方も、まずは基本の使い方から実践してみましょう!

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