我が家は2013年に契約し、上棟を経て2014年に引き渡しとなりました。この記事では、上棟式の様子と、引き渡し前の施主検査(内覧会)で実際に見つかった傷や施工ミス、そしてそれらが引き渡しまでにどう解消されたか、さらに引き渡し後の保証をどう活用してきたかを、当時の記録と12年経った今の記憶を突き合わせながらまとめます。
上棟式の様子
ツーバイフォー・プレミアムモノコック構法の三井ホームでは、木造軸組と違い上棟の工程が短期間でまとまって進みます。基礎工事のあと、パネルが次々と組み上げられ、数日で建物の骨格が姿を現したのを覚えています。上棟式は簡易的な形で執り行い、現場監督や大工さんへのご祝儀・差し入れを用意しました。当日は足場が組まれ、青空の下で作業が進む様子を見上げながら、「本当に家が建つんだ」という実感が湧いたのが印象的でした。
現場には施工用の釘やビス、木材の端材などの資材がきちんと整理されて置かれており、職人さんたちの作業のしやすさへの配慮を感じました。当時はこうした細部まで気にする余裕はありませんでしたが、後から写真を見返すと、資材管理がしっかりしている現場は仕上がりも安定している、という印象を持っています。
施主検査(内覧会)とは
引き渡し前には「施主検査」と呼ばれる内覧会があり、施主自身が完成した建物を隅々までチェックする機会が設けられます。三井ホームでは営業担当・現場監督立ち会いのもと、部屋ごとに床・壁・建具・設備を確認していく形式でした。指摘した箇所には養生テープにマジックで印をつけ、リストにまとめてもらう流れです。半日仕事になるとは聞いていましたが、実際にやってみると想像以上に細かい部分まで目が行くもので、こういう機会がなければ気づかなかった傷も多かったと思います。
現場入口には「土足厳禁」のサインが掲示されており、完成間近の内装を汚さないための配慮が徹底されていました。施主検査の当日もスリッパに履き替えて室内に入るルールで、新築特有の緊張感と清潔感があったのを覚えています。
実際に見つかった不具合一覧
我が家の施主検査で指摘した内容は、幸い構造や性能に関わるような重大なものはなく、仕上げ段階の細かな傷や調整不足が中心でした。以下は当時のチェックリストをもとに振り返った一覧です。
| 指摘箇所 | 内容 | 対応・結果 |
|---|---|---|
| クロスの継ぎ目 | リビング天井の一部で継ぎ目が目立つ | 引き渡し前に貼り直し、無償対応 |
| 建具の建付け | 寝室のドアが閉まりにくく擦れる音がした | 蝶番調整で解消 |
| 外壁の小傷 | SBフィニッシュ表面に施工中とみられる細かな擦り傷 | 目視確認のうえタッチアップ補修 |
| 床のきしみ | 2階廊下の一部で歩行時に軽い音 | 引き渡し後の初回点検で再調整、以後解消 |
| コンセントプレートの傾き | 洗面所のプレートがわずかに水平でない | その場でプレート交換対応 |
| 窓サッシの隙間 | キッチン窓の気密パッキンに軽微な浮き | パッキン交換、気密性に問題なしと確認 |
いずれも指摘した項目は引き渡し日までに、もしくは引き渡し後の初回定期点検までに解消されました。特にクロスの継ぎ目や外壁の小傷は「言われなければ見過ごしていたかもしれない」レベルのものでしたが、施主検査という仕組みがあることで安心して引き渡しを迎えられたと感じています。
内覧会で見つけた傷、正直こんなに細かく見るとは思わなかった。天井のクロスの継ぎ目とか、普通に暮らしてたら絶対気づかなかったと思う。でも指摘したらちゃんと直しに来てくれて、対応の速さには好感が持てた。 当時の記録メモより(現在は非公開)
引き渡し後の保証活用
三井ホームでは引き渡し後も定期点検の仕組みがあり、構造躯体や防水に関する長期保証に加えて、初期の細かな不具合についても点検のタイミングで相談できました。我が家では前述の床のきしみのほか、1年目の点検で建具の微調整を追加でお願いした程度で、大きなクレームに発展するような不具合はありませんでした。12年経った今振り返ると、引き渡し前検査でしっかり指摘し、記録を残しておいたことが、その後の点検対応をスムーズにする土台になったと感じています。
- 上棟はパネル工法のため短期間で骨格が完成、上棟式は簡易的に実施
- 施主検査では部屋ごとに床・壁・建具・設備を細かくチェック
- 見つかった不具合は仕上げ段階の軽微なもの(クロス・建付け・外壁小傷など)が中心
- 指摘箇所は引き渡し前または初回点検までに解消
- 引き渡し後の定期点検が、初期不具合のフォローに役立った